Fukunosukeです。
そうそう。夕飯の前に今回のあさばの目的を(たまには目新しさを出さないと)。
あさばにはこれまで「おひと間」という部屋風呂のない部屋がいくつかあったのですが、それらを無くして全室部屋風呂付にグレードアップしました。現在客室数は12。価格順に、天鼓、羽衣、萩/萌葱/浅葱、雨月/満点星/撫子、松風/藤/胡蝶、山吹となっています。
そのうち羽衣、胡蝶が完全新設の部屋です。羽衣は高すぎるので、お手頃な胡蝶に泊まってみました。
ここが胡蝶。隣の羽衣が2番目にお高い部屋です。
さてどんなでしょう。
広さとしては、以前の「おひと間」にテラスと水回りを足したくらいの広さだと思います。10畳の客室に6畳の広縁、テラス、水回りという構成です。
今時は和室でも間接照明なのですね。高級車のアンビエントライトみたい。天井に照明はないんだ。。。
天井に照明が無いと思ったらありました。すごいですね。よくこんな作り方を思いついたものです。客室がそれほど広くなく、食事は背の高いテーブルを使うので天井に照明器具がぶら下がっていると圧迫感がでます。だからこうしたのかなと想像。妥協しない宿づくり、すごいです。
軸は大津絵。雷様の太鼓釣。
そして窓からは能舞台が、、、いや、能舞台の楽屋となる鏡の間が。
窓に近づいてみるとこんな。客室専用のテラスはよいのですが、ちょっと両側の目隠しが気になります。
ありゃあ。これはちょっと残念。ちょうど隣が羽衣の浴室なので、あそこまで衝立を立てないとダメなのかも知れませんが、うーん。
テラスの端までくれば、何とか能舞台が見えます。
おもしろいことを発見。ジグザグの見床とテラスの隙間から池が覗けます。ここから鯉にエサやりができます。hiyokoは大喜び。
テラスではこんな風に夕涼み。衝立が気になりますけど、とてもいいです。
部屋の中を続けます。
広縁側から客室を見るとこのような感じです。ゴテゴテしないのがいい。シンプルの極みなのに上質で高級感があります。そこがあさばのすごいところだと思います。
広縁の一畳分はカウチになっています。これは反対側(写真の手前側)にあればカウチから能舞台方向を眺められるのですが、なんでこっち側にしたのかな。
満天星にあったのと同じLGのお洒落テレビがあります。使わないときは障子で隠せます。
水屋。ホテルのミニバーと同じような形態で機能的です。
洗面はダブルボウル。
浴室。浴槽は思いのほか大きくて立派です。でも、なぜか網戸がありませんでした。夏場は虫が多いので開けっ放しにはできないので、浴室内がすごい蒸します。カビたりしないのかな。いずれ網戸をいれるのかな。
浴室もやはりテラスの目隠しが気になりますが、池を眺めながらお風呂に浸かるのは気分がよいです。
胡蝶はこんな感じです。見床(ジグザグのテラス)に設けられた衝立は少し残念ですが、ありなしで言ったらもちろんありです。もともと1階のおひと間は能舞台と池に面した特等席。ウォーターフロントのおひと間に部屋風呂がついただけで快挙です。
昔、気に入ってリピートしたお部屋は、丁度羽衣の居間の場所にあったお部屋(野宮)でした。
当時「お能の鑑賞中は飲食禁止」「椅子にちゃんと座って鑑賞すること」などの事前案内もあったので、カウチに座ってお能鑑賞はNGという意味もあり逆側に設置したのかな、と思いました。
今回の改装でテラス外からの出入りをクローズしてるようなので、今後の舞台鑑賞は宿泊の方限定になるのでしょうか?
益々贅沢なお宿になっていくんですねきっと。。
隣の羽衣内の様子を知らないのであくまで胡蝶目線ですが、広縁があれば外の小さなテラスはいらないので外に出られない様にすれば衝立も要らないのではないのかなーなんて思ってしまいました。
能の鑑賞はどうするんですかね。