貫之集 342 2024-03-23 06:18:40 | 貫之集 人の家に花橘あるところ としごとに きつつこゑする ほととぎす はなたちばなや つまとなるらむ 年ごとに 来つつ声する 時鳥 花橘や 妻となるらむ 人の家に花橘があるところ 毎年訪れては橘の木にとまって鳴く時鳥は、橘の花が妻となっているのであろうか 時鳥と橘も古典和歌では定番の組み合わせ。古今和歌集でも 141、155 に見られます。