あはれてふ ことのはごとに おくつゆは むかしをこふる なみだなりけり
あはれてふ 言の葉ごとに 置く露は 昔を恋ふる 涙なりけり
よみ人知らず
「あはれ」という言葉を発するたびに置く露は、昔を恋しく思う涙なのであった。
意味内容からすれば、「昔を思って涙する」というだけの歌ですが、「言の葉」の「葉」という表現に着目して涙をその「葉」につく「露」と見たてたところに味わいがあります。とても「古今集的」な歌と言えるでしょうか。
あはれてふ ことのはごとに おくつゆは むかしをこふる なみだなりけり
あはれてふ 言の葉ごとに 置く露は 昔を恋ふる 涙なりけり
よみ人知らず
「あはれ」という言葉を発するたびに置く露は、昔を恋しく思う涙なのであった。
意味内容からすれば、「昔を思って涙する」というだけの歌ですが、「言の葉」の「葉」という表現に着目して涙をその「葉」につく「露」と見たてたところに味わいがあります。とても「古今集的」な歌と言えるでしょうか。