英の放電日記

将棋、スポーツ、テレビ等、日々感じること。発信というより放電に近い戯言。

『ラッキーセブン』 第1話

2012-01-18 23:10:31 | ドラマ・映画
初回ということで、顔見せ的要素が強かったせいかもしれませんが、あまり面白いと思いませんでした。

①主人公・駿太郎(松本潤)に共感できなかったせいかもしれない
 新入りで素人なのに、態度は一人前(まあ、大人しく従順だったら主人公としては魅力はない)。勝手に行動するが、そのくせ、運がよく、それを自分の実力と勘違い。部下にはしたくないなあ。
 人妻と不倫しているうえ、フリーター。ちゃらんぽらんな生活を送っていたのに、途中から正義に燃え、熱血漢に変身するのにも、違和感。

②あっという間に捜索人は見つかっちゃう
 依頼を受け、次のシーンで捜索人が現れそうな場所をマークするとは、早っ!
 しかし、その現場がどういうものかを全く把握していないって、どういう調査をしたんだ。
 誰もいない廃倉庫に入っていったが、実は闇格闘場で、観客や運営人もいっぱい。いったい、どこから?

③闇格闘という世界観が受け入れられない
 意味もなく興業的に人が闘う、それを興奮して観る観客……こういうのって、私は受け入れられない。このシーンだけで、私は引いてしまった。
 更に、一方的に殴られるシーンを観客が喜んで見ているのって……

④駿太郎VS輝(瑛太)
 今回の見せ場とも言える。アクション的には良かったと思う。強い輝に対し、勝負強い駿太郎の対比も面白かった。特に瑛太の引き締まった肉体と運動神経には感服。
 警察が踏み込むまでの時間稼ぎという意味もあったが、ふたりともあれだけ打たれ強いと、嘘っぽく感じてしまう。私にはふたりの格闘シーンが長く感じた。

④あまり納得できなかった「洒落た会話」
「一度見れば分かるだけだよ」
「何が分かるの?」
「落とせる女かどうか」
「じゃあ、私はどうかしら?落とせる? 落とせない?」
「フッ。 その質問はずるいなぁ」
「どうして?」
「ここで先に落とせるって言っちゃったら、あなたは絶対に落ちない。
 でも、最初っから落とせないって、言うような男にあなたは興味ないでしょ?
 どんな答えでも、あなたを満足させることは、できない」

 社長(松嶋菜々子)を落とせるかどうかわかるか?という質問に勝答えていないし、詭弁として考えても、なるほどと思える程のものでもない。
 ラストでの社長が逆手を取って応えた返答も、それほど冴えたものではなかった。

⑤今のところ、必要性を感じないふたり
 今後、活躍するかもしれないが、社長と受付のふたりに必要性をあまり感じなかった。

⑥突っ込みが少し弱いような
 淳平(大泉洋)のボケに飛鳥(仲里依紗)が突っ込むが、イマイチ突っ込みが弱いような気がする。(私の主観です)


 次回に期待しますが、次回は潜入捜査とのこと。潜入捜査は苦手なんだよな~、ドキドキするから(笑)


【ストーリー】(番組サイトより)
自称"自由人"、実はフリーターの時多駿太郎(松本潤)は、昼間から人妻の美香(松本若菜)とホテルにしけ込んでいた。数時間後、部屋を出たふたりは、別方向へ歩き去る。と、誰かに呼ばれた駿太郎が振り返ると、美香が落としたと言って男(瑛太)がスカーフを差し出した。

自宅に戻った駿太郎は、弟・孝次郎(小山慶一郎)の息子で、テレビドラマの『私立探偵☆真壁リュウ(谷原章介)』が大好きな翔太(後藤奏佑人)にちょっかいを出す。お気楽な息子に母・百合子(岡江久美子)は、早く社会人になれ、と小言を言う。 

数日後、駿太郎は携帯で美香と話しながら、有名時計店に飾られた時計を眺めていると、店内にスカーフを差し出したあの男がいた。そんなとき美香が、駿太郎との関係が夫にバレたからもう会えないと告げた。ホテルの駐車場にふたりでいる写真を探偵に撮られたと言うのだ。それを聞いた駿太郎の脳裏に、駐車場ですれ違ったあの男の顔がよみがえった。駿太郎は店を出て歩く男を追うと、胸倉を掴んで、「お前は探偵か」と声を荒げる。さらに、殴りかかろうとしたが、男はそれをかわすと逃走した。
「北品川ラッキー探偵社」の事務所に、息を切らした男が入ってきた。男は探偵の新田輝で、そこには同じく探偵で駿太郎と美香の調査をしていた旭淳平(大泉洋)、水野飛鳥(仲里依紗)と、総務の筑紫昌義(角野卓造)、事務員の茅野メイ(入来茉里)がいた。そして、筑紫が会議を始めようと言ったとき、なんと、入口に駿太郎が立っていた。写真を撮られたことが許せない駿太郎は、新田に食ってかかる。事務所が大騒動となるなか、社長室から藤崎瞳子(松嶋菜々子)が出て来た。駿太郎を観察するように見た瞳子はやがて、うちで働かないか、と誘い、駿太郎は見習い探偵として雇われることになった。

そんな折、兄を捜して欲しいと松浦茉菜(緑友利恵)という女性がやってきた。消防士だった松浦拓巳(水橋研二)は、現場の事故で隊員が死亡したことに責任を感じ辞職して以来、消息が知れないと言う。駿太郎は、淳平と組んで張り込みを続け、顔がアザだらけの松浦を見つけた。待機中の新田が追うと、松浦は怪しげな廃倉庫に入っていく。そこには鉄骨で囲まれたリングがあり、男たちが戦い、周囲には観衆が群がっていた。新田曰く、そこでは戦いたい者同士が戦い、見たい者が金を払って試合を見るのだと言う。そして、松浦はファイターだと推測された。

瞳子の一言で潜入捜査が行われることとなり、駿太郎、新田、淳平が倉庫へ入った。すぐに始まったファイトの熱狂ぶりに駿太郎が目を奪われるなか、新田は、松浦が倉庫内の部屋に入るのを見て後をつけた。途中でスタッフに止められると、ファイター志望だと言い潜り込むが、松浦は見つけられない。その頃、新田の不在に気づいた駿太郎は、新田と同じルートで部屋に入り、運よくスタッフの目を避けて松浦を見つけた。そして、近くにいた男から、松浦が「やられ屋」だと聞く。やがて、大歓声のなか松浦の試合が始まったが、松浦は応戦一方で反撃をしない。観客は松浦が殴られるたびにその数をカウントし盛り上がる。駿太郎は、殴られるだけの松浦に怒りを感じ始めた。
その後、一連のファイトが賭博の対象になっていることがわかり、詳細を調べるため、探偵たちは再び倉庫に潜入する。まずは、飛鳥が中年男に取り入って賭博場へと潜入、その様子を撮影し始めた。映像を受け取った淳平は、北品川警察署の桐原由貴(吹石一恵)に転送。由貴が上司の後藤将司(金田明夫)に報告すると、すぐさま警察が出動した。警察が到着するまでの間、松浦をリングに立たせないため、駿太郎と新田が戦うことになった。腕に覚えがある新田は、自分が軽く当てるから一度倒れろ、と駿太郎に指示するが、負けず嫌いの駿太郎は逆に新田に仕掛けていく。そして、予想外の本気のファイトが勃発、ふたりは体をぶつけ合う。が、新田の渾身の一撃で駿太郎はリングに沈んでしまう。十分な時間稼ぎができないまま、松浦の試合が始まった。いつものように殴られる松浦に耐えられない駿太郎は、リングに飛び込んで相手選手を羽交い締めにする。スタッフが駿太郎を止めようとするが、今度は新田がスタッフを攻撃し、リングの内外で大乱闘となった。

そこへ、やっと由貴らが到着し、関係者を次々と連行し始めた。そんな現場の片隅に松浦がいて、傍には茉菜が立っていた。ふたりを遠くから見つめる駿太郎に、自分たちができるのはここまでだ、と新田が声をかけた。

翌日、駿太郎が正式に探偵として採用されたと発表になった。事務所にいつもの賑わいが戻るなか、瞳子は駿太郎の履歴書を眺め…。
コメント (6)
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