昨日の記事でも触れた「二十四軒・手稲通」。
現在では西区と手稲区を結ぶ幹線道路ですが、二十四軒の開拓が始まってしばらくの間は一面の原野で、この道も、所謂「けもの道」的な状態だったことがあったそうです。
現在からは想像もつかない話ですね。
その「二十四軒・手稲通」の地下に、「宮の沢」駅から「二十四軒」駅までの区間、地下鉄東西線が走っており、地上にはバスターミナルが設置されています。
なんですけど、そんなに広くもなく、待合用の椅子も少ないですね・・・。
そうなんです。
実はここ、「バスターミナル」と言っておきながら、通常時に運行しているバスは、一路線しかないのです。
一路線しかないということが、少年時代の私にとっても大変興味深く感じられ、札幌に移ってきた小学校5年生のとき(昭和59年(1984年))の夏休みの自由研究で、札幌の交通機関について調べたときには、このことも話題として取り上げた記憶があります。
ここのターミナルを発着しているのは、地下鉄南北線の「北24条」駅までを結ぶ路線ですが、この路線の沿線にいとこの実家があり、かつては、遊びに行くのに何度か利用したことがありました。
因みに、「通常時に」と書きましたが、札幌競馬場で大きなレースが開催されるときには、このターミナルと競馬場を結ぶ臨時バスが運行しています。
地下鉄「二十四軒」駅。
住宅街ですが、隣の「琴似」と比べると、乗降客はそんなに多くないように思います。
現在、札幌の地下鉄駅の中には、昭和47年(1972年)の札幌冬季オリンピックのテーマソングだった、トワ・エ・モアの「虹と雪のバラード」が流れている駅があります。
二十四軒駅もその一つでして、映像は違う駅ですが、雰囲気を味わっていただければと思います。