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北の風に吹かれて~独り漫遊記~

町歩きを中心に、日々の出来事を綴ります。 
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違いの分からない男 その14

2017-03-06 19:36:51 | 特撮作品鑑賞
昨日のキュウレンジャーで、ラッキー達がカレーを食べていたお店。
メニュー表示板を見て、「もしやここは・・・」と思ったら、やはり、「サファリ」だった。
でも、何かが違う。そう、「太陽戦隊サンバルカン」では、「スナック サファリ」だったのに、昨日の回では「カフェ サファリ」になっていたのだ。

ということで、ある日突然復活するこのシリーズ。今日は、「スナック」と「カフェ」の違いということで。

なんだけど、この違いを検証するには、まず「カフェ」と「喫茶店」の違いを検証する必要があると思った。

「カフェ」と「喫茶店」の違い。
決定的な違いとしては、取得しなければならない営業許可の種類ということが挙げられる。
「カフェ」の場合は「飲食店営業許可」を申請する必要があるのに対し、「喫茶店」の場合は「喫茶店営業許可」を申請する必要があるのだが、これがどう違うかというと、


「喫茶店」・・・アルコールの提供や、単純な加熱以外の調理全般ができず、提供できるものは、コーヒーや紅茶などの飲み物、菓子、果物、軽食などに止まる。


「カフェ」・・・飲み物にアルコールを含めることができ、調理した料理を提供することもできる。


ということだそうな。
つまり、喫茶店営業許可では、調理したカレーライスを提供することはできないということになる。(レトルトはどうなんだろう・・・?)

では、これを踏まえて、「カフェ」と「スナック」の違いということになるのだが、調べてみたところ、この二つについて明確に説明している記述が見つからなかったので、「スナック」の定義って何だろうと考えてみた。

一般的に、スナックと言うと、どうしても、アルコール類がメインの、大人の社交場というイメージが強く、サンバルカンの劇中シーンのように、子供達が遊びに来て、マスターとベーゴマ(懐かしいですな・・・)を楽しんでというイメージはない。
「スナック」という場所は、本来は「スナックバー」というそうで、日本では、確かにアルコール類を提供する場所とされているようだが、外国、とりわけイギリスでは、アルコールの他に軽食を提供できるお店ということとされているらしい。

しかし、色々と調べてみて、一つ興味深い記述を見つけた。
日本でも、1970年代前半頃までは、今で言うカフェ的な営業形態の店が多く、昼間は、軽食やデザートメニューを提供する店が多かったそうなのだが、その後、客層の高齢化など様々な要因があいまって、現在のような営業形態に変化していったのだという。

そう考えると、サンバルカンの「サファリ」がアルコール類を提供していたのかどうかは分からないけれど(カレーライスのイメージしかないからね)、1970年代までのイメージで営業していたのだとすれば、「スナック」と称していたのは決しておかしいということではないのだろうと思う。

ということは、今の時代に即して考えてみると、「カフェ」の方は、「メニューにアルコール類を含めることができる」のに対し、「スナック」の方は「アルコール類がメインだけど、軽食も提供することができる」というのが両者の違いということになるのかもしれないが、サンバルカンが放送されていた1981年は、その辺の線引きが明確になっておらず、流行に乗る形で「スナック サファリ」と名乗っていたのではないかと思われる。

つまり、「スナック サファリ」というのは、1981年当時だから通用した名称で、今現在は「カフェ サファリ」とするのが自然ということになるのでしょうねきっと。
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