昨日の話なんだけど、皮膚炎の関係で右手の親指の傷口が少し広がり、血も出てきたので、職場の医務室へ。
そこでの会話。
私「すみません、ばんそうこう一枚いただけますか?」
看護師さん「『ばんそうこう』?ああ、『サビオ』のことね。ありますよ」
北海道民の方でしたら、この会話の意味というか、看護師さんの発言の意味がお分かりかと思います。
実はこんなのがありましてね。
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「サビオ」というのは、スウェーデンの「セデロース社」という会社が開発したばんそうこうの商品名のことで、日本では、昭和38年(1963年)に、「ニチバン」が同社との提携によって商品化し、その後、ライオンに譲渡され、平成14年(2002年)まで販売されていたのだけど、上のマップのとおり、我が北海道では、「ばんそうこう」という本来の名前ではなく、商標名である「サビオ」の方が広く定着しているということなのです。
なんだけど、それもどうやら世代によって温度差があるようで、私は、「サビオ」という名前は無論知っていたけれど、「ばんそうこう」のことは「ばんそうこう」って言ってますね。
私の両親もそうだけど、生前、ジュースを何でもかんでも「ファンタ」と言っていた私の祖母は、もしかしたら「サビオ」だったかもしれない。(ちょっとその辺は記憶が・・・)
ただ、ばんそうこうを「サビオ」と言う人にはこれまで沢山会ってきたけれど、今回のように、「『ばんそうこう』?ああ、『サビオ』ね」と言われたのは、もしかすると初めてかもしれないです。
そういえば、先ほどリンクしたマップで思い出したんだけど、渡辺美里さんの曲で、タイトルは忘れちゃったけど、「ちっちゃな(「小さな」だったかも?)ハートにバンドエイドしなくちゃ」というフレーズのある曲がありました。
そこで調べてみたところ、渡辺美里さんは、出生は京都府だけど、育ちは東京都とのこと。でもって先ほどのマップを見ると・・・、ああ、東京では「バンドエイド」なんですね。なるほどと思いました。