こんなお菓子を見つけました。
この写真は「ハセスト」こと「ハセガワストア」なんだけど、かの「白い恋人」と並んで売られているお店もありましたよ。
違うメーカーの商品なのに。
どんなお菓子なんだろうと思って、ちょっと調べてみました。
「JAあさひかわ」のロゴが入っていますが、十勝の清水町にある会社の製品なんですね。
(注:かの「白い恋人」は、「石屋製菓」という会社の製品です)
なるほど、「とうきびチョコ」ですか。
えっ、「『とうきび』って何?」って?
そうですよね、このブログでも何度か書いてはいるのですが、道外の方には「?」だと思います。
「とう」までは標準語と一緒なのですが・・・、
正解は「とうもろこし」です。
何で「とうきび」なんだろうと思って少し調べてみましたが、「とうきび」は、漢字で書くと「唐黍」となります。
「唐」というのは、歴史でもよく登場する、かつての中国の国名ですが、日本に伝来したルートについては、1579年頃に、ポルトガル人によって伝来したというのが有力説だそうで、その頃には「なんばんきび(南蛮黍)」とも呼ばれていました。
では「とうもろこし」はというと、こちらは、「とう」は同じくは「唐」ですが、「もろこし」もまた「唐土(もろこし)」のことなんだそうで、日本に渡来した当時、最も似ている植物が「きび(黍)」であったことから、地域によって、「とうきび」、「なんばんきび」とも呼ばれるようになったのだそうです。
そういう歴史を知ると、「とうきび」というのは、単なる方言ではなく、しっかりとした由来に基づいたものだったんですね。というか、むしろこっちの方が適切なんじゃないのとさえ思ってしまいます。
話が脱線してしまいましたが、「とうきびチョコ」は、他のメーカーからも幾つか出ていて私も大好きなので、今度このお菓子も買ってみたいと思います。
函館のお菓子ではないので、ガイドのお客様に紹介するのはちょっと・・・という気もしますが、「北海道」という広い括りで紹介するのならそれでもいいかもしれませんね。