北の風に吹かれて~独り漫遊記~

町歩きを中心に、日々の出来事を綴ります。 
(C)ナナマガラー All Rights Reserved.

初の高島平レポ

2016-02-11 21:32:30 | ロケ地巡り
前回の続き。

荒川に架かる笹目橋を渡り、埼玉県から東京都に入った我々は、板橋区高島平地区で、散策を開始。
私自身、高島平は初めてではなく、今回行くことになる場所の中には、行ったことがあった場所もあるのだが、何故だか、このブログでは一度も紹介したことがなかった。

覚えているのは二回あって、まず、平成18年の冬(古い話だなあ・・・)に行った時は、行ったということだけをさらっと書いていて、詳細については書いていなかったので、その時一緒に行った仲間から「高島平の記事はいつアップするの?」って聞かれていたのを、今回行くことになって思い出しました。
また、平成16年のGWに行った時(さらに古いなあ・・・)は、某戦隊で登場した幼稚園へ行ってみたのだけど、場所柄、不用意にうろつくと不審者と間違えられかねないとの思いから写真を撮影しておらず、当然紹介もしていませんでした。

そんなわけで、このブログでは初となる高島平レポです。

まず最初に行ったのは、「電子戦隊デンジマン」で何度か登場したマンション。
ただ、そこはやはり、現在も居住者がいる一般のマンションということなので、写真は撮ったけど、アップはしません。
ご了承ください。





高島平での検証エピソードは、デンジマン第10話「魔法料理大好き!?」。
この回では、ベーダー一族が、「ハンバーカー」というヘドロ入りのハンバーガーを人間に食べさせることで、人間をヘドロ中毒に陥らせるという作戦が展開されていて、劇中、そのハンバーカーの移動販売車を追跡していたデンジグリーン=緑川達也が、追跡中にベーダーの妨害に遭うシーンで、写真のガスタンクが確認されている。








同じく、緑川による移動販売車の追跡シーンで出てくる小道。
仲間によると、沿道の建物が軒並み新しくなる中、写真の、たばこの幟が出ているお店だけは、当時(1980年)から変わらずに残っており、それが、ロケ地特定の決め手となったとのこと。





接近して一枚。
仲間によると、お店の向かいにある小さな町工場も、当時からあったようです。





劇中、緑川が移動販売車を追い詰めたのが、このあたり。
車の中から、ハンバーカーを宣伝する、ベーダーの女スパイ・ケラーの声が流れているのを聞き、緑川は、運転席のドアを開けて中に踏み込むが、車から流れるケラーの声は録音で、ケラー達は既に車を離れた後だった。





劇中では、このシャッターが開いていて、ケラーと、同じ女スパイ・ミラーが中に潜んでいて、緑川をやり過ごす展開となっている。





近くにある交差点。
劇中では、写真の橋を移動販売車が通過するシーンもあるのだが、戻ってきてから改めて映像を観ると、他のシリーズでも何となく見覚えがある気がしてきたので、その辺がわかったら、また行ってきて、そっちに絞った検証をしてみたいと思います。





続いては、少し離れて、都営三田線西台駅近くにある都営団地。
この道路を、向こうから手前へ車が走ってくるシーンは、デンジマンだけでなく、続く「太陽戦隊サンバルカン」や「大戦隊ゴーグルファイブ」でも何度か描かれており、当時はロケ地の定番だった場所。





この都営西台団地は、古い棟で昭和45年に入居が開始された歴史ある団地だそうで、本腰を入れて調べてみたら、この周辺で撮影されているシーンが、これでもかってくらい出てくるのではないかという気がしています。





この歩道になっている部分、見覚えがある方も多いのではと思います。
今回検証中に話題になったエピソードは、

①サンバルカン第6話「機械の支配する家」
・機械帝国ブラックマグマのゼロガールズが、「21世紀電気」なる電気店を名乗り、家庭で使用されている家電製品を無料で下取りして、機械生命体キカイモンガーの分身である金属細胞を付着させた新品の家電製品を配付するシーン。
・同じ回の後半で、ブラックマグマを誘い出す作戦として、嵐山長官の娘・美佐が、同じく「21世紀電気」を名乗り、人の指示で献身的に動く「ロボター」というロボットをアピールするシーン。(ロボターは着ぐるみで、中に入っていたのは嵐山長官)

②ゴーグルファイブ第23話「シャボン玉大作戦」
・本編ではなく予告映像だが、暗黒科学帝国デスダークによる水道水汚染の影響で家庭の水道が使えなったために出動した給水車から、汚染の原因である、合成怪獣カニモズーの放つ有毒なシャボン玉が放たれ、水を求めて集まった人々が苦しむシーン。

の二つだけど、ここも、調べたらまだまだありそうな気がします。





先の「機械の支配する家」では、ブラックマグマを捜索するサンバルカン三人が、この場所で落ち合うシーンが描かれている。





最後の写真は、今回の目当てではなかったけれど、団地の側にある都営線の車庫。
もしかすると、ここも?(何かの作品で使われている?)という気がします。

というわけで、高島平編はこれにて終了。
今回は予定外の行動だったので、次に行く時は、対象エピソードを絞り、更に詳細な検証をしてみたいと思います。

この後我々は、時刻が16時30分近くだったこともあり、約束していた電話タイムのため、西台駅近くにあるマクドナルドへ。
そこで一時間ほど過ごして解散し、次回の開催を約束して別れました。

その次回だけど、昨年は、猛暑を避ける狙いから、7月ではなく9月に開催したものの、9月のSWの時期は、GWと同様に旅行代金が跳ね上がるという問題があることから、今年は、また7月に戻すこととした。
場所は未定だけど、帰りの地下鉄では、「十年後二十年後もこうして集まれたら」なんて話も出たので、これからも、集まれるのは年に二回だけど、この仲間で楽しく過ごして行きたい、そんな思いを新たにした旅となりました。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

県境を越える

2016-02-11 09:33:53 | ロケ地巡り



先日の続き。
埼玉県と東京都の境に近い、笹目川が荒川に通じる水門の付近で、「電子戦隊デンジマン」のロケ地巡りをしていた私達。
当初の予定では、ロケ地巡りはここまでで、この後は戸田公園駅へ戻り、16時30分に予定されていた、この日参加できなかった仲間との電話タイムまで、どこかで適当にまったり・・・のはずだったのだが、ある仲間の一言で、その予定がガラッと変わることに。

この地図をご覧いただければと思いますが、戸田競艇場は、荒川を挟んで東京都と向かい合う形になっており、荒川を超えた所には、都営地下鉄三田線の終点である西高島平駅があるのだが、

「ここの荒川の向こう側は高島平で、デンジマンのロケ地たくさんあるんですよ。」

という仲間の一言が、我々の冒険魂(スピリット)に火を付ける形となり、また、別な仲間の一人が、万歩計装着でいたところ、この時点では目標の数値に遠く及ばない歩数しか稼げていなかったという事情もあって、予定外の冒険「荒川を超えて高島平へ向かおうツアー」が始まることとなったのでした。





埼玉から東京へと通じる国道17号へ出るには、一旦、地下道を通る必要があるので、とりあえずはこの地下道を向こうへ。





反対側。
ここは、「電子戦隊デンジマン」第27話「赤いカブト虫爆弾」で、ベーダーに唆され、爆弾だと知らずに赤い斑点のあるカブト虫を売りつけた悪ガキ二人を追跡していた千恵子巡査達が、地下道の向こうから走ってきて、階段を登って逃げる悪ガキ二人を追跡するシーンで登場する。





そして、階段を登った所にある国道17号。
劇中では、逃走する悪ガキ二人が、この辺りで、たまたまここにいた、デンジブルー=青梅大五郎と、デンジグリーン=緑川達也とぶつかっている。







荒川に架かるこの橋は、「笹目橋」という、全長621.7mの橋。
私達が歩いていたのは、国道17号新大宮バイパスの下り線だが、この他に、同バイパスの上り線と、首都高速5号池袋線に架かる橋の、合計三本の橋が架けられています。





その橋を横から。
再び劇中の話に戻ると、劇中では、悪ガキ二人が青梅達とぶつかった際、カブト虫の入った虫かごが投げ出されて欄干に引っかかってしまい、それを、青梅が手を伸ばして取ろうとしたところ、落下してしまったカブト虫が爆発し、青梅達が、ベーダーによる事件を察するという展開になっている。





仲間の話では、劇中でカブト虫が落下したのは、大体この辺りではないかとのこと。





劇中の検証はこれくらいで、ここから、記事のタイトルである「県境を越える」瞬間。
少し歩いて振り返ると、「(ここから)戸田市」という表示板があります。





バイパスと平行して走る首都高速。
見ると、「(ここから)東京都」とあり、今まさに都県境を越えているんだなあと思ったのだが、ここでふと、一つの疑問が浮かんだ。





再びこの写真。
上の首都高速の写真では「東京都」と「板橋区」の二つの表示板があるのに、ここでは「戸田市」とあるだけで、「埼玉県」という表示板がないですね・・・。
高速道路と一般国道とで、表示板の設置基準に何か違いでもあるのかなと、県境を越えるという感覚がどういうものか分からない北海道民は単純にそう思ってしまったのだが・・・、





その疑問の答えはこういうことでした。
詳しくはこの地図をご覧いただければと思うけど、この辺りは自治体の境が入り組んでいて、高島平から笹目橋を通って埼玉県へ向かうと、東京都と埼玉県の境にあるのは、戸田市ではなく実は和光市で、ほんのわずかな距離を経て、次にあるのが、戸田市というわけなのです。
なので、「戸田市」の表示板の所には、「埼玉県」の表示がなかったということになるのです。
なるほどそうでしたか。これも、北海道民には分からない感覚です。





こうして無事に東京都へ。
仲間の話では、この辺りの河川敷も、何度かデンジマンで登場するそうなのだけど、そこはまた、別な機会に検証してみるとします。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする