網代に紅葉の散り入りて流るるところに、人おほかり
ふたたびや もみぢばはちる けふみれば あじろにこそは おちはてにけれ
ふたたびや もみぢ葉は散る 今日見れば 網代にこそは 落ちはてにけれ
網代に散った紅葉が流れてたまっているところに、人がたくさんいる
川に散り落ちたもみじの葉を今日見ると、川を流れて網代に溜まっている。この網代から再び流れて散ってしまうのであろうか。
一旦網代で止まった紅葉がまたそこから流れて行くことを、「再び散る」と捉えて詠んだところが貫之の機智ですね。
網代に紅葉の散り入りて流るるところに、人おほかり
ふたたびや もみぢばはちる けふみれば あじろにこそは おちはてにけれ
ふたたびや もみぢ葉は散る 今日見れば 網代にこそは 落ちはてにけれ
網代に散った紅葉が流れてたまっているところに、人がたくさんいる
川に散り落ちたもみじの葉を今日見ると、川を流れて網代に溜まっている。この網代から再び流れて散ってしまうのであろうか。
一旦網代で止まった紅葉がまたそこから流れて行くことを、「再び散る」と捉えて詠んだところが貫之の機智ですね。