漢検一級 かけだしリピーターの四方山話

漢検のリピート受検はお休みしていますが、日本語を愛し、奥深い言葉の世界をさまよっています。

古今和歌集 0066

2020-01-04 17:11:16 | 古今和歌集

さくらいろに ころもはふかく そめてきむ はなのちりなむ のちのかたみに

桜色に 衣は深く 染めて着む 花の散りなむ のちの形見に


紀有朋




 衣は桜色に深く染めて着よう。花が散ってしまったのちにそれを偲ぶよすがとして。

 作者の紀有朋は選者紀友則の父。名前は「有友」と表記することもあるようです。古今和歌集には上記の他にもう一首(1029)が入集しています。



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