カンボジア経済

カンボジアの経済について、お堅い数字の話から、グルメ情報といったやわらかい話まで、ビジネス関係の方にお役に立つブログです

AMRO カンボジアとの年次協議結果を発表 高成長が続くと予測

2017年12月18日 | 経済
 12月11日、ASEAN+3マクロ経済調査事務局(ASEAN+3 Macroeconomic Research Office:AMRO)は、6月21日~28日にカンボジアで実施したサーベイランスの結果を発表しました。AMROは、この地域の経済・金融の監視・分析を行うとともに、ASEAN10か国と日本、中国、韓国による外貨融通の取り決め「チェンマイ・イニシアティブ(CMIM)」の実施を支援するために設立された国際機関です。
 GDP成長率については、2017年6.9%、2018年6.8%と引き続き高成長が続くと予測しました。縫製品輸出の伸び率は鈍化するものの、建設業の好調、農業の回復、観光の好調が続くと見ています。物価上昇率については、2017年3.3%、2018年3.5%と安定的と予測しています。対外収支については、経常収支の赤字(対GDP比)は、2015年の9.4%から2016年には8.9%に縮小し、2017年も改善傾向が続くと予測しています。貿易赤字が縮小する中、海外直接投資は金融を中心に好調であり、総合収支の黒字と外貨準備の増大が続くと見ています。金融セクターについては、懸念されていた貸付の急増が、2015年の37.3%増から2016年には13.3%増に落ち着いたこともあり、概ね健全であるとしています。
 リスクとしては、賃金上昇やドル高に伴う輸出競争力の減退、不動産市場の供給過剰等を挙げています。
 中期的課題としては、ロジスティクスの改善・電力料金の引下げ等による競争力の強化、金融セクターについては健全性維持のための規制拡充、対外ショックに備えるための十分な外貨準備の維持等を提言しています。
 AMROとCMIMは、アジア通貨危機の際の国際通貨基金(IMF)の対応が失敗続きであったために、日本が主導して設立したアジア版IMFです。2016年の設立協定発効以降、活動を本格化しており、アジアの視点に立った経済分析・監視を実施していくことが期待されます。
(写真は、フンセンロードから見たプノンペン摩天楼)

AMROの新聞発表(英文です)
http://www.amro-asia.org/cambodia-structural-reforms-and-rebalancing-fiscal-expenditure-critical-to-sustain-strong-growth/


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ベラヴォーチェ合唱団のクリスマスコンサート2017

2017年12月17日 | 生活環境
 プノンペン在住の方々の国際合唱団であるベラヴォーチェ(Bella Voce Choir)による毎年恒例のクリスマスコンサートが、12月10日、プノンペン・インターコンチネンタルホテルで開催されました。今年も700人以上が集まる盛況ぶりでした。コンサートとは言っても、かしこまった感じはなく、内輪の家族的な雰囲気もあって、楽しめました。スタンディング・オベージョンも起きたりして、大いに盛り上がりました。
 ベラヴォーチェは、既に17年の歴史を持つ、様々な国の方々の集まりで、日本人の方も数名参加されています。残念ですが、この会を率いてこられた陣内様がカンボジアを離れるということで、今回が最後のコンサートとなるそうです。陣内様が歌われた「You raise me up」は本当に素晴らしく、涙を流して聞き入る方もいらっしゃいました。
 大変楽しいひと時を過ごさせていただきました。カンボジアも、音楽等の芸術イベントも厚みを増しており、今後の高まりが期待されます。


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日本人会忘年会2017

2017年12月16日 | 生活環境
 12月9日にプノンペン・ヒマワリホテルでカンボジア日本人会の大忘年会が開催されました。150名ほどの会員が参加し、お子さんの参加も多くてほのぼのとした会でした。今年も「食べて、飲んで、笑って」というテーマの通りの楽しいイベントでした。
 女性会員の皆さんの素晴らしいコーラスや子供たちの新体操等がありました。また、プレゼントを持ったサンタクロースもお子さんたちの人気を集めていました。今年の目玉は、何と言っても、堀之内大使のギター独演で、「明日があるさ」を熱唱され、会場は大いに盛り上がりました。この他、ラッキードロー等もあって、楽しい時間を過ごせました。
 幹事の皆様、ご苦労様でした。また、来年もぜひ参加したいものです。

カンボジア日本人会
http://www.jacam.cc/

堀之内大使のギター独演。本当に盛り上がりました。



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世界銀行報告書 東アジアの奇跡 21世紀に向けて

2017年12月15日 | 経済
 12月4日、世界銀行は、報告書「軌道に乗る:21世紀の東アジアの奇跡」を発表しました。「東アジアの奇跡」とは、1993年に世界銀行が発表した「東アジアの奇跡-経済成長と政府の役割(EAST ASIA MIRACLE: Economic Growth and Public Policy)」で取り上げられた、日本とアジアNIEs4か国の高度成長と発展を指しています(余談ですが、小職もこの報告書の和訳に携わりました)。
 今回の報告書では、東アジア・大洋州の主要国を、先進的繁栄国(マレーシア、タイ)、貧困脱出・繁栄途上国(中国、モンゴル、ベトナム)、極貧脱出国(カンボジア、インドネシア、フィリピン)、進展遅延国(ラオス、パプアニューギニア)の4つに分類して分析し、政策提言を行っています。
 まず、包摂的な経済成長に向けて、これまで機能した「資本と成長」モデルから脱却する必要があると指摘しました。新たな政策として、職業・サービスへのアクセス格差を解消する経済階層間の上方移動の促進、社会的扶助システム強化を含む社会保障の充実、累進課税を含む所得平準化制度の強化等を挙げています。
 カンボジアを含む極貧脱出国については、極貧層の減少には成功したものの、未だに中間層の厚みが薄いため、極貧を脱出した貧困層の底上げに注力すべきとしています。特に社会保障の強化を提言しています。

世界銀行の新聞発表(英文です)
http://www.worldbank.org/en/news/press-release/2017/12/04/new-policy-approach-needed-for-east-asia-and-pacific-to-achieve-inclusive-growth-world-bank


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2本目の光海底ケーブルが接続

2017年12月14日 | 経済
 11月30日、カンボジアにとって2本目の光海底ケーブルのAAE-1(Asia-Africa-Europe 1)への接続が完了し、シェムリアップで完成式典が開催されました。この海底ケーブルは、中国系のCambodia Fiber Optic Cable Network (CFOCN)が、敷設と運営についての期間25年のコンセッション契約に調印し、シアヌークビルに中継所を建設、そこからAAE-1光海底ケーブル網に接続するための光海底ケーブルを建設していました。設計容量は40 テラビット/秒(Tb/s)で、総工費は6970万ドル(約78億円)と見込まれています。なお、今後、1億500万ドルを追加投資する計画です。
 本年1月には、カンボジアにとって初の光海底ケーブルである、カンボジアとアジア・アメリカ・ゲートウェイ(AAG)を接続する光海底ケーブルも完成しています。この事業は、3か国の通信事業者(カンボジア:EZECOM、タイ:シンフォニー・コミュニケーション、マレーシア:テレコム・マレーシア)が共同で3か国を結ぶ光海底ケーブルを敷設し、マレーシアで、光海底ケーブルの国際的幹線の一つであるアジア・アメリカ・ゲートウェイに接続するというものです。
 これらの新たな光海底ケーブルの接続により、カンボジアの通信・インターネット環境向上と料金低下に効果があるものと期待されます。

AAE-1のサイト
http://www.aaeone.com/


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米国 カンボジアに制裁 ビザ発給制限

2017年12月13日 | 経済
 12月6日、米国の国務省は、カンボジアのフン・セン政権が野党や批判的なメディアを弾圧し、民主化を損ねているとして、弾圧に関与した政権関係者らへのビザ(査証)発給を制限すると発表しました。米国務省は声明で、身柄拘束された最大野党「カンボジア救国党」のケム・ソカ党首の解放や、市民団体やメディアによる抗議活動を認めるよう要求しました。改善が見られなければ追加の対抗措置を取る可能性にも言及しています。
 カンボジア政府は、この措置に反発していますが、今のところ対抗措置は打ち出していません。フン・セン政権は、カンボジア救国党解党の理由として、救国党が米国と共謀して国家転覆を企てたと主張しています。このため、やり玉に挙げられた米国は激しく反発し、まずはビザ発給制限という制裁を打ち出したものと見られます。また、今後、EUもカンボジアへの援助制限等の制裁措置を取る可能性が出てきています。
 米国、EUは、カンボジアにとって重要な輸出先であり、輸出に響くような制裁措置が発動された場合、カンボジア経済にも相当の影響を与えることが懸念されます。米国・EUへの輸出に頼っている縫製業界では、カンボジア縫製製造経協会(GMAC)や労働組合が、縫製品の発注を減らさないでほしいという嘆願書を既に発出しています。
 来年7月の選挙に向けて、米国・EU諸国が更に強硬な制裁措置を打ち出してくる可能性は必ずしも否定できず、その動きを注視していく必要があるものと見られます。

米国国務省の新聞発表(英文です)
https://www.state.gov/r/pa/prs/ps/2017/12/276288.htm


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ポイペトのテクノパーク 正式開所式典開催

2017年12月12日 | 経済
 12月8日、豊田通商は、テクノパークポイペト(Techno Park Poi Pet Pvt. Co. Ltd.)の正式開所式典を開催したと発表しました。このテクノパークは、カンボジアとタイの国境近くのポイペトにあるSANCO経済特区内にあり、レンタル工場を提供しています。2016年9月に営業開始以降、計5社が進出し、各社の操業開始の目途が立ったことを踏まえ行われた開所式には、カンボジアのソクチェンダ・ソピア大臣(カンボジア開発評議会事務局長)、堀之内秀久日本大使他、政府関係者、地元高校生などが参加しました。
 ポイペトは、メコン地域を横断する南部経済回廊上で、タイ国境近くに位置し、バンコク中心部から約230km/約4時間で到着するため、「タイプラスワン」の生産拠点としても注目されている地域です。カンボジアはタイと比べて賃金が3分の一ほどと安いため、タイに進出している企業のうち、労働集約型の製造業が移転して来ることが期待されています。テクノパークでは、現在の第1工場がほぼ一杯になってきたことから、来年にも同規模の第2工場の建設を行いたいとしています。
 また、通常のテクノパーク事業の共用サービスとは別に、人材派遣(非熟練労働者に製造業従事者としての基礎教育を実施し、進出企業へ派遣)、通関業務、受託加工(工程の一部、労働集約型工程作業などを代行)等のサービスを提供していることも長所として挙げています。
 豊田通商では、「進出企業がモノづくりに専念できる環境整備を通じて、企業の海外進出時における初期投資および海外進出リスクの軽減をすることで、進出企業のコスト削減に貢献します。」としています。

ブログ「カンボジア経済」2016年11月18日「南部経済回廊 北部サブ回廊を走破 その5」
http://blog.goo.ne.jp/economistphnompenh/e/240e8cc76cb8ef7924b127483be38db6


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メルマガ「週刊カンボジア経済ニュース」今週号は本日発行です

2017年12月11日 | 一般
 ブログ「カンボジア経済」は、毎日更新して、カンボジア経済情報をデイリーにお伝えしています。これらの情報をまとめて週刊でメルマガ「週刊カンボジア経済ニュース」を発行しています。毎週月曜日に発行しています。「無料」です。
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 メールマガジン「週刊カンボジア経済ニュース」
http://archive.mag2.com/0001154670/index.html


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ENJJオールジャパンのための協議会2017

2017年12月11日 | 経済
 カンボジアでは、日本大使館(Embassy of Japan)、NGO、JICA、カンボジア日本人商工会(JBAC)が集まって、オールジャパンでの協力を行っていくための協議会があります。4者の頭文字をとって、ENJJと呼ばれています。
 12月4日に、日本大使館で、2017年度全体会議が行われました。会場には100名以上が集まりました。今回は「スポーツ・フォー・トゥモローだよ、全員集合 ~東京2020、SEA Games2023に向けて」をテーマとして様々な発表がありました。堀之内秀久日本大使も参加されました。
 まず、マラソンのオリンピックメダリストである有森裕子氏(NGO ハート・オブ・ゴールド代表理事)より「共に育つ、スポーツを通じた開発」と題する基調講演が行われました。「スポーツという手段の素晴らしさ」や「スポーツを通じて人々が変わる実感」等についての講演で、大変感動的でした。
 次に、在カンボジア日本大使館の鈴木宏典参事官より「スポーツ・フォー・トゥモローとは」、 JICAカンボジア事務所の菅野祐一所長より「JICAのスポーツに関する取り組み」について概要説明がありました。また、カンボジアの各スポーツ連盟や協会に関係する日本人の紹介として、カンボジアサッカー連盟:JICAシニアボランティア唐木田徹氏、カンボジアカヌー連盟:JICAシニアボランティア土谷龍一氏、カンボジア合気道協会:JICAシニアボランティア有田一比呂氏、カンボジアソフトテニス連盟:荻原雅斗氏、カンボジア水泳連盟:JICA青年海外協力隊生山咲氏、カンボジア空手道連盟:武藤静城氏、カンボジアクライミング連盟:伊藤明子氏からそれぞれ説明がありました。
 更に、スポーツに関連した同好会やスポーツビジネスの紹介として、プノンペン走友会:菊池潤一氏、タッチラグビー同好会:井手靖氏、ソフトボール・野球:Phnom Penh Golden Bats:石川正仁氏、Global Football Soriya Co.,Ltd: 斉藤泰一郎氏、CAMBODIAN TIGER FC:篠田悠輔氏、SOLTILO-FAMILIA FOOTBALL SCHOOL CAMBODIA:海野貴裕氏から説明がなされました。次に、「体育科教育支援を通じたカンボジアの体育・スポーツ」について、NGOハート・オブゴールド東南アジ事務所長西山直樹氏から説明がありました。最後に、日本人商工会のスポーツ関連企業としてGUNZE SPORTS (CAMBODIA) CO., LTD 社長佐藤秀夫氏、TOYOTA (CAMBODIA) CO., LTD. 平松昌優氏から活動の状況が報告されました。
 カンボジアで活躍されている各方面の方々の生の声が聞ける貴重な会議であり、今後も引き続き活発な活動が期待されます。


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今年も手長エビの季節 タケオで特大エビ

2017年12月10日 | 生活環境
 今年も手長エビの美味しい季節になりましたので、タケオで手長エビを堪能してきました。11月~12月が一番のシーズンで、この季節は特大サイズが楽しめます。タケオ市街の東側の通称「エビ通り」にあるストゥンタケオレストランは、ニョニュムでも紹介されていたお店で、水辺に突き出した造りとなっていて、のんびりと湖を眺めながら食事を楽しめます。お目当ての手長エビは、1キロ(特大サイズだと4匹くらい、小型だと10匹ほど)で45ドルと、プノンペンよりは相当に安い値段で楽しめました。本当にプリプリで、食べ応えのあるエビをお腹いっぱい食べられて最高に幸せでした。この他、お勧めのエビ入りトムヤムスープ(15ドル)等も堪能しました。ぜひお試しください。お勧めです。

Stung Takeo Restaurant
Lake side, Doun Kaev town, Takeo
016 404 929

手長エビ入りのトムヤムスープ。本当に美味しいです。



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ちょっといい感じ 人工芝カフェ

2017年12月09日 | 生活環境
 最近、街で「人工芝カフェ」を見かけます。我が家の近くにも2軒あります。屋台カフェを一工夫したもので、店先に2畳くらいの人工芝を敷き、パラソルとテーブルを配したものです。これだけの工夫なのですが、センスの良さを感じてしまいます。メニューはごく普通で、アイスコーヒーが5000リエル(1.25ドル:約140円)程度で、街中のカフェよりはちょっと安いといった価格設定です。屋台カフェは、スターバックスやアマゾンの進出で楽ではないということですが、こうしたちょっとした差別化が大事ということなのだと思います。人工芝1枚で、カンボジアのカフェ文化とちょっとしたセンスの良さが感じられます。お試しください。

セントラルマーケット近くです。



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第12回日ASEAN情報通信大臣会合 カンボジアで開催

2017年12月08日 | 経済
 12月4日、日本とASEAN加盟10か国による第12回日ASEAN情報通信大臣会合がカンボジア・シェムリアップで開催されました。日本からは富永総務審議官、アセアン側からは、カンボジアのトラム・イムテック郵便・電気通信大臣他、各国の情報通信担当大臣他が参加しました。
 会合では、富永総務審議官及びカンボジア(主催国)のトラム・イムテック郵便・電気通信大臣が共同議長を務め、この1年の日ASEAN双方のICT分野の協力施策を評価しました。更に、今後1年間の日ASEAN間の協力や連携施策についてとりまとめました。また、現在、第1段階を実施中のASEANとのサイバーセキュリティ分野での人材育成協力の強化を目指すプロジェクトについて、その第2段階の開始を日ASEAN間で大筋合意しました。
 カンボジアにとって、情報通信は、他国と競争可能な数少ない部門でもあり、日本との連携を通じて、基盤整備やITの活用等について継続的な努力が期待されます。

総務省の新聞発表
http://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01tsushin09_02000063.html


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第4回カンボジア国立銀行マクロ経済年次会議

2017年12月07日 | 経済
 12月5日、プノンペンのソフィテルホテルで、カンボジアの中央銀行であるカンボジア国立銀行(NBC)主催の第4回カンボジア国立銀行マクロ経済年次会議が「金融包摂の促進と負担可能なサービスに向けた技術の役割:カンボジアにおける実証研究」をテーマに開催されました。会場には、政府や金融業界等から関係者300名以上が参加しました
 会議では、「携帯電話の使用と金融包摂」、「技術進歩とその金融アクセスへのインパクト」、金融包摂促進における技術の役割:インドの経験」等について報告がありました。最後に、関係者によるパネルディスカッションも行われました。
 実証研究によりますと、カンボジアでは、携帯電話の普及が、特に地方・農村部での金融アクセス改善に大きな役割を果たしているとしています。カンボジアでは、既に携帯電話を通じた送金システムが全土に普及しており、電子マネーも人気が出ています。今後は、モバイルバンキングにも期待が集まります。他方、地方部では、金融知識が必ずしも十分でないため、携帯電話を通じた金融知識の普及の取組や多重債務を避けるための取組が必要との提言もなされました。
 カンボジアのような後発国では、最新の技術を取り込むことによって、一気に先進国に追いつき、追い抜く「技術ジャンプ」がみられることがあります。カンボジアにおける携帯電話やインターネットを活用した金融システムは、この「技術ジャンプ」の好例になるものと期待されます。

カンボジア国立銀行のサイト(プレゼン資料をダウンロード可能です。英文です)
https://www.nbc.org.kh/english/news_and_events/news_info.php?id=338


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プノンペンで国際建設リーガルセミナー開催

2017年12月06日 | 経済
 11月29日、プノンペンのJICA事務所にて、一般社団法人海外建設協会主催の国際建設リーガルセミナーが開催されました。セミナーでは、西村あさひ法律事務所シンガポール事務所の宇野伸太郎弁護士と桜田雄紀弁護士から、国際コンサルティング・エンジニア連盟(FIDIC)の標準契約約款のうち建設工事等に使用される通称レッド・ブックについて解説されました。セミナーには、カンボジア政府関係者、日系企業、日本政府関係者等が多数参加しました。
 セミナーでは、FIDICの各契約の基本形であるFIDIC Red Book 1999年版のすべての条文について、その意味や趣旨が説明されました。更に、その条文に関連する判例や背景についても解説されました。また、2017年12月公表予定のFIDIC契約約款改訂版の主要な変更についても説明がありました。
 国際建設・インフラプロジェクトの主要約款であるFIDIC契約約款は、ODAプロジェクトでも広範囲に使用されています。この種のセミナーにより、国際契約の基本について、発注者側のカンボジア政府関係者と、受注側の日系企業関係者が共通認識を持つことは大変重要なことと見られます。

海外建設協会のサイト
https://www.ocaji.or.jp/seminar/seminar.php?id=261


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2017年10月の物価上昇率

2017年12月05日 | 経済
 国家統計庁から発表された2017年10月の物価上昇率(対前年同月比)は、2.1%の上昇となりました。物価上昇率は、2012年以降、安定的に推移しています。細かくみると、2013年後半から若干の上昇が続いた後、2014年後半から下降し、2015年終盤から若干の上昇に転じています(2011年9月6.7%、10月5.2%、11月5.7%、12月4.9%、2012年1月5.8%、2月5.4%、3月5.4%、4月4.8%、5月2.2%、6月1.8%、7月1.3%、8月2.2%、9月1.4%、10月1.2%、11月1.4%、12月2.5%、2013年1月1.8%、2月1.7%、3月1.0%、4月1.0%、5月2.8%、6月2.9%、7月4.1%、8月3.4%、9月3.9%、10月4.2%、11月4.1%、12月4.7%、2014年1月4.5%、2月4.3%、3月5.0%、4月4.9%、5月4.6%、6月4.9%、7月4.3%、8月4.1%、9月3.6%、10月2.9%、11月2.4%、12月1.1%、2015年1月0.4%、2月1.6%、3月1.1%、4月1.2%、5月1.0%、6月0.7%、7月0.8%、8月1.0%、9月0.9%、10月1.3%、11月1.9%、12月2.8%、2016年1月3.1%、2月2.3%、3月2.0%、4月2.8%、5月3.2%、6月3.3%、7月3.0%、8月3.0%、9月2.9%、10月3.4%、11月3.6%、12月3.9%、2017年1月4.4%、2月4.0%、3月4.2%、4月3.2%、5月2.5%、6月2.3%、7月2.3%、8月2.6%、9月2.7%)。なお、9月と比べると10月は0.2%の下落でした。
 ガソリン価格は、政府による価格メカニズム導入の効果もあって細かく動いており、9月の3726リエル/リットルから、10月は3729リエル/リットルと微増でした。ディーゼルも、9月の3497リエル/リットから、10月は3508リエル/リットルに上昇しました。国際石油価格(ニューヨーク市場のWTI)は、11月には50ドル台後半まで上昇してきており、カンボジアのガソリン価格も、この国際価格の動きを受けて、若干上昇してくるものと見られます。
 国際機関は、カンボジアの物価上昇率を引き続き安定的と見ています。2017年の物価上昇率について、アジア開発銀行は3.0%、世界銀行は2.9%、国際通貨基金(IMF)は3.7%と予測しています。
(写真は、プノンペン市内のガソリンスタンド。10月30日撮影)

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