前回と非常に間が空いてしまいました。
30分枠のドラマだというのに、レビュー記事の“ゆっくり度”と“苦労度”……どうしたものか……
矢島正明氏のナレーションを青字、“ト書き”(私の補足説明)は茶色で表記します
【第5話の後半は、ままならない恋の状況に苛立ち、苛立ちを感じてしまうこと自体にも戸惑い、苛立ちの度を増していくふたり………という展開だった】
そうだ!帰りに彼女に会ってみよう。
帰りの電車で彼女を見たことがある。OLの帰宅時間が半ば習慣化されているとすれば、今日もあの電車に彼女が乗る可能性は強い。乗る位置はそうあちこち変えないものだ。
もう一度会うのだ。こう気になるのでは、すげなく分かれたことが逆効果ではないか
しかし、彼女は社長に夕飯に誘われて、帰宅が遅れてしまう(誘われなくても、残業したので、誘いに乗らなくても会えなかった)
毎週金曜日の英語の講習も行かずに、早く帰宅したり、兄弟の会話にいつもと違うモノを弟に感じさせてしまう。
彼女の方も、お酒を飲んでいつもより酔いが回り、いろいろ聞いてくる妹に当たってしまう。
2、3杯飲んだ酒のせいであろうか、敬子は今になって、自分が思いがけぬほど今朝の青年の態度に傷ついていることが分かった。
わざととしか思えぬ冷淡さで、青年はせっかくの機会を利用しなかった。
《私なんか眼中にないのかしら。好きな人がいるのかしら?》
いやいや、そんなふうにあの青年のことばかり考えてしまう自分が腹立たしかった。
それでも、「うるさいなんて言って、ごめんね。……ちょっと悔しいことがあったの。でも、もう平気。お茶でも飲もうか」
と仲直り。
あくる朝、敬子はいつもと違う車両に乗った。
いつもの車両に乗ってあの青年にあったら、自分が追いかけていると思われる気がした。
翌朝、通勤シーン
きょろきょろ敬子を探す雄一
《いったい、自分は何をしているのだ》と雄一は思った。
《初めて言葉を交わした女性に冷淡な態度を取ったからといって、それが何だ。
もう一度会ってどうするというのだ。「昨日は冷たくしてごめんなさい」などと言ったら、彼女は何のことかわからず、笑い出すかもしれないではないか。
どうしたというのだ。なぜ彼女のことが頭を占めるのか。今はそれどころではないのに、試験なのに。言わば、ビジネスマンとして一生に関わる試験があるというのに、この気の散り方は、どうしたんだ》
敬子はあの青年のことは忘れることにした。
偶然、何度か出会ったに過ぎない男性である。忘れようと思えば簡単なはずではないか
自分に気があると思う男性の誘いに喫茶店で語らう。しかし、“心、ここにあらず”状態を悟られてしまう。
忘れること。……おかしなことだが、ふたりはお互いを無理やり忘れようとしていたのだった。 (てぃ~らら♪~ら~♪……第5話終了)
《かなり端折ってしまったので、補足》
・昼間、耕作(雄一の父)に恋心を抱く柴田家の家政婦・春日ハル(菅井きん)が押しかけてきて、雄一の弟の健(あおい輝彦)にあれこれ話しかけてくる。
・昼食休憩時だと思うが、オープンカフェで妹の明子(沢田雅美)と会話する敬子。妹は浪人生で予備校に通おうかと相談される。妹はお気楽で少しわがままそう。
・苛立ちながら仕事する雄一に、心配とからかいを含めて同僚が話しかけるシーン
・敬子、社長に頼まれ残業。社長、労いに夕食に誘う。最初は遠慮するが、社長の巧みな誘いに、応じることにした。
・帰宅途中、駅ホームや列車内で敬子の姿を探す雄一
・雄一、帰宅して、やや不機嫌な感じで夕飯を食べる。弟と会話。健は兄の様子に少し違和感を感じる
・敬子、夜遅くに帰宅。少し酔い気味。あれこれ話しかけてくる明子に、つい、怒鳴ってしまう……後で、仲直り
・翌朝、出勤シーン。敬子が車両を変えたので、ふたりは出会わず
・沢野敬と喫茶店で語らうが、敬子は心ここにあらずと見抜かれる。沢野(中谷一郎)……“敬子に思いを寄せる写真家”(ウィキペディアより)
・昼休み、テニスコートの横をぼんやり歩く雄一(第5話終了)
ふたりの弟、妹はお気楽な性格。ややワガママで、予備校の雰囲気が嫌なので宅浪。演じるあおい輝彦さんも沢田雅美さんも、やや早口で滑舌が悪い(特に沢田さん)ので聞き取りにくい。でも、いい味出している
ちなみに?私は沢田雅美さんと田坂都さんのイメージがダブります。
私にとって初登場の菅井きんさんが柴田理恵さんに見えた。
矢島正明氏のナレーションが絶妙で、二人の行動と内面の裏腹さ、その葛藤が非常に面白い。
ただし、そのナレーションやふたりのドラマ描写が濃密なので、観ている方もぐったり(笑)
この調子でレビューを書くと半死状態になりそう。どうしたものか……
1話ごとの簡単な流れと感想を書いていこうか……(未定)
30分枠のドラマだというのに、レビュー記事の“ゆっくり度”と“苦労度”……どうしたものか……
矢島正明氏のナレーションを青字、“ト書き”(私の補足説明)は茶色で表記します
【第5話の後半は、ままならない恋の状況に苛立ち、苛立ちを感じてしまうこと自体にも戸惑い、苛立ちの度を増していくふたり………という展開だった】
そうだ!帰りに彼女に会ってみよう。
帰りの電車で彼女を見たことがある。OLの帰宅時間が半ば習慣化されているとすれば、今日もあの電車に彼女が乗る可能性は強い。乗る位置はそうあちこち変えないものだ。
もう一度会うのだ。こう気になるのでは、すげなく分かれたことが逆効果ではないか
しかし、彼女は社長に夕飯に誘われて、帰宅が遅れてしまう(誘われなくても、残業したので、誘いに乗らなくても会えなかった)
毎週金曜日の英語の講習も行かずに、早く帰宅したり、兄弟の会話にいつもと違うモノを弟に感じさせてしまう。
彼女の方も、お酒を飲んでいつもより酔いが回り、いろいろ聞いてくる妹に当たってしまう。
2、3杯飲んだ酒のせいであろうか、敬子は今になって、自分が思いがけぬほど今朝の青年の態度に傷ついていることが分かった。
わざととしか思えぬ冷淡さで、青年はせっかくの機会を利用しなかった。
《私なんか眼中にないのかしら。好きな人がいるのかしら?》
いやいや、そんなふうにあの青年のことばかり考えてしまう自分が腹立たしかった。
それでも、「うるさいなんて言って、ごめんね。……ちょっと悔しいことがあったの。でも、もう平気。お茶でも飲もうか」
と仲直り。
あくる朝、敬子はいつもと違う車両に乗った。
いつもの車両に乗ってあの青年にあったら、自分が追いかけていると思われる気がした。
翌朝、通勤シーン
きょろきょろ敬子を探す雄一
《いったい、自分は何をしているのだ》と雄一は思った。
《初めて言葉を交わした女性に冷淡な態度を取ったからといって、それが何だ。
もう一度会ってどうするというのだ。「昨日は冷たくしてごめんなさい」などと言ったら、彼女は何のことかわからず、笑い出すかもしれないではないか。
どうしたというのだ。なぜ彼女のことが頭を占めるのか。今はそれどころではないのに、試験なのに。言わば、ビジネスマンとして一生に関わる試験があるというのに、この気の散り方は、どうしたんだ》
敬子はあの青年のことは忘れることにした。
偶然、何度か出会ったに過ぎない男性である。忘れようと思えば簡単なはずではないか
自分に気があると思う男性の誘いに喫茶店で語らう。しかし、“心、ここにあらず”状態を悟られてしまう。
忘れること。……おかしなことだが、ふたりはお互いを無理やり忘れようとしていたのだった。 (てぃ~らら♪~ら~♪……第5話終了)
《かなり端折ってしまったので、補足》
・昼間、耕作(雄一の父)に恋心を抱く柴田家の家政婦・春日ハル(菅井きん)が押しかけてきて、雄一の弟の健(あおい輝彦)にあれこれ話しかけてくる。
・昼食休憩時だと思うが、オープンカフェで妹の明子(沢田雅美)と会話する敬子。妹は浪人生で予備校に通おうかと相談される。妹はお気楽で少しわがままそう。
・苛立ちながら仕事する雄一に、心配とからかいを含めて同僚が話しかけるシーン
・敬子、社長に頼まれ残業。社長、労いに夕食に誘う。最初は遠慮するが、社長の巧みな誘いに、応じることにした。
・帰宅途中、駅ホームや列車内で敬子の姿を探す雄一
・雄一、帰宅して、やや不機嫌な感じで夕飯を食べる。弟と会話。健は兄の様子に少し違和感を感じる
・敬子、夜遅くに帰宅。少し酔い気味。あれこれ話しかけてくる明子に、つい、怒鳴ってしまう……後で、仲直り
・翌朝、出勤シーン。敬子が車両を変えたので、ふたりは出会わず
・沢野敬と喫茶店で語らうが、敬子は心ここにあらずと見抜かれる。沢野(中谷一郎)……“敬子に思いを寄せる写真家”(ウィキペディアより)
・昼休み、テニスコートの横をぼんやり歩く雄一(第5話終了)
ふたりの弟、妹はお気楽な性格。ややワガママで、予備校の雰囲気が嫌なので宅浪。演じるあおい輝彦さんも沢田雅美さんも、やや早口で滑舌が悪い(特に沢田さん)ので聞き取りにくい。でも、いい味出している
ちなみに?私は沢田雅美さんと田坂都さんのイメージがダブります。
私にとって初登場の菅井きんさんが柴田理恵さんに見えた。
矢島正明氏のナレーションが絶妙で、二人の行動と内面の裏腹さ、その葛藤が非常に面白い。
ただし、そのナレーションやふたりのドラマ描写が濃密なので、観ている方もぐったり(笑)
この調子でレビューを書くと半死状態になりそう。どうしたものか……
1話ごとの簡単な流れと感想を書いていこうか……(未定)
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