北の風に吹かれて~独り漫遊記~

町歩きを中心に、日々の出来事を綴ります。 
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違いの分からない男 その11

2013-06-10 20:50:09 | 日々のもろもろ
「御社」「貴社」、「殿」「様」は何が違うの?意味は同じなのに使い方が違う言葉(マイナビ)


「その11」って、前はいつやってたのと思われるかもしれないけど、すみません、前回はこんなに前で、前々回ともなると、ここまで遡ります。
たまに、思い出したようにやるので、お付き合いください。

いきなりメインテーマだけど、自分は民間企業の就職活動というのをしたことがないが、仕事で企業を訪問したりする時、「御社」という言葉を使うことはたまにある。
その一方で、仕事上、民間企業に文書を送付する時は、「貴社」と書くのが普通だけど、口頭で「貴社」と言ったこともやはりない。
なので、単純に、口語か文語かの違いなのかな~と漠然と思っていたのだが、コラムを読んでみて、どうやらそのとおりだったみたいとわかり、少し拍子抜け。
もっと何か、込み入ったものがあるのではないかと考えてました。
でも、確かに、これに限らず、「貴」のつく言葉は、普段口にすることはないよなと思い至った。
「貴様」なんてのは、例えば刑事ドラマで、刑事が犯人に向かって口にしたり、色々なドラマで、男同士の熱い友情を示す場面で使われたりするけれど、これも、中世の頃は敬語として使われていて、それが口語として使われるようになって以降、現在のような使われ方をするようになったとのことだから、決して例外ということではないのだろう。

次に「殿」と「様」。
「殿」が、目上に対して使う言葉ではないということは何となくわかっていたので、不用意に使うと、上から目線になりかねないという思いが働いて、普段は滅多に使わない。
外部に出す公文書では、相手の敬称が「殿」でなければおかしいと思うけど、たまに、こちらに来る文書で、宛名が「○○様」になっていることがあると、ちょっと違和感を覚えてしまう。
別に人間関係に軋轢が生じるのを避けているつもりはないけれど、自分はやっぱり、「様」の方が使いやすいかな。
こちらのブログで、頂いたコメントに返信する際に「○○様」という書き出して始めるのも、気が付いたらそうしていたというのが正直なところだけど、今後も変えるつもりは全くないです。

最後に、「承知しました」、「了解しました」そして「かしこまりました」。
すみません、「了解しました」が、目上に対して用いる言葉ではないということは、恥ずかしながら知りませんでした。
職場でも、上司相手に普通に使ってました。
でも、別に言い訳ではないけれど、「かしこまりました」を使う人はたまにいても、「承知しました」を使っている人は、今の職場でもほとんど見かけることはない。
「かしこまりました」と言えば、「笑点」で、山田隆夫さんが、小道具を持ってくるようにとの歌丸師匠の指示に対して使っているのが有名だけど、もしここで「了解しました」なんて言おうものなら、冗談じゃなく本当にクビになっちゃうのかな?
コメント
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