何回か予鈴をしてきましたが、ドラマ「弁当屋さんのおもてなし」のロケ地巡り、ある程度数が揃ったので、紹介していきたいと思います。
まずはこちら。
第1話の冒頭、夜中の退勤途中に、主人公千春が、母親と電話で話をするシーン(原作第1巻P6~P10)のロケ地。
地下鉄東豊線「豊水すすきの」駅の側の横断歩道です。
劇中では、信号が青に変わるのを機に電話を切った千春が、凍結した路面を恐る恐る歩き、追い抜いていくカップルに馬鹿にされる様子が描かれています。
因みに原作(第1巻P10)では、カップルが千春を追い抜いていく様子は描かれていますが、馬鹿にするような台詞は言っていません。
正直、あの台詞はちょっと道民として嫌だなと思いました。あくまでも劇中の話ですので、道外、とりわけ凍結路面とは縁のなさそうな地方の皆様、どうぞご安心ください。
背後に聳える巨大ビル。
私も知りませんでしたが、「すすきのグランベルホテル」というホテルだそうです。
この場所が特定できたポイントは、写真の「CYBER CITY」というビル。
私が学生の頃、このビルにあった「シティーリズム」というカラオケ店に、友人たちとよく通った思い出があるので、すぐに分かりました。
原作では、物語の舞台である「くま弁」は、豊水すすきのエリアにあることになっています。
原作にも書かれていますが、「豊水すすきの」は、「すすきの」とは言いつつも、繁華街というよりは住宅地としての色も濃く、特に近年はマンションも多く建設されています。
続いてこちら。
恋人に二股をかけられ、更にその恋人が憧れの先輩と授かり婚をしてしまうという二重の衝撃に加え、その先輩の代わりに突然札幌への転勤を言い渡され、傷心状態でやってきた千春が、飛び込みで訪れた「くま弁」の「鮭かま弁当」に元気をもらい、吹っ切れた状態で、元カレと先輩の結婚式を欠席する旨の招待状の返信を投函するシーン(原作第1巻P34)。
千春が返信を投函したのが、このポストです。
現場は↑の場所。
最初映像を見て、大通公園の北側かなと思ったのだけど、ストリートビューを見たところ、北側には、公園側にポストが設置されている場所はなかったので、南側を歩いてみて場所を特定しました。
続いては、アーケード街「狸小路」の7丁目。
原作第2巻「海薫るホッケフライ弁当」をドラマ化した第3話で、女性占い師カタリナの占い店のある場所。
原作にはそのようなシーンはないのだけど、テレビ番組(HTBの「イチモ二!」を基にしたワイドショー番組)のカタリナの占いコーナーがしばらくの間お休みと知り、ショックを受けた千春が、カタリナの店を突き止めて押し掛けるシーンで登場します。
実際にこの建物は、占い師さんのお店が入居しています。
上の看板の「アルキ&アリエ」さんは、20年ほど前、STV(日本テレビ系)の朝ワイドで占いコーナーの監修をされていたので、ご記憶の方も多いことと思います。
カタリナのお店を突き止め、玄関前に建つ千春の背後に、この「焼肉酒場」の看板が映っています。
続いてはこちら。
何度か紹介している「豊平館」を望む場所にある「中島公園」のベンチ。
同じく第3話で、千春とカタリナがこのベンチに座り、カタリナが千春に自分の過去を語るシーンで描かれています。
原作(第2巻P33~34)では、二人がここに座りながら、テイクアウトのコーヒーを啜っているとされていますが、映像では、千春がカタリナの思い出の写真を手にしているだけで、コーヒーを啜ってはいません。
映像と同じ角度で豊平館を望む場所にあるベンチが一つしかなかったので比較的特定は容易でした。
写真の大きな木の幹分かれの形も、当然ながら映像と同じなので、これも特定できるポイントになると思います。
こんにちは。
そうでしたか、交差点はイメージどおりでしたか。
あの周辺は、大体同じくらいの交差点が大きいのですが、千春がゆっくりのっそりと歩くシーンを描くにはちょうどよい規模何だろうと思います。
「聖地巡礼」の代わりに楽しんでいただけるというのはとても嬉しいです。
今のところ、次回アップする予定の場所で終わりですが、次のシーズン2のロケ地も引き続き探索してみようと思っています。
ドラマ化されたロケ地の数々、いいですね~。
特に、冒頭の千春さんが渡っていた交差点は、大きさも含めてイメージ通りだったので驚きました。
いつか、北海道に行って小説内の「聖地巡礼」してみたかったのですが、このような形で巡れるのも楽しいです。
次も楽しみにしていますね。