英の放電日記

将棋、スポーツ、テレビ等、日々感じること。発信というより放電に近い戯言。

相棒 season13 第19話(最終話) 「ダークナイト」

2015-03-18 22:10:27 | ドラマ・映画
享は、3年間、右京の何を見ていたのか?
享のこれまでの行動をまったく無にする……無にするどころか、どぶに捨てる(マイナスにする)今回の顛末だった。


 ダークナイトの犯行の動機も、享の心境も、理解不能。
 ダークナイトとして犯行を重ねる傍ら、右京の相棒として捜査をしていた享……ドラマとして崩壊している。

いきなり示されるダークナイトの存在(犯行)
・右京もその犯行を熟知、興味を持っていたが、今回に至るまで捜査を行っていない
・悦子も今話になるまで、気づいていなかったのか?
  やたらダークナイトに関心を持っていたが、報道画面のダークナイトの歩く姿で気がついたようだった。


意味不明の峯秋
・運不運、宿命……
 「本人には変えられようがないモノ(運)。
  それによって、この世の中、勝負が決する。
  勝つ者が勝つべくして勝ち、負ける者は負けるべくして負けている」
   ……この訓示が、今回の話とどう関係があるのだろうか?
・「結果的に右京が享をダークナイトに追いやった」
 「君は自分が思っている以上に“危険な人物”かもしれないよ」
   ……八つ当たりもいいところだ。まさに「言いがかり」だ
  
 都議会議員の撲殺が模倣犯であるという推理と逮捕以後は、ダークナイトの正体が明かされていたので、模倣犯のイラつく態度や享の凶行の心理などが、ダラダラ見せられるだけ。観終った後も、上述したように納得できないことだらけ。


 この3シーズン、質の低下が顕著だったが、この最終回の最低さに、
「この3シーズンを抹消してほしい」と叫びたくなった。

芹沢「馬鹿野郎だな、あいつ」
伊丹「ああ、確かに馬鹿野郎だ」
角田「馬鹿野郎か」
米沢「馬鹿野郎ですな」

 …………馬鹿野郎だ


【ストーリー】番組関連記事より
 「ダークナイト」と呼ばれる人物が世間を騒がせていた。ここ2年半の間に暴力団をはじめとする社会的に話題となった事件の犯罪者たちを次々に独自の正義感で制裁する人物だ。殺すには至らないがそれなりの重傷を負わせ、闇のヒーローとして世間から喝采を浴びていた。右京はダークナイトを「間違った正義」だとして好感をもてない様子でいた。
 ある日、都議会議員の辻堂匡臣(岡崎宏)が殺害される事件が発生。鑑識課の米沢(六角精児)の話によると、殺された辻堂の死因は行き過ぎた暴行による内臓破裂だった。現場の警備員の目撃証言から、逃走犯の独特の服装からこの事件はダークナイトの犯行と思われた。
 「とうとうダークナイトが人を殺した」という捜査一課の伊丹(川原和久)や芹沢(山中崇史)らの見解に対し、今回の殺人事件はダークナイトの模倣犯の仕業だと主張する享。これまでのダークナイトの犯行が、最初の一撃で急所を捉え、ほどほどに痛めつけるというものであったのに対し、今回は執拗(しつよう)に殴る蹴るという行き過ぎた暴行の末、殺してしまったことから、人間を殴り慣れていない人物、つまりは別人ではないかと推測されるからだ。
 過剰な暴行で、恐らく本当の犯人自身も負傷していると推理した右京と享は、都内の医療機関を調べあげ、種村和真(瀧川英次)という人物にたどりつく。翌日、訪ねて行った特命係ふたりに種村は自分こそがダークナイトだと告白する。種村の自宅からダークナイトの服装が押収され、種村が自身こそがダークナイトであることを認めているにもかかわらず、納得のいかない享は、種村はやはり模倣犯ではないかと主張。それを証明するために独自に調査を始める。時おなじくしてその頃、身柄を拘束されていた種村が地検の支部から逃走。右京は種村の行方を追うが、その種村が何者かに襲われ、緊急病院に搬送される。

ゲスト:鈴木裕樹、瀧川英次

脚本:輿水泰弘
監督:和泉聖治
コメント (10)
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