英の放電日記

将棋、スポーツ、テレビ等、日々感じること。発信というより放電に近い戯言。

放棄はダメだろう

2024-12-08 10:43:40 | 時事
NHK NEWS WEB より引用】
韓国の国会では、「非常戒厳」を宣言したユン・ソンニョル(尹錫悦)大統領の弾劾を求める議案の採決が7日行われましたが、与党のほとんどの議員が投票に参加しませんでした。
ウ・ウォンシク(禹元植)議長は与党議員に対して投票を呼びかけましたが、午後9時すぎになって、投票した国会議員が200人に達しなかったことから「投票が成立しなかった」と述べ、議案は廃案となりました。


 ユン大統領の暴挙(非常戒厳)に対する弾劾は当然である。
 与党は最初はユン大統領を批判、責任を追及していたが、大統領の役職を保持する姿勢に転換した。
 与党が大統領の役職を保持しようとしたのは妥当かもしれないが、弾劾議案に対し投票を放棄したのはいただけない。
 議員としての職務を放棄したのと同じで、議会制度を否定した行為である。
 党の方針通り、弾劾議案に反対票を投じれば、否決できたのだから尚の事である。
 ただし、8名の造反者が出れば、弾劾議案が可決される。無記名投票なのであり得る事態だ。
 党はそれを怖れて、投票を棄権する方針を決めたのだろう。
 党の方針に逆らって投票するのは、なかなか出来ない。無記名とは言え、野党はすべて賛成票を入れるであろうから、どちらの票を投じたのかはほぼ判明してしまう。実際に反対票を入れたとしても、《党の方針に逆らった》という事実は残る。

 しかし、投票数が規定数に足りずに『投票不成立』で廃案となってしまったことは、与党の信用失墜、韓国議会の国際的信用度も低下してしまった。
 自ら傷口を広げてしまった。

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