この記事も9回目、引っ張りに引っ張って、パーティから丸1ヶ月経ってしまいました。(パーティは5月23日)
今日は、名人戦最終局の2日目、午前11時30分現在、先手の羽生名人が▲4八飛と攻撃態勢を整え、先手が先攻できそうでやや先手を持ちたい局面。しかし、作戦勝ちと言っても、まったく勝敗の行方は不明。特に、今期の名人戦は、最後の最後までもつれる流れ。特に郷田九段の終盤の粘着力は素晴らしい。
今日の記事は、いよいよ羽生名人が登場するが、もしかしたら「羽生名人」と表記するのは今日が最……あわわっ、何を弱気なことを!
12時30分、羽生名人が仕掛けが始まっている。郷田九段は攻め合いを、いったんあきらめ、玉を2二に入城させるが、先手の攻めが調子よくて受け止めるのは大変そう。しかし、先手陣も堅くないので、どこかで反撃が利きそう。
パーティでのもう一人の目当ては、もちろん羽生名人。
羽生名人を間近で見るのはこれが初めて、私には羽生名人からほのかに後光が射して見えた。菩薩様のようだ。
もう見ているだけでいい。近くにいるだけでいい。背後霊のようだ。
とにかく、人気抜群であるので、次から次へと取り巻きが絶えない。名人戦の最中(第四局と第五局の合い間)であるが、羽生名人はニコニコと応対している。そう思うと余計声が掛けられない。
と、関西風のおっさん、(某番組によると、大阪では「おっちゃん」と呼ぶと親しみが込められていて、「おっさん」と呼ぶと蔑みが感じられるらしい)、もとい、おっちゃんが、
「いまさら言うのもなんやけど、竜王戦の第七局、羽生先生の勝ちがありましたやろ」
おい!何ということを言うんや、今さら、傷口に塩を擦り込むようなことを!やっぱり、「おっさん」で充分や。
そんな失礼な質問にも、「ええ、まあ、あの将棋は…」と丁寧に答えていました。
写真だけでもと思って、撮ったのがこれ。
カメラ目線でないのが、残念ですが、私の奥ゆかしさとお考えください。
とにかく、名人と同じ空気を吸おうと、周囲をうろつく。そこへ長沢千和子女流四段が、お知り合いを連れて名人のところへ。名人に紹介しようというのだろう。ところが、私に気付き、
「お先にどうぞ」
と名人に
「名人、ちょっとよろしいですか」
と私のほうに水を向けてくれたのだ。よほど、物ほしそうな顔をしていたのだろう。
と、思いがけなく、お話の機会が。
「ふ、福井から着ました」
「や、これは遠いところから」
「大ファンなんです。娘から是非、羽生先生と話をして来いと言われまして」
「あ、そうなんですか。では、名刺を。カラーのを差し上げましょう」
「うれしいです。ありがとうございます」
「長沢さん、ありがとうございました」
「えっ、これでいいの?せっかくだから、もっと」
「そ、そうですね。では、羽生先生、握手を」
「ええ、いいですよ」
羽生先生の手は、柔らかかった。私の阿呆がうつらなかったかな?
この様子を、娘に話したら、
「えっ、それだけ?サインは?ツーショットは?」
「それだけ」
「えー、根性なし」
根性なしだったなあ。でも、私は満足している。
今日は、名人戦最終局の2日目、午前11時30分現在、先手の羽生名人が▲4八飛と攻撃態勢を整え、先手が先攻できそうでやや先手を持ちたい局面。しかし、作戦勝ちと言っても、まったく勝敗の行方は不明。特に、今期の名人戦は、最後の最後までもつれる流れ。特に郷田九段の終盤の粘着力は素晴らしい。
今日の記事は、いよいよ羽生名人が登場するが、もしかしたら「羽生名人」と表記するのは今日が最……あわわっ、何を弱気なことを!
12時30分、羽生名人が仕掛けが始まっている。郷田九段は攻め合いを、いったんあきらめ、玉を2二に入城させるが、先手の攻めが調子よくて受け止めるのは大変そう。しかし、先手陣も堅くないので、どこかで反撃が利きそう。
パーティでのもう一人の目当ては、もちろん羽生名人。
羽生名人を間近で見るのはこれが初めて、私には羽生名人からほのかに後光が射して見えた。菩薩様のようだ。
もう見ているだけでいい。近くにいるだけでいい。背後霊のようだ。
とにかく、人気抜群であるので、次から次へと取り巻きが絶えない。名人戦の最中(第四局と第五局の合い間)であるが、羽生名人はニコニコと応対している。そう思うと余計声が掛けられない。
と、関西風のおっさん、(某番組によると、大阪では「おっちゃん」と呼ぶと親しみが込められていて、「おっさん」と呼ぶと蔑みが感じられるらしい)、もとい、おっちゃんが、
「いまさら言うのもなんやけど、竜王戦の第七局、羽生先生の勝ちがありましたやろ」
おい!何ということを言うんや、今さら、傷口に塩を擦り込むようなことを!やっぱり、「おっさん」で充分や。
そんな失礼な質問にも、「ええ、まあ、あの将棋は…」と丁寧に答えていました。
写真だけでもと思って、撮ったのがこれ。
カメラ目線でないのが、残念ですが、私の奥ゆかしさとお考えください。
とにかく、名人と同じ空気を吸おうと、周囲をうろつく。そこへ長沢千和子女流四段が、お知り合いを連れて名人のところへ。名人に紹介しようというのだろう。ところが、私に気付き、
「お先にどうぞ」
と名人に
「名人、ちょっとよろしいですか」
と私のほうに水を向けてくれたのだ。よほど、物ほしそうな顔をしていたのだろう。
と、思いがけなく、お話の機会が。
「ふ、福井から着ました」
「や、これは遠いところから」
「大ファンなんです。娘から是非、羽生先生と話をして来いと言われまして」
「あ、そうなんですか。では、名刺を。カラーのを差し上げましょう」
「うれしいです。ありがとうございます」
「長沢さん、ありがとうございました」
「えっ、これでいいの?せっかくだから、もっと」
「そ、そうですね。では、羽生先生、握手を」
「ええ、いいですよ」
羽生先生の手は、柔らかかった。私の阿呆がうつらなかったかな?
この様子を、娘に話したら、
「えっ、それだけ?サインは?ツーショットは?」
「それだけ」
「えー、根性なし」
根性なしだったなあ。でも、私は満足している。
ちなみに、我が家には、息子と羽生名人の2ショットがあります(こちらは、プチ自慢^^)
思いっきり、自慢じゃないですか(笑)
http://www.chunichi.co.jp/igo-shogi/48oui/photo.html