カンボジア経済

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バケン浄水場の起工式

2021年02月05日 | 経済
 2月1日、プノンペンに上水を供給するバケン浄水場の起工式が開催されました。式典には、フン・セン首相、チャン・プラシッド工業科学技術革新大臣他多数が参加しました。
 バケン浄水場は、第1期は19万5000立方メートル/日の処理能力で2023年第1四半期の完成を目指すとしています。更に第2期は、同じく19万5000立方メートル/日の処理能力で2024年第1四半期の完成を見込んでいます。総工費は2億1000万ドル(約218億円)の予定です。更に、大口径水道管100キロメートル、小口径水道管1000キロメートルの敷設も計画しています。こちらの総工費は1億7000万(約177億円)ドルの予定です。フランス開発庁(AFD)からの1億8500万ドルの借款、欧州投資銀行(EIB)からの1億ドルの融資、EUから1500万ドルの贈与、プノンペン上水道公社(PPWSA)の自己資金8000万ドルの合計3億8000万ドルを利用します。設計と建設はフランス企業ビンチ・コンストラクション・グランズ・プロジェクツ(VGGP)が受注しています。
 プノンペン上水道公社(PPWSA)の既存施設の現在の処理能力は、プンプレック浄水場(15万立方メートル/日)、チュロイチョンワ浄水場(13万立方メートル/日)、チャムカーモン浄水場(5万2000立方メートル/日)、ニロート浄水場(26万立方メートル/日)で、合計59万2000立方メートルです。プノンペンの人口増加と不動産開発の急速な進展で、既に上水需給がひっ迫しており、バケン浄水場の早期の完成が期待されます。
(写真は、完成予想図。プノンペン上水道公社のサイトより)

プノンペン上水道公社の発表(英文です)
https://ppwsa.com.kh/en/index.php?page=newsdetail&id=306


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