英の放電日記

将棋、スポーツ、テレビ等、日々感じること。発信というより放電に近い戯言。

『ゼロの真実 監察医・松本真央』

2014-07-20 19:15:35 | ドラマ・映画
感情を持たない天才監察医
 以前、武井咲が演じた『お天気お姉さん』の安倍晴子と似たキャラであるが、阿部春子は感情を表すのが苦手だっただけで、感情はあったようだ(最後まで観ていないので、違っているかもしれない)。とにかく、気象学が好きでそれが最優先になり、他のことまで頭が回らないようだった。
 今回の松本真央はもっと冷徹な印象を持った。それが表面だけなのかは、今後明らかになるのだろうか?
 逆立ちパフォーマンスは要らない。

 さて、このドラマは中央監察医務院に配属された新人なので、自分本位に才能を発揮すれば周囲と軋轢を生む。そんなところが鬱陶しい。しかし、真実を追求する真央にメンバーが感化されていく可能性もある。
 そのメンバーだが、部長の生瀬勝久を始め、尾身としのり、六角精児など豪華。彼らがもっと光るような脚本であってほしい。
 唯一、真央と対抗できそうなのが、真矢みき演じる印田恭子監察医。ふたりのやり取りも面白い……かも。
 また、暴走刑事・屋敷(佐々木蔵之介)も面白い。まあ、監察医の中心のドラマなので、有能な単独行動刑事がいないと、尺が足りなくなる。
 拘置所にいる死刑囚・小杉貞夫(橋爪功)は真央とどういう関わりを持っているのかも気になるところだが、こういうラスボスをちらちら見せるシリーズの流れは好みではない(最近の刑事ドラマのほとんどが、このパターンのような気がする)。
 今回、真央の天才ぶり(生意気ぶり)は十二分に発揮していたが、監察による真相の解明振りは普通だったように思う。
 救命のための手術により直接確かめることはできないにしても、執刀医に聴取したり、血痕など現場検証によって、転落による死亡か、撲殺されたのか、判断できると思う。



今週の謎
 被害者の部下が、時折、意味深な表情や態度を見せていたが、どういう意味があったのか?


※今週の気になったセリフ
「秋山君、また遅刻か?イカンねえ」
「今のはパワハラです」


 遅刻を注意するのがパワハラ?!
 だとしたら、上司は一切注意できないことになってしまう。



その他
「アメリカなら、訴訟ですよ」

 よくテレビの討論番組で、「欧米は○○」という例を出して、日本は遅れているという趣旨の発言を聞くが、欧米を「先進」として絶対視するのはどうかと思う。
 「猫を入れて電子レンジを使用しない」という注意書きがなかったと難癖をつけて、多額の賠償金をぶんどった例があるアメリカを崇められても困ります。


【ストーリー】番組サイトより
 中央監察医務院。死因不明の急性死、事故死、自殺など、すべての不自然死の検案・解剖を行う機関。ある日、万年人手不足にあえぐその医務院に、松本真央(武井咲)という新人監察医が着任する。彼女はIQ150という才女だが、学生時代から法医学の世界にのめり込んでいたという変わり者。自己紹介もそこそこに、プロファイラーのような洞察力で上司のプライベートをずけずけと分析するなど、初日から先輩職員たちを困惑させる。ただ一人、ベテラン監察医の印田恭子(真矢みき)だけは冷静に、真央を試すような言動を見せるのだった。
 そんな真央の着任初日も、多数の解剖がなされ、慌ただしく一日が過ぎようとしていた。しかし、その夕方、「死因に納得できないので解剖してほしい」という遺族が、医務院に押し掛けてくる。遺体は、建設現場の足場から転落したらしい作業員の男性。院では飛び込みの解剖など受け付けていないが、遺族の勢いに押され、とりあえず遺体を預かることに。ところが、「再会したときには遺体になっていた」という遺族の無念を感じ取った真央は、独断で解剖を開始。遺体に残されたわずかな痕跡から、事件の可能性を見出すが…!?
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『ST 赤と白の捜査ファイル』 第1話

2014-07-20 10:44:08 | ドラマ・映画
赤城左門(31)……法医学者。卓越した科学捜査能力を持つ。「俺様性格」で自ら「一匹狼」を名乗るが、対人恐怖症の引き籠り
青山翔(24)……文書鑑定担当。犯罪心理学のエキスパートであるが、秩序恐怖症。
結城翠(27)……物理学担当。絶対音感など超人的な聴力で相手の心理の動きを把握できる。束縛されるのを嫌い(閉所恐怖症)、服装も開放的(エロい)
黒崎勇治(29)……第一化学担当。優れた嗅覚を持つ。武闘に秀でるが、先端恐怖症(他人の言葉にもとげを感じる)極端な無口。
山吹才蔵(41)……第二化学担当。僧侶でもある。不眠症(眠ると死んでしまうのではないかという強迫観念を持っている)。チームの潤滑油的存在。

 異色メンバーの特殊チームというのはドラマでは珍しくない。
 ただ、個性が強すぎで、赤城、青山、翠が超自分本位なので、不愉快。

 彼らをまとめるのが
百合根友久(26)……キャリアの警部。几帳面な性格なだけに、STの管理者として苦労が絶えない。

 事件は独創的で面白い。

以上の点から言うと、
『東京スカーレット ~警視庁NS係』とは、正反対。

 以前のスペシャルドラマの時もそう感じたが、キャラの不快感は顔見世の際、キャラを断たせる目的でデフォルメ気味。慣れるということもあるが、徐々にメンバーの良さも見えてくる。毎週、付き合うことになるので、尖がった性格は控えめにしてほしい。

 個人的には、藤原竜也が演じる赤城が面白い。
 自己中心で自信家だが、対人恐怖症。
 それでも、(百合根のために?)苦手な聞き込みも試みる(失敗)。
 その他、弱者にやさしい面もある。

 普段はSTメンバーに振り回される岡田将生演じる百合根だが、決めるところは決める。
 百合根&赤城のコンビは面白い。

【ストーリー】番組サイトより
 法医学のスペシャリスト・赤城左門(藤原竜也)を筆頭に、警視庁科学捜査研究所の優秀な研究員5名に特別捜査権を与えて結成されたサイエンティフィック・タスクフォースこと、通称“ST”。
 キャリアの警部だった百合根友久(岡田将生)が彼らの管理を任されてから1年、ろくな実績を挙げることが出来ず、また三枝俊郎(渡部篤郎)参事官という後ろ盾も失った。さらに後任としてついたのがSTを敵対視する松戸紫織(瀬戸朝香)理事官。それにより、ますますSTは存続の危機にあった。
 そんな中、2つの殺人事件が発生。しかもそのうち1人の被害者は、遺体がゾンビのように動き出したらしい。百合根は不思議がるが、STのリーダーである赤城は、フグが持っているような毒を使えばありうると告げる。
 赤城・百合根に加え、青山翔(志田未来)、結城翠(芦名星)、黒崎勇治(窪田正孝)、山吹才蔵(三宅弘城)という科学捜査のスペシャリストたちで構成されたSTだが、変わり者揃いとあって警視庁内で疎まれていた。さらに青山が余計な挑発をしたことで捜査本部から締め出されたため、STは独自で捜査を開始。
 被害者は2人ともモデルの八神秋子(加藤夏希)に付きまとっていたことを知る。捜査すればするほど秋子への疑いが深まるが、それが真犯人の狙いではないかと赤城は考え…。

 
コメント (2)
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