英の放電日記

将棋、スポーツ、テレビ等、日々感じること。発信というより放電に近い戯言。

先日、「嘘つきが多いような気がする」と書いたが……

2021-10-26 16:43:58 | 時事
 10月19日に「嘘つきが多いような気がする」という記事を書いた。
回答のパーセントに、適当に実際に行くかどうかの確率を掛けて、投票率の期待値を考えてみた。
 その結果は78.7%。ほぼ同様な回答割合だった前回の衆議院選挙の実際の投票率は56%だったので、「嘘つきが多いような気がする」と述べた。(詳しくは、上記の記事「嘘つきが多いような気がする」

 で、その1週間後の世論調査。
10月22日(金)〜24日(日)のNHKの世論調査で、
衆議院選挙に行くか?の問いに
「必ず行く」……………………52%
「行くつもりでいる」…………24%
「行くかどうかわからない」…8%
「行かない」……………………5%
「期日前投票をした」…………9%
無回答…………………………2%

という回答だった。


 「必ず行く」「行くつもりでいる」が前回に比べて少し減っているが、これは「期日前投票した」に移行していると考えられる。(前回は、56%(必ず行く)+29%(行くつもり)=86%、今回は52%+24%+9%(期日前)=86%)

 なので、今回取り上げて、ことさら書くこともないように思えたが、
ふと、ある要素を全く考えてなかったことに気がついた

 それは……
「調査の対象となったのは、5525人で、57.1%にあたる3157人から回答を得た」という点。
 つまり、前回は回答した人についてのみの類推であった

 調査の回答しなかった(設問に対する「無回答」ではない)理由としては、「答えるのが面倒」「忙しかった」「自分の考えを明らかにするのは嫌」などが考えられるが、「政治に関心がない」という理由も多いのではないだろうか。
 どんどん想像の割合が高くなっていくが、調査に無回答の人のうち4割が「答えるのが面倒」、3割が「政治に関心がない」と仮定。これらの人は選挙に行かない率が高そうだ。
 そこで、《「答えるのが面倒」な人の6割が選挙に行かない》、《「政治に関心がない」人はすべて選挙にはいかない》と《残りの無回答者の4割が選挙に行かない》と仮定。

 そこで、調査に回答しなかった人のうち、40%×60%+30%×100%+30%×40%=24%+30%+12%=66%が選挙に行かないと見積もられる(もっと多いかも)。
 なので、調査に回答しなかった人のうち選挙に行く人は、100%-66%=34%

 前回に算出した投票率78.7%は、回答した人のみについての数値なので、今回の回答率が約57%なので、全体の78.7%×57%=44.9%。
 さらに、無回答者(アンケート対象者の43%)のうち選挙に行く人は34%×43%=14.6%

 よって、投票率は44.9%+14.6%=59.5%。

 …………う~ん、嘘つきは少ないのかもしれない

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