終わりの日

昨年、「手裏剣戦隊ニンニンジャー」の第１話が放送されたのは２月２２日だったが、これは、世間を震撼させた事件の報道のために、前作「烈車戦隊トッキュウジャー」の最終回が一週遅れ、ニンニンジャーも、２月１５日スタートの予定だったのが、一週遅れることとなったというのは、周知の事実。

【当初の予定】
２月８日・・・トッキュウジャー最終回
２月１５日・・・ニンニンジャー第１話

【実際】
２月１５日・・・トッキュウジャー最終回
２月２２日・・・ニンニンジャー第１話

このことに関して、当時、２月２２日が、２並びということで、「ニンニンニンの日にスタート！」という番宣フレーズがスポットCMで流れていたが、これを見て私は、「遅れたという事実はあるけれど、トッキュウジャーの最終回は２月８日で動かさないとして、１５日は何か特番でも放送して、初めから、２２日をニンニンジャーの第１話にするという考えはなかったのだろうか？」なんてことを思っていた。

しかし、先日の「遠足」の際に、仲間の口から「そういうことか！」と納得させられることを聞き、その考えは一気に吹き飛んだ。
仲間の見解はこう。

「２月２２日、『ニンニンニンの日』に、第２話を放送するということを、前面に出そうとしていたのではないだろうか？」

一発で納得。
恐らくそうに違いないだろうと、今は思う。

あれから一年、そんなこんなでスタートしたニンニンジャーも、早いもので、今日で最終回。
途中、諸事情あって見逃した回もあるけれど、「ストレートな終わり方でいいんじゃないの？」というのが正直な感想。
牙鬼幻月の息子だったという衝撃の事実が明かされた十六夜九衛門が、最後に、張り続けた虚勢と隠された本心との間で揺れ動くシーンは、観ていてグッとくるものがあった。
牙鬼軍団を壊滅させ、修行の旅に出た天晴達六人が、どんな成果を身に付けて返ってくるのか、その辺の一端は・・・、次の「ジュウオウジャーVSニンニンジャー」である程度描かれるのかなやっぱり。

来週からは、「動物戦隊ジュウオウジャー」がスタートだが、先日、ふっとこんなことを思った。
ある雑誌を読んでいて「一般市民」という言葉が目に止まったのだが、長年続く戦隊シリーズにおいて、「一般市民」と言って思い起こされるのは、「チーキュのサル顔の一般市民」こと、「激走戦隊カーレンジャー」の、レッドレーサー＝陣内恭介。
考えてみると、今年はカーレンジャーからちょうど二十周年だし、ジュウオウジャーも、シリーズ四十周年記念作品だから、もしかして・・・なんてことを、ちょっぴり期待しちゃってますが、どんなものでしょうかねえ・・・。