幸せに生きる(笑顔のレシピ) & ロゴセラピー 

幸せに生きるには幸せな考え方をすること 笑顔のレシピは自分が創ることだと思います。笑顔が周りを幸せにし自分も幸せに!

《田中角栄没後30年》前例至上主義の官僚を使いこなした最強の“聞く力” 元秘書が語る「聞かぬは一生の恥」の言葉 ”会食をお酒を飲まず21時に切り上げ、勉強していた”

2023-12-15 08:50:50 | 社会

 没後30年となった今太閣・田中角栄。毀誉褒貶はあれど、その決断力・実行力は今も多くの人の心に残っている。もしこの時代に「角さん」がいれば、現代の苦境をどう乗り越えただろうか。田中の元秘書で、23年にわたり支え続けた朝賀昭氏が当時について語った。 
 * * *  よく言われる「脱官僚」、「政治主導」ですが、実は簡単にはいきません。前例や既得権を崩すには、相当なエネルギーが必要ですが、オヤジ(田中角栄)は労を厭わなかった。  官僚は基本的に賢く、相当な勉強もしています。当然、オヤジの範疇外の議論もある。ただ、オヤジは重要な政策立案では、まず自分の考え、イメージを披露し、官僚の意見を拾う、そこからディスカッションするスタイルでした。そうした話し合いの繰り返しで、政策を詰めていった。 

〈角栄は総理を目前にした通産大臣時代も、官僚と議論を戦わせるために、朝2時に起きて資料を読み込み、秘書官が私邸に迎えに行く頃には新聞全紙を読み終えて陳情をこなしていたという〉  
 オヤジの「聞く力」は最強でしたね。
 的外れな質問をしても叱られることはなく、「聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥だ」と言って下さった。だから官僚たちも自分の意見をはっきり進言できる。専門分野の知識は当然、官僚のほうが上でしょうが、官僚が口憚って言えない知識をどんどん引き出している感じでした。  官僚だけでなく、実務を担当する役人への気遣いもありました。役所の次官、課長同席で話を詰める場合、基本的には序列順に話を聞きますが、オヤジは「現場を知る課長のほうが話が早い」と課長を優先することもあった。従来の慣習より合理的な実務をする政治家でしたね。 

〈政治家は、官僚をどう使いこなすかで政策実行能力が決まる。角栄は各省の官僚の顔と名前、入省年次、家族構成まで暗唱できた〉

 できないならオレがやる

 官僚は前例主義にこだわり、オヤジが政策を提案しても、前例や法令をタテに反論することが多々あった。だが、オヤジはそれを許さなかった。 「前例でできないのなら新しい法をつくれ」「立ちはだかる法令があるなら改正したほうが国民のためだ!」と命じるわけです。33本の議員立法に携わり、法律づくりに精通していたオヤジにそう言われたら、官僚は動かざるを得ない。  そうして大蔵省(現・財務省)の既得権を打ち破ったのが道路特定財源でした。それまで大蔵省が一手に集め、使途を決めていた税の使い途を独占されないよう「ガソリン税」という大蔵省所管外の財源をつくり、使い途を独占されない方法を編み出したのです。 

〈朝賀氏は「岸田政権は政策以前に、“何をしたいか”が国民に伝わっていない」と苦言を呈す〉  
 オヤジは官僚を使いこなした。
 そして国民には「できないことはある。だが、できることはやる!」と訴えかけました。  自分の思いを率直に投げた。だからこそ、国民も官僚も納得したのでしょう。 
【プロフィール】 朝賀昭(あさか・あきら)/1943年東京都生まれ。元秘書。中央大学法学部卒業後、田中角栄の秘書に。「田中軍団」秘書会を統括し、23年にわたり角栄を支えた。 ※週刊ポスト2023年12月22日号

感想

 田中角栄さんは問題もありましたが、国民のことを考えている政治家でした。
そして毎日勉強されていました。

 今の政治家にはないですね。
・裏金作り
・税金のキックバック(大阪万博もその一つ)
・機密費の私物化
 まあ、そんな首相を出し続けている政党を国民が選んでいるのですから。

ここにも、田中角栄さんの言葉が紹介されています。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿