ぬきみだる ひとこそあるらし しらたまの まなくもちるか そでのせばきに
ぬき乱る 人こそあるらし 白玉の 間なくも散るか 袖のせばきに
在原業平
緒から抜いて白玉を散らしている人がいるようだ。絶え間なく白玉が散りかかってくるよ、受け止めるための袖はこんなに狭いのに。
詞書には「布引の滝のもとにて、人々集まりて歌よみける時によめる」とあります。0922 と同じく、布引の滝で飛び散る飛沫を白玉に見立てての詠歌ですね。
ぬきみだる ひとこそあるらし しらたまの まなくもちるか そでのせばきに
ぬき乱る 人こそあるらし 白玉の 間なくも散るか 袖のせばきに
在原業平
緒から抜いて白玉を散らしている人がいるようだ。絶え間なく白玉が散りかかってくるよ、受け止めるための袖はこんなに狭いのに。
詞書には「布引の滝のもとにて、人々集まりて歌よみける時によめる」とあります。0922 と同じく、布引の滝で飛び散る飛沫を白玉に見立てての詠歌ですね。