漢検一級 かけだしリピーターの四方山話

漢検のリピート受検はお休みしていますが、日本語を愛し、奥深い言葉の世界をさまよっています。

古今和歌集 0067

2020-01-05 17:29:08 | 古今和歌集

わがやどの はなみがてらに くるひとは ちりなむのちぞ こひしかるべき

わがやどの 花見がてらに 来る人は 散りなむのちぞ 恋しかるべき


凡河内躬恒






 私の家の花を見るついでにやってくる人は、花が散ってしまったあとになって、恋しく思われることだろう。

 桜が散ってしまう寂しさだけでなく、桜の季節にしかやって来ない愛しい人が無沙汰になる寂しさを想い、それを皮肉まじりに歌った歌です。


 さてさて、長かった年末年始休暇も今日でおしまい。普段の日常が戻ってくる中、一日一首、どこまで続けられるかな??




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