幸せに生きる(笑顔のレシピ) & ロゴセラピー 

幸せに生きるには幸せな考え方をすること 笑顔のレシピは自分が創ることだと思います。笑顔が周りを幸せにし自分も幸せに!

YouTubeで視聴できます; いのちの電話シンポジウム 「依存症といのち」 司会;米沢宏氏、講演;成瀬暢之氏、高知東生氏

2024-09-25 19:23:23 | 生き方 考え方 笑顔 ロゴセラピー

下記をクリックすると視聴できます。

YouTubeで視聴できることの案内は講演会当日もHPにもありませんでした。
HPを見たら見られるようになっていました。
税金を活用する意味でも、このように後日視聴できるのは良いことです。
できれば、事前にお知らせがあるとなおさら良かったです。
例えば、最初から、
・会場参加
・リモート参加
・後日視聴
で講演会に参加することが出来ます。
とあると良かったです。
目的は、多くの方に知っていただくことですから。
そしてそのためにはどうすれば良いかと考えるとやることはわかるのではないでしょうか。

とても考えさせられる内容でした。
先ずは高知東生さんの講演を、次に質疑応答、そして成瀬先生のお話を聞かれると良いかと思います。

『エレガントな毒の吐き方 脳科学と京都人に学ぶ「言いにくいことを賢く伝える」技術』中野信子著 ”関西(兵庫&大阪)出身でもわからない”

2024-09-25 03:10:08 | 本の紹介
・関係がそれほど深くない人から、無理な依頼をされて断りたい。そのように返す?
 ①「今、忙しいのでごめんなさい」
 ②「いえ、うれしいですけどちょっと。もっと合っている方を探しましょうか」
 ③「けったいな人やな」
京都式の回答例 ②
「いや、うれしおすけど、うちにはちょっと。もっと上手にしはる方、探しまひょか?」
「ちょっと考えさせてもろうと、かましまへんか。ちょうど今さっき、恩義のあるお人からお願い事をされてしもうてな。今、それで頭がいぱいで考えられへん。お時間いただっきたいんやわ。すんまへんなぁ」

・京都人の基本になっている、7つのコード
 ①「褒めている」ように見せかける
  「お嬢さん、ピアノが上手どすな」
   ⇒音がうるさい
 ②「(遠回しな)質問」で、相手自身に答えを出させる。
  「コロナ禍に京都に帰省していいか」という子どもからの問いに対する
  「東京大変らしけど、そっちマスクとティッシュ足りてる?」
   ⇒「感染者が多い東京からこっちに帰ってくるな」とクギを刺している。
 ③自分を下げる「枕詞」を入れて、断る
  何かのお誘いを受けたときなどに、「アホやから、分からへん」という言い方があります。端的に言えば「お断りします」ということなのですが、「アホ」という、どことなくユーモラスな言葉を使うことによって、否定や断りをマイルドにすることができる。
 ④オウム返しで質問を受け流す。
  「子どもいないの?」というややデリケートな質問には、一拍おいて「・・・『子どもいないの?』っておっしゃいました?」などと聞き返す。
 あたかも、尊敬するあなたがそんな質問してくるなんて! という体で、びっくしたようにオウム返ししていきましょう。
 「結婚しないの?」
 ⇒「結婚ですか? いいものなんですねえ?」
 ⑤証拠のない第三者を引っ張り出す
  「それはあかんて、みんな言うたはる」
  「やめといたほうがええて、みんな言うたはるえ」
  こんな風に京都人が「みんな」と言う場合、それは100%「私」と置き換えてよいのだそうです。
 ⑥知っておくと便利な4つのキラーフレーズ
  (1)「おもしろい」
「おもしろいこと言わはるわぁ」
  (2)「元気」
   「坊ちゃん、元気でよろしな」
  (3)「考えておきます。
   否定したり断ったりしたいときに、「いいえ」と言わずにNoを伝える方法として多用される表現です。
  (4)「しばらくお休みします」
   「やめたい」とは言わずに、そっとフェードアウトするための言葉です。
 ⑦褒められて居心地が悪いときは「受け入れて、流す」
  これは、「すてきね」と言われた、「すてきでしょう」とちょっとユーモラスに返して、周りの笑いを誘う、というやり方です。

・レッスン上級
 ①「笑い」に持ち込む
 ②「依存」「下心」「利用してくる人」を撃退するには
  「言いにくおしたら、私から奥さまに言うたげまひょか?」
  「ウチは頼られるほど、丈夫にできてまへんので、一緒にこけてしまいます!」
  「私は強い男さんが好きどすし、そんな言われたら嫌いになってしまいますえ」
  「そんな頼れる強いお方を一緒に探しましょか」
 ③相手のイケズを正しく読みとる
  にこやかに「いやぁ、うれしいわぁ」と言われているのに何かひっかかる。その違和感をうまくキャッチすることに尽きるそうです。
  (1)タイミングがおかしい
  (2)表情がおかしい
  (3)言い方がおかしい

・島田久仁彦さん(国際的に活躍されている交渉の専門家)
「交渉事というのは相手の言葉や言い回しをなるべく使う」「相手から聞かれるまで自分の意見を言わない」などの点に気をつけて、「できるだけ相手に負けたと思わせないようにする」、といったことが重要になるそうです。つまり、いきなり論破して相手を完膚なきまでたたきのめしてしまうのは最悪で、交渉は決裂し、その場の勢いにうっかり乗ってしまって言質を取られた揚げ句、あとでカウンターを食らってしまう禍根を残すことつながってしまいます。

・不安傾向の強い人のほうが、少なくともテストの成績では優秀だと評価されやすいという現象があるのです。不安傾向が強い人というのは、ネガティブ・フィードバックを自分自身に対してかけて、「ここがダメだ」といところを抽出し、自分でそれを補強するために学習することができるという能力を持った人でもあります。

・占い師の人の言葉
 日本では、将来どんな悪いことが起きますか、と頻繁にお客さんから聞かれるといいます。一方で欧米では、将来どんないいことが待っていますか、と聞かれるのだと。

・プロスペクト理論――勝ち組はより慎重に、負け組は一発逆転を狙う
 勝っている人は今持っている徳をできるだけ減らしたくないt考えて、より堅い選択肢を選ぼうと慎重になるといいます。
 反対に、負けている人は、今の損をできるだけ早く減らしたいと考えて一発逆転を狙う、というのがこのモデルの骨子です。

感想
 京都式がエレガントとは思いませんが、直接言うことを避けているのでしょう。
東京育ちの中野さんにとって、京都の返答はエレガントに思えるのでしょう。

 京都出身でフランスにしばらくいた人が、フランス人と京都人は似ているところがあると言われていました。
 それは「胸の内を相手に知られたくない」ということでした。
その背景として他から侵略者が来て、胸の内を出すと痛い目に遭った苦い体験があるからではないかと説明されていました。

 京都式を手法まで高めたのは、アサーションかもしれません。
アサーションの手法で、優しく、穏やかに、丁寧に言葉を選んで。
でもそれにちょっと”イケズ”を盛り込みながら。

『徒然草』に京の人と東(あずま)人との違いの個所があります。
東とは関東です。
今も変わらないのかもしれません。
堯蓮上人は、元は東国の荒くれた武者でした。人を斬らねばならない武士という稼業に、次第に嫌気が差して出家したのだと思われます。
あるとき、故郷の知り合いが都にやって来て、堯蓮上人を訪ねました。あれこれ語り合う中に、東国と都の人間性の違いについての話題がありました。

故郷の人が言います。俺たち東国の人間は信頼出来る。約束した事は必ず守るからだ。ところが都の人は、良いのは返事ばかりでマコトが無いと。
それに対して、上人が答えました。そうかもしれないが、都に長く住んでみると、都の人たちの心情が劣っているとは思いません。
一般に「心は穏やかで、人情があります」から、人から頼まれた事を、はっきり嫌だと断れないまま請け負ってしまうのです。嘘をつくつもりは無いのに、おしなべて都の人は貧乏なため、なかなか約束を果たせず、人を助ける事も出来ないまま「思い通りにならない事が多くなるのでしょう」と。
それと比べ、「東国の人は私の故郷の人たちですが、実際は心の優しさが無く、人情に薄く、もっぱら剛健であるから、はじめからダメと言って終わりとなります」。でも、東国は「繁栄して豊かであるから、人から頼まれること」が多くなり、それに応えているうちに信頼されることになるのだと理由を説明されました。
堯蓮上人は、言葉に東国なまりがあり、元は武者だから言葉遣いが荒々しいです。強(こわ)そうな雰囲気の人だから、「仏教の細やかな道理は、たいして分かっていないだろうと」兼好法師は思っていました。
ところが、この故郷の人との対話を知ってからは「奥ゆかしく思うようになり、僧の多い中で寺の住職にもなっていらっしゃるのは、このような和らいだところがあって、その人徳もあるのだろうと」いたく感心しました。堯蓮上人は、相手の心情を細やかに捉える優しさを持っていたのです。
東国の人は、信頼出来るが実は冷たい。都の人は、優しい分つい嘘をついてしまう。この分析は、なかなか興味深いと言えます。
信頼云々は別にして、こうした心情の違いは現在もあるようです。地方から京都に移り住んだ人たちは、まずその違いをわきまえませんと、不可解に思う場面に出くわして恥をかいてしまいます。(続く)


「言うたはる」が気になってgeminiに尋ねました。
言うてはると思っていたので。
京都弁では”は”をよく使うようです。
何々しはった。来はった。
特に女性の京都弁はとても優しい感じです。
気持ちが優しいかは個人差が大きいですが・・・。

gemini;
質問;京都弁だとどちらがより適切ですか? 言うてはる 言うたはる
回答案;京都弁では、「言うてはる」がより適切な表現です。

「言うてはる」 は、相手の話している様子を丁寧かつ柔らかく表現する際に使われる京都弁です。

  • 「てはる」 という部分が、相手の動作や状態を丁寧に表す助動詞の活用形であり、京都弁の特徴の一つです。
  • 相手の発言を尊重し、柔らかい印象を与えることができます。

一方、「言うたはる」 は、過去の話をする際に使われることが多く、現代の京都弁ではやや古い表現と感じる人もいるかもしれません。

まとめ

  • 現代の京都弁で、相手の話している様子を丁寧に表現する場合は、「言うてはる」がより適切です。
  • 「言うたはる」も間違いではありませんが、状況によっては少し硬い印象を与える可能性があります。

「生きづらくて死にそうだったからいろいろやってみました。」アルテイシア著 ”生きるためのツールが”

2024-09-24 01:42:00 | 本の紹介
・私には同い年の双子の弟がいる。母親似で美形の彼は若い頃モデルをしていたが、借金で首が回らなくなり、私が何度も尻拭いしてきた。なぜうちの男連中はやたら首が回らなくなるのか、『エクソシスト』のお嬢さんを見習ってほしい。

・父の死後、弟ともいろいろあって音信不通&消息不明になっていた。これで弟も遺体で見つかったら“家族全員が遺体で発見された女”という中二が濡れる設定になってしまう・・・と思っていたら、なんと弟はユーチューバーになっていた。

・毒親育ちあるあるを述べると、毒親フレンドは「わかる!」と膝パーカッションしてくれる。
 一方、毒親育ちじゃない人にはわかってもらえなくて、その「わかってもらえなさ」にも苦しむ。たとえば「親が死んでほっとした」と言うと、人でなしだと思われる。
 親が死んで悲しめない子どもが一番可哀想なのに、それをわかってもらえない。私は親が死んで悲しめる人が本気で羨ましかった。

・私は「敵は己の罪悪感」を標語にして、毒親のもとから逃げ出した。逃げなければ、親か自分を殺してしまうと思ったから。
「たったひとつだけ策はある! とっておきのやつだ! 逃げるんだよォォォ――ッ」

・かつての私が酒やセックスに依存したのは、現実のつらさから逃避したかったからだ。また私は北半球一の寂しがりやで、いつも寂しかった。誰かに甘えたかったし、抱きしめてよしよしされたかった。でも誰もタダでそんなことをしてくれないので、セックスをエサに男を釣っていたのだ。セックスしている一瞬は寂しさやつらさを忘れられたけど、そんなのはシャブみたいなもので、リバウンドでさらに苦しむ羽目になる

・ピッチ期は漆黒の時代だったが、その結果セックスが得意科目になり、それをネタにコラムを書けたのでよしとしよう。黒歴史は恥だが役に立つ。

・28歳、セクハラ&パワハラのセパ両リーグな会社を辞めて無職になった。当時はうつ状態だったため、転職活動する元気もなかった。

・そんな20歳のある日、夫に出逢った。・・・
 夫は上下迷彩服に身を包んだオタクで、昆虫と恐竜の話しかしなかった。そんな夫に対して恋愛感情は発動しなかったし、股間のセンサーも微動だにしなかったが、試しに付き合ってみた。夫のことを男としてじゃなく、人として好きになったから。また夫が私を女としてじゃなく、人として尊重してくれたから。
性欲薄夫の彼がセックスを求めてこないことにも安心した。また「世間に向かって唾を吐いているきみが好きだ」と言ってくれたのも嬉しかった。今まで男の前で素を出せなかったけど、夫の前ではそのままの自分でいられた。

・過去の私はメンタルが不安定な自分が大嫌いで「こんな自分を変えなきゃ幸せになれない」と思っていた。でも夫に「いろいろ大変なことがあったんだから、不安定になって当然だろう、べつに変わらなくていいんじゃないか」と言われて、「それでいいのだ」と肯定されたことで、メンタルが安定した。そんなアナルガバ太郎な伴侶を得たことで「ようやく生きていける」と自信がついた。そして結婚16年目の現在は「夫が死んでも大丈夫やな」と自信マンマン太郎になった。
 もちろん夫が死んだら悲しいし、なるべく長生きしてほしい。

・生きやすくするのに効果的だったこと
 ①感情を吐き出す
 ②毒親フレンズを作る
 ③カウンセラーに相談する
  「俺の中に眠る『もう一人の俺』という中二病のアレである」
 ⑤ジョースター療法
  ジョナサンの父、ジョースター卿の「逆に考えるんだ」というアレである。
 ⑥寝起きほめほめ大作戦
  これは田中圭一さんの著書『うつヌケ』で紹介されていた方法だ。
  寝起きに自分を褒める言葉を唱えることで、肯定的自己暗示ができるらしい。
  私も毎日続けるうちに「最高かも?」という気分になってきた。
 ⑦WHATとMUSTの整理術
 毒親育ちは親から「~すべき/~すべきじゃない」とプレッシャーをかけられて育つ。そのためMUST(すべき/~すべきじゃない)を優先して、WHAT(自分は~したい/したくない)がわからなくなりがちだ。また自分がしたいことや好きなことをするのに罪悪感を抱くようになったりもする。
 以上のライフハックを実践するうちに、私は「あれ? なんだか前よりも生きやすい」と気づいた。一朝一夕で変わるものじゃないので、焦らず気長に続けてほしい。
 また私が生きやすくなった理由として、フェミニズムとの出会いがある。私はフェミニズムのおかげで、奪われた自尊心を取り戻すことができた。かつジェンダー視点から親の人生を理解できたことが、呪いの解放にもつながった。

・私は『置かれた場所で咲きなさい』という言葉が嫌いだ。置かれた場所がドブだと永遠にドブから抜け出せないし、自分に合った場所を見つけるチャンスも逃してしまう。

・友達作りの一番のコツは?というと「自分から誘うこと」である。
 友だちが多い人は魅力的な人とか面白い人とか思われがちだが、実際は自分から誘う人なのだ。というのも、日本人は「誘われ待ち」の人が多いから。

・毒親育ちはイベントにつらい思い出が多い。運動会、音楽会、遠足、修学旅行の時に「親にあんなことされてイヤだったな・・・」と毒親アルバムが再生されてつらい。

・私は20代まで概ね死にたかったけど、今は生きていてよかったと思う。

・トラウマに負けないためには、トラウマを正しく知ることが大事だメーン!ということで、いろいろなトラウマの本を読んで研究してきた。その中で私のおすすすめは、精神科医の水島広子さんが書いた『対人関係療法でなおすトラウマ・PTSD』という本だ。
 トラウマの回復には、支えてくれる味方がいたか? 一人で抱えなければならなかったか?がもっとも大きな影響を与えるそうだ。自分の信頼する人(友人、パートナー、家族など)がトラウマを理解してくれること。「つらい目に遭ったんだから、そういう感じ方をするのは当然だよ」と認めてくれること。それによって「自分の感じ方は正常なんだ」と安心して、じょじょに自身が回復していく。

・毒親育ちの良いところ
 ①人の痛みがわかるところ
 ②友達を大切にするところ
 ③サバイバル能力が高いところ
 ④前半はハードだけど、後半はハッピーなところ
 ⑤親が死んでも平気、むしろめちゃホリディなところ
 ⑥スペックじゃなく中身に注目するところ
 ⑦トラブルに強いところ
 ⑧家庭を大事にするところ
 ⑨形にこだわらないところ
 ⑩婚活に必死のパッチになれるところ

・過去の自分を振り返ると、浮き輪がない状態で生きていたと思う。ここで言う浮き輪とは「じぶんはこの世界に生きていていいんだ」「どんな自分でも生きていてOK牧場」という感覚である。親から無条件に愛される経験をした人は、この浮き輪を持っている。だから必死で泳がなくても浮いてられるし、荒波が襲ってきても溺れずにすむ。

・私は自分を好きになることよりも、好きになれる人やものを見つけることをおすすめしたい。
すると「こんな素敵な人が仲よくしてくれるなんて、私もそんなにダメじゃないかも」「この人といる時の自分はわりと好きかも」とじょじょに思えるようになってきた。

・やっぱり生身の人間との触れ合いや支え合い、お互いにケアし合うこと、他社から肯定されたり愛情をもらったりすることが、浮き輪の材料になるのだろう。

・SOGIとは性的指向(sexual orientation)と性自認(gender identify)であり、素地原とは性的指向や性自認に関する差別的言動、暴力、いじめなどを指す。

・アセクシャルとは、他者に対して恋愛感情や性的欲求を抱かないセクシャリティのこと。他者に対して性的欲求を抱かない人を「アセクシャル」、他者に対して恋愛感情を抱かない人を「アロマンティック」と呼ぶこともある。

・「私、失敗しないので」と思っているより、「私、めちゃ失敗するんで」と思っている方が楽だし、他人の失敗にも寛容になれる。私は他人のミスにイライラしなくなって、人間関係もうまくいくようになった。

・『つくろい東京ファンド』

・『なんて素敵にジャパネスク』氷室冴子著


感想
 いろいろ実践されて来られただけ、言葉に重みがあるように感じました。
 同じような悩みを抱えている人に、実体験からの支援・応援のために執筆活動を続けられているようです。

 田中圭さんの『うつヌケ』に紹介されているのは宮島先生の本に書いてあったのを実践されて、うつから回復されました。効果はあるのですね。
宮島先生は精神科医ですが、うつ病になり、お薬では良くならずにご自分の回復したことを本に書いておられます。
 田中圭一さんは、宮島先生の本だけは読めたと書かれていました。





進学校から国立大進学、ソニー勤務 「耳が聞こえない」起業家が「聞こえたらいいのに」と思ったことはない理由 ”人は無限の可能性を持っている”

2024-09-23 09:17:17 | 生き方 考え方 笑顔 ロゴセラピー
https://news.yahoo.co.jp/articles/a1f49446a35a1689dc2b8f1c678544c6c0493ee1 9/23(月) 6:50配信VERY magacol
 難病を患って生まれた長女の出産をきっかけに聴覚障害者とその家族を支援する会社を起業した牧野友香子さん。自身も重度の聴覚障害がある状態で生まれましたが、幼稚園から高校まで一般校に通い、神戸大学に進学。卒業後は、一般採用で第一志望だったソニー株式会社に入社するなど、人一倍の努力と持ち前の明るさで人生を切り開いてきました。牧野さんのポジティブシンキングの原点となった子ども時代の話や、ご両親からの教育についてお聞きしました。

「難聴だからダメ」とは言われなかった

──重度の聴覚障害がありながらも、チャレンジ精神を忘れずに夢を叶えてきた牧野さん。明るくいつも前向きな姿勢は、子どものころに培われたものなのでしょうか? 生まれたときから難聴だった私には、「聞こえないこと」が当たり前でした。実は「耳が聞こえたらいいのに」と思ったことは一度もないんです。もちろん、周囲の人と同じようにはできないこともたくさんありましたが、両親は「聞こえないことを言い訳にしないで、何でもやってみなさい」というスタンスで私を育ててくれました。 音楽の授業で取り組むリコーダーやピアノも「どうせ聞こえないからやらない」というのは許されません。母には「聞こえなくたって、同じ音が出せるんだから」と言われ、でも、反対に、「聞こえないからやってはダメ」と言われた記憶もありません。

小3のころ。耳が聞こえなくても多くのことにチャレンジしました
小学生のころ、近所の習い事には他の子たちと同じように一人で自転車に乗って行っていました。周囲の大人のなかには、「車の音も聞こえないだろうし、さすがに危ないのでは?」と心配してくれる方もいたのですが、母は「気をつけて運転するのよ」とだけ私に伝え、禁止にはしなかったのです。 今、思い返してみると、たしかに危なっかしい場面も多々あったのですが、両親がそうやって育ててくれたおかげで、友達と同じようにできないことがあったとしても、「聞こえないから仕方ない」とあきらめるのではなく、「どうすればできるようになるかな?」と考えることが当たり前になった気がします。

──2歳で難聴だと判明してからは、お母さまが「この子が身に付ける言葉は、すべて自分にかかっている」と思いながら、牧野さんに言葉を教えたそうですね。 母はきっと、娘の将来を案じていたからこそ「特別扱いはしない」という覚悟をもって育ててくれていたんだと思います。母自身はどちらかと言うと、大らかでポジティブなタイプですが、私の耳がまったく聞こえていないことがわかった当日は、記憶がすっぽり抜け落ちているそう。医師から告知を受けたその足で、友人宅に寄って話をしたらしいのですが、「何を話したかまったく覚えていない」と聞いたことがあります。当時のショックは相当なものだったはずです。

──その後、家庭学習に加えて療育機関でも学んだことで、相手の口の動きを読み取って言葉を理解する「読唇」と、自分自身の発音で言葉を発する「発話」を習得した牧野さん。幼稚園から中学まで地元の一般校に通い、高校は、大阪の進学校である天王寺高校に合格しました。 正直、中学までは勉強が得意だと思っていました。でも、高校に上がると、周囲は優秀な子ばかり。授業のスピードも速くなり、内容も難解になったことで、読唇で授業内容を理解することが難しくなってしまい、授業についていけなくなってしまいました。追試もパスできず、再追試、再々追試、なんてこともありました。 幼稚園から一緒の友だちも多かった中学までとは違って、高校では一から人間関係を築く必要もあり、その点でも苦労しました。いつも私をサポートしてくれる親友に甘えすぎてしまい、相手の負担に気づかずに関係をこじらせてしまったり……。勉強も人間関係も初めての挫折を味わったのが高校時代ですが、今思えば、そこから学んだことも多かった日々です。

困難もそこから得た学びも多い高校生活でした

「安心できる居場所」がたくさんあるから救われた
──高校卒業後は、神戸大学の発達科学部に進学されます。 心理学には高校に入学する頃から興味がありました。私は相手の口の動きを読んで会話をしているので、人の顔をよく観察します。そのせいもあって、表情から感情や考えを読み取ることが得意なのですが、日頃は無意識に行っているにすぎません。学問の側面からも人の心を学んでみたい、と思ったことがきっかけです。 入学当初は、その先の明確な夢があったわけではないのですが、大学で学ぶうちに人の心理に興味がどんどん湧いてきて……。就職活動では、その会社でやってみたいと思う職種を探しながら会社選びをしました。両親は、障害があっても働きやすい職場環境がいいだろうと、薬剤師などの資格職か公務員になってほしかったようなのですが、私には向いているとは思えなかったんです。ソニーでは希望通り人事部に配属されましたが、海外マーケや製品企画などそれぞれの会社でやってみたい仕事を探して就職活動をしました。

──お話を伺っていると、ご自身の性格や傾向をよく分析されているように感じます。日頃から意識されていることがあってのことなのですか? たしかに、意識的にそうしている部分もあるかもしれません。「耳が聞こえないハンデがあるなか、自分を活かせる立ち位置や居場所をいかに確保するか」と、子どものころからいつも考えて行動していたので。 たとえば、私は相手の口が見えないと話している内容がわかりません。いつも自分がどこに座るべきかを考えていました。よく話す人の前にいると口が見やすいので、大勢の会食や会議ではなるべくおしゃべり好きの人の正面を確保しています。初対面の人に、耳のことを打ち明けるべきタイミングや話し方を探ったりするのもいつものことです。日常的にそういうことに気を遣っているので、自分はどういうタイプで、どうすれば人とうまくやっていけるか、と分析する癖が付いたのかもしれません。 ──気遣い上手で、周りを笑顔にさせる雰囲気をお持ちですよね。ただ、ときにはうまくいかないこともあったかと思うのですが、気持ちの切り替えはどうやって行ってきたのでしょう? 落ち込んだときには、人に話を聞いてもらうことが多いです。ありがたいことに、昔から学校や療育、塾、習い事など、私にはたくさんの居場所がありました。学校の人間関係に悩んだときは塾の友達に話を聞いてもらい、塾でうまくいかないことがあれば地元の友達に愚痴ったりしてきました。悩みに対する答えが返ってこなくても、聞いてもらうだけでストレス発散できるタイプなので、日々のモヤモヤはそうして解決してきたように思います。安心して本音を言える居場所がたくさんあったことが、私には大きなプラス材料になりました。だから今は、二人の娘たちにも、学校と家だけでなく、たくさんの居場所を作ってあげたいなと思っているんです。

■牧野 友香子(まきの ゆかこ)さん 1988年大阪府生まれ。生まれつき重度の聴覚障害がありながらも、幼少期から読唇術を身に付け、幼稚園から高校まで一般校に通う。神戸大学に進学し、卒業後は一般採用でソニー株式会社に入社。難病を患って生まれた第一子の出産をきっかけに、難聴児やその家族を支援する「株式会社デフサポ」を立ち上げると、YouTube チャンネル「デフサポちゃんねる」も話題に。2022年より夫と長女、次女と共に渡米し、現在はアメリカ在住。

引用元:VERY

『耳が聞こえなくたって 聴力0の世界で見つけた私らしい生き方』(KADOKAWA・1650円) 生まれながらに重度の聴覚障害があり、持ち前のバイタリティと天性の明るさを武器に人生を切り開いてきた半生を綴ったエッセイ。思春期の葛藤や失敗談、運命の夫との結婚や難病を患って生まれた長女の育児、起業からアメリカ移住まで……。母になっても社長になっても、つねに全力で夢を追いかける“七転び八起き”な日々!

感想
 「読唇」はとても難しく、個人差も大きく、なかなか正確に読み取れません。
日々のコミュニケーションも大変だと思いますが、いろいろチャレンジされています。
 ないものを、出来ないことを数える生き方ではなく、あるものを、出来ることを生かす生き方をなさって来られたのだと思います。

 他の人にも可能性は示してくれているようです。

『モヤる言葉自尊心を削る人から心を守る「言葉の護身術」』アルテイシア著 ”酷い言葉に負けずに返す考え方と言葉”

2024-09-23 00:50:00 | 本の紹介
・「あなた強いね」と言われたら、
「えっ?」とびっくり顔からの「強いってどういう意味ですか?」と質問返しがおすすめだ。

・立場的に強い返しができない場面では、明菜返しがおすすめだ。「強いって・・・何なんでしょうね・・・」

・立場的に強い返しができない場合は、「そういうこと言う男性、多いですよね・・・」と苦虫を噛み潰したような顔をしよう。


・モヤる言葉に対しては、エジソン返しが効果的。
「なんで夫が家事をすると優しいの? 私が家事をしても言われないのに、なんでなんで?」と幼少期のエジソン顔で返そう。
 
・クインビー(女王蜂)症候群」
男社会で成功した女性が、他の女性に厳しくあたることを表す言葉だ。
 
・「わかりました。じゃあ人事部長に相談します」など、相手より立場が上の人間の名前を出そう。
 
・既得権益を守るために、男尊女卑なシステムを変えたくない。だから女同士を戦わせて、真の敵から目を逸らさせたい。そんなおじさんの手のひらで踊らされるなんて、まっぴらじゃないか。
 
・「攻撃は最大の防御」というが、私はやられたら兆倍返しするタイプなのでマウンティングされにくい。一方、怒るのが苦手なタイプは標的になりやすい。
 
・生きづらさを解消したい時、もっとも有効なのは、「付き合う人を変えること」。腐れ縁を断ち切れば、新たな縁が生まれる。
 
・拙者の場合は、「父親に5千万円の借金を背負わされたんですよね」と言うと、相手がドン引きしてくれるの便利。23歳の時、私は父親に脅かされて保証人の書類に著名捺印させられた。
 45歳の私だったら「毒親モンスターがあらわれた! 逃げろ!!」と実印を膣にしまって逃げる。23歳の私が署名捺印してしまったのは「親子は助け合うべき」「親を見捨てるなんてひどい」という家族の絆教に洗脳されていたからだ。ゆえに「家族の絆教、バルス!」と念仏のように唱えている。
 
・モラ男を見抜くのは難しいが、できる限りの対策を考えてみた。
 ①違和感を大事にする、機嫌の悪いときに注目する
 ②スバタリ(スーパーダーリン)注意
 ③最大の敵は焦りと心得る
 ④結婚前にお試し同棲
 
・Mちゃんは「モラ男と接触していると自尊心を削られて、正常な判断ができなくなるんです。なので私は全ての交渉を支援団体に任せて、彼と別れられました」と語る。第三者のプロが介入することで、加害者に対するけん制にもなる。
 
・「本、読まないんですか! “本のない部屋は魂のない肉体に似ている”と古代ローマの哲学者キケロは語ってますけど、どう思いますか?」
  するとおじさんは無言になった後、別の客に話しかけていた。このように哲学返しは有効だと証明できたし、気分もスッキリするのでおすすめだ。
  哲学者の言葉をストックしておくと便利。
 
・私が10年たってもモヤモヤを引きずっているのは、怒れなかった自分に無力感を感じたからだ。だからこそ、今は心に誓っている。怒るべき時にちゃんと怒ろうと。それは自分のためでもあるし、自分以外の人のためでもある。
 
・トンデモ系にハマるのは、心に不安がある時だろう。そういう時は自分の不安を真正面から見つめて、占い師や子宮の声を聞くんじゃなく、信頼できそうな友人やカウンセラーに相談してほしい。
 
・愚痴=悪ではない。むしろ愚痴を言うことは大事である。
  私は次のルールを実践している。
  ①「今から愚痴を言ってもいい?」と相手に断ってから話す。
  ②一方的に自分ばかり話さず、相手の話もちゃんと聞く。
  ③相手の意見や青葉椅子には、真摯に耳を傾ける。
  ④エンドレスにだらだら話さず、20分程度におさめる。
  ⑤「愚痴を聞いてくれてありがとう」と感謝を伝える。
  ⑥1人に依存しないようにして、愚痴を言える相手を何人か持つ。
  これらを心がけていれば、愚痴を言っても嫌がられることはない。つまり愛想をつかまされる人は、愚痴を言うことが問題なんじゃなく、気づかいがないことが問題なのだ。自分のことしか考えていない、自己中心的な思考によって人が離れてしまう。
 
・「愚痴と排便は大事」を合言葉にして、ルールとマナーを守りながら言い合ってほしい。

感想
 アルテイシアさんは父を自殺(著者が43歳の時)で、母親を拒食症(著者が33歳の時に母は変死)で亡くされています。
 広告会社に就職しましたが、職場でセクハラ、パワハラ、そこまでいかなくても、心ない言葉に苦しめられました。
 付き合った男性は付き合うまでは良いですが、その後はモラハラ、洗脳と大変だったそうです。
 自暴自棄になり、セックスとお酒に逃げる生活も送りました。
 自分の生まれ育った環境や今の状況のために「自分の人生もうだめだ」と思って過ごすか、「そんな人生から逆に学んで、自分の人生を意味あるものにするか」はまさに自分自身の考え方と実践なのでしょう。
 アルテイシアさんは自分の経験から学んだことを、それで苦しんでいる女性に役立てたくかつエールを送りたいとのことで執筆活動をされています。
若いときは色々自暴自棄な生活もありましたが、そこから人生の生き方考え方を学ばれ、多くの女性へのエールを送りたいと思って本を書き続けられています。

 アルテイシアさんは、フェミニズムを知り、生き易くなったそうです。
人は人として生きる権利があるのだと知り、自分の生き方で良いのだと思われたそうです。過去のいろいろなことがあったが、それがあったから今があると。

 信頼できない人の言葉を気にしないようになれると良いのですが。
言葉は誰の口から出るかで、重みが全く違います。
ただ、権力をもった人の問題行動には、やはり一人で悩まずに信頼できる人の相談することでしょう。必要なら弁護士も選択肢だと思いました。