古今和歌集 0917 2022-05-04 04:58:39 | 古今和歌集 すみよしと あまはつぐとも ながゐすな ひとわすれぐさ おふといふなり すみよしと 海人は告ぐとも 長居すな 人忘れ草 生ふといふなり 壬生忠岑 住吉はその名の通り住みやすいところだと漁師が言っても、長居はしないように。人を忘れるという忘れ草が生えているというから。 「すみよし」は地名の「住吉」と「住み良し」の掛詞。「長居」も、平安中期に「長居の浦」という地名があったとのことで、こちらも地名が掛かっているのかもしれません。