スポーツ好きな私ですが、バレーボールは私の中では上位にランクされていた競技です。「上位にランクされていた」というのがミソで、以前に比べて興味が薄れてきています。その原因は、ラリーポイント制への移行、バレーボール中継そのものの歪みにあります。(「ラリーポイント制」(2008年11月19日)、「スポーツいろいろ」)
ラリーポイント制は逆転の可能性が減った点、歪んだ中継はバレーボールだけではありませんが、日本選手、日本チームさえ放送すればいいという姿勢が強すぎて、世界最高のプレー、試合を観ることが出来なくなりました。(CS放送などで観ることはできますが)
それはさておき、今回のワールドカップ、リーグ戦の順位決定方式(ポイント方式)が変更されました。
(セットカウントで)
3-0や3-1で勝つと 3点
3-2 で勝つと 2点
2-3 で敗れると1点
1-3や0-3で敗れると0点
つまり、フルセットの試合でのポイントが変更されました。勝ってもフルセットだと1点減り、負けても1点惜敗ポイント?がもらえることになりました。
ゲームの内容まで、勝点に反映されるという、一見合理的な方式のように思えますが、勝敗の勝ちを覆す改悪だと私は考えます。
なぜなら、Aチームが3戦全勝、Bチームが2勝1敗だったとします。通常は文句なくAチームが上位にランクされるはずです。
しかし、Aチームは3戦すべてセットカウント3-2で勝利していた場合、2点×3=6点
Bチームは勝った2試合が3-0(または3-1)で、負けた試合が2-3だったとすると、3点×2+1点×1=7点となります。
2勝1敗のBチーム(7点)が、3勝0敗のAチーム(6点)より上位にランクされます。場合によりますが、勝数よりセット数の方が優先されるという奇異な結果となってしまいます。
最近までは、セット率より得点率の方が優先順位が上という、奇妙な方式が使われていましたが、今度は勝敗を覆す方式です。理解不可能です。
聞くところによると、ヨーロッパのサッカーで延長戦になった場合のポイント方式に倣ったとのことです。
12チーム、1回戦総当たり方式。
これ自体は、非常に公平な方式だと思います。欠点としては、試合順にやや運不運があることと、優勝決定戦に相当する試合が後にならないと分からないことです。(優勝を左右する試合を予想は出来ます)
で、今回、その欠点がもろに現れてしまいました。なんと、世界ランク1位のブラジルとランク2位のアメリカが初日で激突してしまいました。(3-1でアメリカの勝ち)非常にもったいないですし、もしこの2チームがランク通りの実力を発揮して、今後勝ち続けると、初日のこの試合が事実上の優勝決定戦だったという、何ともしまりのない大会になってしまいます。試合順は抽選だったのかもしれませんが、もう少し何とかならないものでしょうか?
今大会は、第1戦以外はほとんど見ることができていませんが、日本はミドルブロッカー(センター)の井上と山本が故障で欠場が苦しい。
初戦の先発センターがなんと山口。山口は第2エースまたはセッター対角の選手(今の言葉でいうと「ウイングスパーカー」)。身長は176センチと現代バレーのスパイカーとしては低い方です。その彼女をセンターに起用するのは無理があります。と言ったモノの、彼女は能力が高く、ブロックも決めていました。
しかし、今後、日本が戦ううえでは、井上や山本に代わるセンターを育てる必要があります(大会終盤で急遽起用なら納得できます)。ここは、当然、岩坂(187センチ)を先発させないと彼女を全日本に入れている意味がありません。
初戦のイタリアは、前回チャンピオンの強敵ですが、ここに勝たないと3位までの五輪出場権は遠くなります。江畑、荒木は頑張りましたが、木村がマークされて封じられたのが痛く、1-3で敗れてしまいました。イタリアの守備が予想以上に良く、ラリーで競り負けていました。
勝てない相手ではなく、勝てるチャンスのあった試合だっただけに、痛い敗戦です。
ラリーポイント制は逆転の可能性が減った点、歪んだ中継はバレーボールだけではありませんが、日本選手、日本チームさえ放送すればいいという姿勢が強すぎて、世界最高のプレー、試合を観ることが出来なくなりました。(CS放送などで観ることはできますが)
それはさておき、今回のワールドカップ、リーグ戦の順位決定方式(ポイント方式)が変更されました。
(セットカウントで)
3-0や3-1で勝つと 3点
3-2 で勝つと 2点
2-3 で敗れると1点
1-3や0-3で敗れると0点
つまり、フルセットの試合でのポイントが変更されました。勝ってもフルセットだと1点減り、負けても1点惜敗ポイント?がもらえることになりました。
ゲームの内容まで、勝点に反映されるという、一見合理的な方式のように思えますが、勝敗の勝ちを覆す改悪だと私は考えます。
なぜなら、Aチームが3戦全勝、Bチームが2勝1敗だったとします。通常は文句なくAチームが上位にランクされるはずです。
しかし、Aチームは3戦すべてセットカウント3-2で勝利していた場合、2点×3=6点
Bチームは勝った2試合が3-0(または3-1)で、負けた試合が2-3だったとすると、3点×2+1点×1=7点となります。
2勝1敗のBチーム(7点)が、3勝0敗のAチーム(6点)より上位にランクされます。場合によりますが、勝数よりセット数の方が優先されるという奇異な結果となってしまいます。
最近までは、セット率より得点率の方が優先順位が上という、奇妙な方式が使われていましたが、今度は勝敗を覆す方式です。理解不可能です。
聞くところによると、ヨーロッパのサッカーで延長戦になった場合のポイント方式に倣ったとのことです。
12チーム、1回戦総当たり方式。
これ自体は、非常に公平な方式だと思います。欠点としては、試合順にやや運不運があることと、優勝決定戦に相当する試合が後にならないと分からないことです。(優勝を左右する試合を予想は出来ます)
で、今回、その欠点がもろに現れてしまいました。なんと、世界ランク1位のブラジルとランク2位のアメリカが初日で激突してしまいました。(3-1でアメリカの勝ち)非常にもったいないですし、もしこの2チームがランク通りの実力を発揮して、今後勝ち続けると、初日のこの試合が事実上の優勝決定戦だったという、何ともしまりのない大会になってしまいます。試合順は抽選だったのかもしれませんが、もう少し何とかならないものでしょうか?
今大会は、第1戦以外はほとんど見ることができていませんが、日本はミドルブロッカー(センター)の井上と山本が故障で欠場が苦しい。
初戦の先発センターがなんと山口。山口は第2エースまたはセッター対角の選手(今の言葉でいうと「ウイングスパーカー」)。身長は176センチと現代バレーのスパイカーとしては低い方です。その彼女をセンターに起用するのは無理があります。と言ったモノの、彼女は能力が高く、ブロックも決めていました。
しかし、今後、日本が戦ううえでは、井上や山本に代わるセンターを育てる必要があります(大会終盤で急遽起用なら納得できます)。ここは、当然、岩坂(187センチ)を先発させないと彼女を全日本に入れている意味がありません。
初戦のイタリアは、前回チャンピオンの強敵ですが、ここに勝たないと3位までの五輪出場権は遠くなります。江畑、荒木は頑張りましたが、木村がマークされて封じられたのが痛く、1-3で敗れてしまいました。イタリアの守備が予想以上に良く、ラリーで競り負けていました。
勝てない相手ではなく、勝てるチャンスのあった試合だっただけに、痛い敗戦です。