感情を持たない天才監察医
以前、武井咲が演じた『お天気お姉さん』の安倍晴子と似たキャラであるが、阿部春子は感情を表すのが苦手だっただけで、感情はあったようだ(最後まで観ていないので、違っているかもしれない)。とにかく、気象学が好きでそれが最優先になり、他のことまで頭が回らないようだった。
今回の松本真央はもっと冷徹な印象を持った。それが表面だけなのかは、今後明らかになるのだろうか?
逆立ちパフォーマンスは要らない。
さて、このドラマは中央監察医務院に配属された新人なので、自分本位に才能を発揮すれば周囲と軋轢を生む。そんなところが鬱陶しい。しかし、真実を追求する真央にメンバーが感化されていく可能性もある。
そのメンバーだが、部長の生瀬勝久を始め、尾身としのり、六角精児など豪華。彼らがもっと光るような脚本であってほしい。
唯一、真央と対抗できそうなのが、真矢みき演じる印田恭子監察医。ふたりのやり取りも面白い……かも。
また、暴走刑事・屋敷(佐々木蔵之介)も面白い。まあ、監察医の中心のドラマなので、有能な単独行動刑事がいないと、尺が足りなくなる。
拘置所にいる死刑囚・小杉貞夫(橋爪功)は真央とどういう関わりを持っているのかも気になるところだが、こういうラスボスをちらちら見せるシリーズの流れは好みではない(最近の刑事ドラマのほとんどが、このパターンのような気がする)。
今回、真央の天才ぶり(生意気ぶり)は十二分に発揮していたが、監察による真相の解明振りは普通だったように思う。
救命のための手術により直接確かめることはできないにしても、執刀医に聴取したり、血痕など現場検証によって、転落による死亡か、撲殺されたのか、判断できると思う。
今週の謎
被害者の部下が、時折、意味深な表情や態度を見せていたが、どういう意味があったのか?
※今週の気になったセリフ
「秋山君、また遅刻か?イカンねえ」
「今のはパワハラです」
遅刻を注意するのがパワハラ?!
だとしたら、上司は一切注意できないことになってしまう。
その他
「アメリカなら、訴訟ですよ」
よくテレビの討論番組で、「欧米は○○」という例を出して、日本は遅れているという趣旨の発言を聞くが、欧米を「先進」として絶対視するのはどうかと思う。
「猫を入れて電子レンジを使用しない」という注意書きがなかったと難癖をつけて、多額の賠償金をぶんどった例があるアメリカを崇められても困ります。
【ストーリー】番組サイトより
中央監察医務院。死因不明の急性死、事故死、自殺など、すべての不自然死の検案・解剖を行う機関。ある日、万年人手不足にあえぐその医務院に、松本真央(武井咲)という新人監察医が着任する。彼女はIQ150という才女だが、学生時代から法医学の世界にのめり込んでいたという変わり者。自己紹介もそこそこに、プロファイラーのような洞察力で上司のプライベートをずけずけと分析するなど、初日から先輩職員たちを困惑させる。ただ一人、ベテラン監察医の印田恭子(真矢みき)だけは冷静に、真央を試すような言動を見せるのだった。
そんな真央の着任初日も、多数の解剖がなされ、慌ただしく一日が過ぎようとしていた。しかし、その夕方、「死因に納得できないので解剖してほしい」という遺族が、医務院に押し掛けてくる。遺体は、建設現場の足場から転落したらしい作業員の男性。院では飛び込みの解剖など受け付けていないが、遺族の勢いに押され、とりあえず遺体を預かることに。ところが、「再会したときには遺体になっていた」という遺族の無念を感じ取った真央は、独断で解剖を開始。遺体に残されたわずかな痕跡から、事件の可能性を見出すが…!?
以前、武井咲が演じた『お天気お姉さん』の安倍晴子と似たキャラであるが、阿部春子は感情を表すのが苦手だっただけで、感情はあったようだ(最後まで観ていないので、違っているかもしれない)。とにかく、気象学が好きでそれが最優先になり、他のことまで頭が回らないようだった。
今回の松本真央はもっと冷徹な印象を持った。それが表面だけなのかは、今後明らかになるのだろうか?
逆立ちパフォーマンスは要らない。
さて、このドラマは中央監察医務院に配属された新人なので、自分本位に才能を発揮すれば周囲と軋轢を生む。そんなところが鬱陶しい。しかし、真実を追求する真央にメンバーが感化されていく可能性もある。
そのメンバーだが、部長の生瀬勝久を始め、尾身としのり、六角精児など豪華。彼らがもっと光るような脚本であってほしい。
唯一、真央と対抗できそうなのが、真矢みき演じる印田恭子監察医。ふたりのやり取りも面白い……かも。
また、暴走刑事・屋敷(佐々木蔵之介)も面白い。まあ、監察医の中心のドラマなので、有能な単独行動刑事がいないと、尺が足りなくなる。
拘置所にいる死刑囚・小杉貞夫(橋爪功)は真央とどういう関わりを持っているのかも気になるところだが、こういうラスボスをちらちら見せるシリーズの流れは好みではない(最近の刑事ドラマのほとんどが、このパターンのような気がする)。
今回、真央の天才ぶり(生意気ぶり)は十二分に発揮していたが、監察による真相の解明振りは普通だったように思う。
救命のための手術により直接確かめることはできないにしても、執刀医に聴取したり、血痕など現場検証によって、転落による死亡か、撲殺されたのか、判断できると思う。
今週の謎
被害者の部下が、時折、意味深な表情や態度を見せていたが、どういう意味があったのか?
※今週の気になったセリフ
「秋山君、また遅刻か?イカンねえ」
「今のはパワハラです」
遅刻を注意するのがパワハラ?!
だとしたら、上司は一切注意できないことになってしまう。
その他
「アメリカなら、訴訟ですよ」
よくテレビの討論番組で、「欧米は○○」という例を出して、日本は遅れているという趣旨の発言を聞くが、欧米を「先進」として絶対視するのはどうかと思う。
「猫を入れて電子レンジを使用しない」という注意書きがなかったと難癖をつけて、多額の賠償金をぶんどった例があるアメリカを崇められても困ります。
【ストーリー】番組サイトより
中央監察医務院。死因不明の急性死、事故死、自殺など、すべての不自然死の検案・解剖を行う機関。ある日、万年人手不足にあえぐその医務院に、松本真央(武井咲)という新人監察医が着任する。彼女はIQ150という才女だが、学生時代から法医学の世界にのめり込んでいたという変わり者。自己紹介もそこそこに、プロファイラーのような洞察力で上司のプライベートをずけずけと分析するなど、初日から先輩職員たちを困惑させる。ただ一人、ベテラン監察医の印田恭子(真矢みき)だけは冷静に、真央を試すような言動を見せるのだった。
そんな真央の着任初日も、多数の解剖がなされ、慌ただしく一日が過ぎようとしていた。しかし、その夕方、「死因に納得できないので解剖してほしい」という遺族が、医務院に押し掛けてくる。遺体は、建設現場の足場から転落したらしい作業員の男性。院では飛び込みの解剖など受け付けていないが、遺族の勢いに押され、とりあえず遺体を預かることに。ところが、「再会したときには遺体になっていた」という遺族の無念を感じ取った真央は、独断で解剖を開始。遺体に残されたわずかな痕跡から、事件の可能性を見出すが…!?