まずお知らせ。
ちょっと色々思うところがありまして、このブログのテンプレートを旧式に戻しました。
多分ですけど、当面こちらで行くことになると思うので、皆様引き続き宜しくお願い致します。
札幌中心部の「北2条通」を歩いていると、このような碑を見つけました。
「札幌農学校演武場」とは、現在の「札幌時計台」のことですが、元々は、現在地から少し離れた所にありました。
明治11年(1878年)、現在の北海道大学の前身である「札幌農学校」の校庭があった場所に、演武場(屋内体育館)が設置されましたが、それは現在の時計台のある場所から少しばかり北東の、↑の地図の場所でした。
それが、明治39年(1906年)に現在地に移転していますが、移転に当たっては、取り壊し→再築ではなく、既存の建物をそのまま引っ張って移動する「曳家(ひきや)」という工法が採られたそうです。
現在、「時計台ビル」という大きなビルが建つこの場所に、かつての「演武場」があったということです。
場所は変わって、現在の時計台の敷地内。
ここに先日、新たな石碑がお目見えしました。
これは、今から98年前に作詞作曲された「時計台の鐘」という歌の歌詞を刻んだもの。
札幌市在住の永原利雄さんという方が、たまたまこの曲を耳にした際、この曲の歌碑がどこかにあるかと調べたところ、ないことが分かったため、自ら石材店に制作を依頼し、完成したものを市に寄贈し、先日時計台の敷地内に設置されたということです。
「時計台の鐘」というフレーズは、札幌市民憲章の前文に「わたしたちは、時計台の鐘がなる札幌の市民です。」とあるとおり、札幌という街を象徴するものとして長い間親しまれてきただけに、これを機に、この曲が広く浸透し、時計台の素晴らしさが語り継がれていくことが祈念されているそうです。
その他、時計台の敷地内をぶらぶらして見つけた物。
まずはこちらのマンホール。
現在、札幌時計台は、「さぁ!まわろうSAPPORO~見どころ施設無料化月間~」というキャンペーンにより、12月19日(日)まで入場無料で開放されています。
皆様、札幌へお越しの際は、ぜひ対象施設を訪れて、札幌の歴史や文化に触れてみてください。