英の放電日記

将棋、スポーツ、テレビ等、日々感じること。発信というより放電に近い戯言。

『ST 赤と白の捜査ファイル』 第2話

2014-07-28 21:40:10 | ドラマ・映画
 個性が強すぎて変人に近いメンバーが“集団”から“チーム”にまとまっていく
 さらに、番組サイトのイントロダクションによると、「“天才だけど俺様な分析官”(藤原竜也)“気弱なエリート警部”(岡田将生)の正反対の二人が、ぶつかり合いながら最高の化学反応を起こす」のが主題らしい。
 今話は、STのメンバーの一人青山翔が困難にぶつかり成長していく。そして、そのことが、主人公二人の化学反応の触媒となった。
 そういったドラマ的には面白かったが、今話は多少、ストーリーに緻密さが欠けていたように感じた。

※突っ込みたくなるような事象
①「スデナグリ」が複数犯
 集団で1つの人格を形成していたため、青山は単独犯と断定してしまった。
 “天才的プロファイラー”という設定なので、高度なミスでないとおかしい。……そういうわけで、“集団で1つの人格を形成する集団”という難易度が高い犯人設定となったが、実際問題として、あれだけの人数でああいう格好(ガスマスク)だと目立ちすぎる。
 それに、菊川刑事に反撃する際、凶器を使用。「スデナグリ(素手殴り)」として恥ずかしくないのかな?とても集団で1つの人格は形成できないだろう。

②「大丈夫。誰だってミスはする」って、あんた(筒井刑事)が言える?
 ミスはしたと言え、犯行時刻や犯行場所を特定していた。複数犯(集団)という可能性を考えなかったのは一課も同様で、反撃にあったのは一課の失態である。
 菊川刑事が暴行を受けている時、何もできず。その後も名前を呼ぶだけで、通報(連絡)や追跡を怠ったのも情けない

③被害者・山田の精神状態や秘密を暴露に関する不可解さ
・毎日30分ジョギングで仕事場に向かう精神的安定さがあり、「ネガティブで出世欲もなく、ただ好きで小説を書いているタイプ」(プロファイリング)なのに、覆面ライター(共同ライター)の件を暴露しようとした
・それに、本名の山田で賞に応募しても落選する現状で、真相を暴露してプラスになることはない
・共同ライターの存在は見え見えの状態で、殺人を犯してまで保守しなければならない秘密なのか?

これらとは別に
赤城に対する突っ込み
・自ら“一匹狼”を誇示するのは、恥ずかしいと思うが……
・菊川の集中資料室に、ガッキー君(マスコット人形?)を置いていったのは、願掛けでなく、心配して見舞いに来た痕跡を残すため?
・「口元を隠すのは本心を抑える時のしぐさ」をはっきりと示して、「ダメなら、切り捨てる」とうそをついた。(わざと?)


驚いたのは、
斬新な番組構成
 番組開始36分……結城翠登場
 番組開始40分……山吹才蔵登場
 番組開始46分30秒……黒崎勇治登場(ドラマはCMを含めて約1時間)

 “お助けマン”と化している他のメンバー。
 黒崎の時なんか、一課の連中が逆襲するのかと思ったが、≪そう言えば、こいつもいたなあ≫と。
 次週は、サブメインが黒崎みたいだが……

【ストーリー】番組サイトより
 三ヶ月前から昼夜を問わず突然、通行人が殴り倒される事件が続発する。しかも犯人は「スデナグリ」というハンドルネームを使い、犯行の一部を動画サイトにアップし、まるでゲームの様に楽しんでいた。そしてサイトの閲覧数が増加した為、犯行がエスカレートし遂に山田修という青年が殺される。
 しかし、遺体を調べた赤城左門(藤原竜也)は、山田の殺害はスデナグリではなく、別の犯人だと見抜く。百合根友久(岡田将生)は被害者・山田が生前あるマンションに通っていたことを突き止め、赤城と共に部屋を捜査したところ、血痕を発見する。そう山田はこの部屋で殺害されたのである。そして部屋の所有者であるライトノベル作家・広塚章太(忍成修吾)を任意同行で事情聴取することに。青山翔(志田未来)のプロファイリングをもとに百合根は広塚が自分のゴーストライターである山田の独立をめぐり2人が対立し、殺害に至ったのではないかと詰め寄る。だが広塚は山田とコンビだったことは認めたが、殺害は否定する。
 一方、青山による地理的プロファイリングをもとにスデナグリの次の犯行現場を張り込みする菊川吾郎(田中哲司)。しかし現れた複数のスデナグリから集団リンチに遭ってしまう。果たして菊川は無事なのか!?広塚は真実を語っているのか!?2つの事件が錯綜し、迷走する捜査。赤城は隠された真実を見つけられることはできるのか―。

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