北の風に吹かれて~独り漫遊記~

町歩きを中心に、日々の出来事を綴ります。 
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失敗の巻

2017-03-29 19:21:14 | 日々のもろもろ
これまで転勤で何度か引っ越しているけれど、独身の頃住んでいた四つのアパートのうち、二つは、部屋選びを誤ったかなと思った。

最初に一人暮らしをした時の部屋、町の名前を出すと釧路なのだが、初の一人暮らしで部屋探しのコツもろくにわからないまま、不動産業者の勧めるままに決めてしまった感が否めず、住み心地は決して悪くなかったものの、陽当たりがよくなく、夏でもどうかしたら、「涼しい」を通り越して「寒い」と感じることがあった。
釧路は、冗談じゃなく、8月でも気温が15℃ぐらいまでしか上がらない日があり、陽当たりの良くない部屋だと、8月だってえのにストーブを点けたなんて話が普通にあるのです。
それに、これも初の一人暮らしゆえと言ってしまっては言い訳になるのだが、部屋の寸法をろくに把握しないまま、実家から結構な量の荷物を持ち出してしまった。
8畳のワンルームだったのだけど、気が付けば、布団を敷いたらそれ以上空きスペースがなくなってしまうくらい物を詰め込んでいて、最初はとても窮屈に感じたものだった。
それでも、三年住んだ中で多少物も処分し、部屋の配置も工夫したりしたので、最後の方になると窮屈感はさほどでもなかったが、この失敗が、それ以降の部屋選びに役だったと思っているので、失敗は失敗だけど、今から思えば貴重な経験だった。

二箇所目(帯広)と三箇所目(函館)は、窮屈感解消のために1LDKを選んだこともあり、特に失敗したと感じることもなかったが、最後の一人暮らしとなった江差で住んでいた部屋は、正直失敗だったと思っている。
2DKで、暖房が備え付けじゃないとか、トイレが簡易水洗だとか、洗面台がなく顔を洗うのも台所か風呂場でというのは特段問題はなかったが、冬期間の結露がとにかく酷く、時に玄関ドアが凍ってしまい、出入りができなくなってしまうことがあったのには驚いてしまった。
例えばこんな具合
しかも、一度カチンコチンになってしまうと、氷を融かしたり砕いたりするのがとにかく大変で、気温が低くて風が強いと、お湯をかけて融かしてもすぐにまた凍ってしまって同じことになったりとか、砕いても、中途半端に残ったりすると、つっかえてしまって扉がきちんと閉まらなくなったりしたので、これは本当に大変だった。
後、これは部屋の換気が不十分だったというのもあるのだが、押し入れに黒カビが発生したり、同じくトイレの壁紙には青カビが発生したりしたなんてこともあり、こちらも大変な思いをした。
一応、4軒ほど見てから決めたのだけど、他の所にすれば良かったなと、今でも正直後悔している。
まあ今更だけどね。

今は、結婚して職場の宿舎に住んでおり、特段不便だとか、失敗したと感じることもないのだが、転勤のある仕事をしている以上、部屋に関することはこれからもついて回るので、これまでの失敗を教訓として活かせられるよう、気を付けていきたいです。
コメント
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