monologue
夜明けに向けて
 




 95/03/05 緋文字が黒く変わる時、氷雨が雪に変わる。歴史の穴は遠く深い


宇宙神霊はこんなメッセージをわたしたちに遺している。
発表当時意味不明でなんのことかわからなかった。
しかしあれから十数年経過した現在わたしたちにはついに封じられてきた門を開く鍵としての呪文「開けゴマ」すなわち「yoris」が与えられた。
この呪文がこのメッセージを開く。どうぞご一考いただきたい。
正解かどうかはともかくわたしなりの開き方は明日記そう。
fumio

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またまたごく私的なカウントダウンで恐縮だがアルバム「水面に書いた物語 収録曲の今週のアクセス聴取カウントダウン
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4月6日(金)~13日(金)
ヒット数1,051件中
    
順位( )内は前週の順位< >内は前々週の順位
 
第1位(8)<9>マイ・スィート・ライフ
第2位(9)<5>オーロラの町から
第3位(6)<10>ラスト・ランデヴー
第4位(2)<8>女優(スター)
第5位(7)<6>はるかなるメロディ
第6位(11)<16>素顔のマスカレード
第7位(5)<3>軽々しく愛を口にしないで
第8位(10)<7>ときめきFALL IN LOVE
第9位(14)<11>それってⅨじゃない
第10位(16)<14>Stay with me
第11位(12)<13>恋すれば魔女
第12位(1)<1>NEVER GIVE UP!
第13位(17)<18>しあわせになれる
第14位(18)<17>わかりあえる日まで
第15位(15)<12>Sentimentallady”M”
第16位(4)<2>あやかしのまち
第17位(3)<4>ごめんなさい
第18位(13)<15>水面に書いた物語


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「マイ・スィート・ライフ」や「オーロラの町から」を好む人が増えて順位が大きく変動している。こんな私的なベスト10の中でも人の興味の動向がわかる。こんなところででも時代を感じて面白い。
fumio
 




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イギリス人語学教師女性をストーカーのように追いかけ回し殺した事件をニュースで見ていよいよ日本も欧米のようになってきたかとわたしに起きた遠い日の事件を思い出して嘆息した。
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それでもそれを愛と呼べるのだろうか…。
 古い表現だがまるで万力で締め付けられるような気がした。
 背中から突然羽交い締めにあったのだ。 頭の中ではジャック・ポットのようにつぎつぎにそんな冗談をしそうな友の顔が回転した。そのジャック。・ポットはついに止まって特定の像を結ぶことがなかった。  わたしはふりほどこうともがいたがどうにもならない。相手の顔を覗こうとしたが見えない。時刻はそろそろ午前三時過ぎである。仕事が二時に終わって楽器類を片づけて店を出たのが二時半頃。ハーバー・フリーウェイからサンタモニカ・フリーウェイに乗り換える頃、おかしいなと感じた。後ろについていた車が離れない。不気味なものを感じた。 スピードをあげていつものランプ(降り口)に達した。 フリーウェイを降りるとさっきの車はついてこなかった。安心して家の前に停車した。後ろの座席に置いたギターを取りだそうとした、そのときだった。 
  だれかが突然わたしを後ろから羽交い締めしたのである。フリーウエイを降りてからもきちんとつけられていたのだ。こうなれば必死で戦うしかない。友だちの可能性を捨ててむちゃくちゃに暴れた。やっと相手の腕がゆるんだ。そのすきに回転して向き直る。
 対峙すると相手は見知らぬ白人であることがわかった。今度はこっちの攻撃する番だ。 わたしが態勢を立て直したのを見て相手は怯えた。 
 ”I don’t wanna hurt you”「おれはおまえを傷つけたくない」 などと口走る。その上、「おまえはキムではないのか」などとわけのわからないことを喚いてごまかした。東洋人と見ればキムと呼ぶらしい。わたしは黙って近づいた。 男は慌てて駆け出した。そばに停車しておいた車に飛び乗って逃げていった。わたしはまだ男の目的がなんだったのかわからず、呆然とその車を見送った。 
  あれはstalkerだったのか…。 ストーカーとは目を付けた獲物にっそり忍び寄って突然襲う獣である。 そんな犯罪は日常茶飯事だった。対象が男でも女でもおかまいなしだった。フリーウェイでわたしを見かけて、かよわい女性にでも見えたのだろうか。 「夜目、遠目、笠の内」という美人に見違える条件をすべて満たしていた。まさか、ごつい男とは思わなかったのだろう。
 一度、ある店で同じくらい髪の長いバンド仲間とトイレで手を洗っているとき、入ってきた客がエキスキューズ・ミー(失礼) と言って慌てて出ていったことがある。並んだ二人の長い髪を後ろから見て婦人用トイレと思ったらしい。 
 情けないことだがあの男はあの方法で女性に対して、あるいは男性に対してのレイプを重ねていたのだろう。あのとき、凶器を持って襲われていれば今頃のんびりこんな回想をしたためていられなかった。
 あれはアメリカでの出来事だったが、相手を思いやるという愛の基本を知らない者たちの歪んだ衝動が生む犯罪が日本社会にまで蔓延し顕在化してきた。日本は安全という神話を終わらせてはいけない。
fumio



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須佐之男(スサノオ)は末娘に日狭女(ひさめ)と名付けたが当時は末子相続の時代であったので継承権を持つ者の名として須佐之男(スサノオ)の須が依る姫、須世理姫と呼ばれた。古事記の筆者が知ってか知らずかそれを須勢理毘賣と表記したためにスセリビメと読まれ継承者名としての意味が不明になってしまった。スセリビメがかの女すなわち日狭女の正式名称のように受け取られ、それが歴史の門の封印となって現代に至った。須世理姫はただの継承者という役職の名称のようなものだったのだ。それでつぎに本名市杵嶋比賣(イチキシマヒメ)で継承者名、狭依(サヨリ)が出てきたのである。

須世理姫のスヨリは「依り須yoris」でもある。
このことばが男女の継承権を示す「依り代」の封じられていた門を開く鍵として機能する。
「依り代」を普通にローマ字にすればyorisiroであるがそれでは鍵の目が合わない。鍵は「yoris」でなければならないのだ。

じっくり頭の中でイメージしなればわかりにくいが「yoris」は「r」を折り返し点として「依り代」と読まれる。それが男女、陰陽、現世(うつしよ)と隔世(かくりよ)など、表裏一体の関係になっている。
yorisを逆転すればsiroyで「白い」。この世は白の世界でその逆が夜(yor)ということである。
とにもかくにも「yoris」は古代の男女の継承権の暗号であった。
fumio

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封じられていた秘密の門を開くために先を進もう。
古代の女性継承者の名には「依」が付けられていたことは時空捜査局において論じた。それでは男性の場合はどうだったのか。男性の名には「代」が付けられていたのである。出雲の須世理姫との間に山代日子、木俣、武御名方、の三人の子を設けた大国主(オオナムヂ)は日向妻「多紀理姫との間にも武角身、下照姫、事代主、の三人の子を設けた。そこで出雲日向双方の末子同士の継承権争いが勃発した。事代主は名前に「代」を持っているが武御名方は持っていない。出雲では長子「山代日子」が「代」持っていたのである。残念ながらそれでは御名方は正当継承者とは認められず 身を引くよりなかった。もうおわかりのように「代」は勿論ローマ字にすれば「siro」で継承権の音霊「iro」を含んでいる。女の「依」男の「代」合わせて継承者とは神の「依り代」ということであった。
fumio

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わたしのサイトの「時空捜査局事件簿」セクションで最も閲覧回数が多いのが
葦原醜男は醜かったのか というページである。わたしたちはいつも変な先入観にとらわれてわたしたちの祖先を正しく見ることが難しい。ここでは「日向の醜男と出雲の醜女の結婚」という表面的にはあまり気分のよくない字面の「醜」の本当の意味を知ったとき、それが日本の歴史における重大な意味をもつ出来事であったことに気づく。多くの人が気づけば封じられていた歴史は動き時代は進む。
fumio

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最近毎日のように原子力発電の不祥事が相次いで発覚してニュースに採り上げられて原子力発電に対する信頼をついに完全に失わせてしまった。
それは昨年10月、岡山県新庄村の中国電力土用ダムでデータ改ざんが発覚し、経済産業省が11月末、電力12社にデータ改ざんその他の不祥事の報告を指示したことから原子力発電に関わる重大な事故、そしてその隠蔽の事実が明らかになってきたのだ。原子力発電には以前から安全性に関する議論が多かったが不祥事の隠蔽によってその議論を封じてしまっていたのである。
わたしは 炎で書いた物語に以下のような文章を書いたことがある。
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 「フランスが核実験に使用した超核兵器級97-98%のプルトニウム239を生成する高速増殖炉原型炉「フェニックス」(火の鳥)。
日本の「フェニックス」型高速増殖炉原型炉「もんじゅ」は事故を起こし動燃は事故隠しに奔走した。その事故が世間に漏れ、大騒ぎになった。「事故」は隠すことによって「事件」に変貌した。
ひたすらマスコミその他の懐柔(カイジュウ)策に奔走し、それが成功した。
その後社会に次々に起こる様々な事件のおかげで「もんじゅ」事件はもう、忘れっぽい人々の記憶から消えようとしている。
全世界が危惧しているはずの超核兵器級97-98%のプルトニウム239を生成する高速増殖炉原型炉を日本が持たねばならぬ理由は何だろう。
「もんじゅ」建造開始のころ、晦渋な理論による「もんじゅ」反対派や日本国民の懐柔(だきこみ)が行われた。
問題が起きてもそれは目に見えない形で今もつづけられいつかまた、新たな大問題に直面することだろう。
そのとき、健忘症に陥っていた人々は原子力問題がすでに決着したのではないことを知ることになるのかも知れない。」

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代替エネルギーの開発による原子力からの脱却が急務である。
fumio

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能登半島地震後3月29日に町議会が、公共施設や金融機関など町内16か所に設置した義援金の募金箱がなくなったという。残念なことに災害や事故にはいつも火事場泥棒が暗躍して善意の人々を暗澹とさせる。
こんなことがあった。
 1978年1月の小雨降る日、わたしは授業が終わってオリンピック通りを東に走ってウェスターン通りとの交差点の信号が黄色になり左にターンしているとき、信号が変わる前に渡ろうとスピードをあげて突っ込んできた車と衝突した。わたしたちのフォード・ピントーは数回回転して止まった。数週間後に結婚を控えたわたしと妻は少しの間気絶した。バス停で待っていた人々が一斉に集まってきて介抱してくれる。
それはほとんどがアフリカ系アメリカ人(黒人)だった。身動きできずボーとしたまま、ただ親切な人たちだと感謝した。すぐに救急車がやってきて運び込まれたUSCジェネラルホスピタルで診察を受けると、額をフロントガラスにぶつけた妻は目の上が膨れ、わたしも額の傷だけで他に異常がなく、安心した。翌日、車を見に行くと完全にクラッシュして使いものにならないことがわかった。中にあったギターその他の仕事道具を調べるとだれかがすでに持っていってしまっていた。日本語の譜面まで盗らなくても、と思った。妻は身につけていた財布をとられていた。車の中を何度探しても見つからなかった。だれかが介抱しているふりをしてとったらしい。そのころのわたしたちは気絶している間も気を抜けない、ということをまだ知らなかった。

 その時、妻の腹にいた息子が、その年の独立記念日に生まれてわたしたちはハリウッド地区のアパートを出て事故に遭った交差点の近くの地区に借家を見つけて移転した。

 そこは、当時は白人と黒人の店が多かった地区だったがしばらく住んでいるうちに次第に韓国人が増えて以前、黒人がやっていた店にハングルと漢字交じりの看板がかけられた。
わたしの目にもハングルと漢字はその町にそぐわないように見えた。
イランのパーレビ王の政権を倒すためにそれまでイランからの留学生を大量に受け入れていた、アメリカ政府の方針が変わり、そのころから韓国を優遇しだして韓国移民が飛躍的に増大したのだ。
やがて町の名前もKOREATOWNになってしまった。
わずか数年しか住んでいないわたしでさえ、わが町の新しいその名前に馴染めなくてその標識を見ると心の中にしこりのようなものを感じた。しかし、もっと大きなしこりを抱えた人たちが存在していたことが明らかになるときがくる。

 それから十数年経過して日本に帰ったわたしたちはニュース番組であのなつかしい町の見慣れた景色を異様な事件の舞台背景としてふたたび目にすることになった。
1992年4月29日白人警官による黒人青年ロドニー・キング氏殴打事件に端を発したロス・アンジェルス暴動が発生した。
アフロアメリカン(黒人)たちは自分たちの町を韓国人に奪われたと錯覚した。
韓国人が奪ったのではなくアメリカ政府が外交政策の転換によってあの町をKOREATOWNにしたのだった。少数人種間のトラブルは支配者たちの操る見えない糸に左右されている。被支配層は牙を支配者に向けることを知らず、わずかな権益をめぐってお互いを傷つけ合う。
既得権益をもつ支配者たちは様々な法律で自分たちの利益を守り、巧妙に被支配者層同士の対立を煽る。
為政者たちは被支配者層同士が噛み合って落とした肉を火事場泥棒のように狙っている。その図式は歴史においても現在の世界政治経済においても変わらない。しかしそのことに気づいた人々が今新たな時代を築こうとしている。
fumio


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ジャンヌはもはやフランスから来ないだろう。
      黒い旗はむしろカリブの方向から来るだろう。
「赤い月の形としての物語」より


BS世界のドキュメンタリーで 2003年にフランスで制作された 「シリーズ カストロ人生と革命を語る」の第三回「平等で公正な社会を目指して」を見て、これまで持っていたカストロに対する先入観が払拭された。
キューバ共和国国家評議会議長フィデル・アレハンドロ・カストロ・ルス(Fidel Castro, Dr. Fidel Alejandro Castro Ruz, )が男性優位主義(女性差別)、同性愛者差別、人種差別、死刑制度などの撤廃問題に対する取り組みを率直に語るその姿勢には指導者としてのオーラがあった。
先日、ボリビアのモラレス新大統領がかれと会談したが多くの後継者が新時代の旗手として立ち上がることだろう。
fumio

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わたしのサイトのトップページに置いてある曲の中でプレイボタンの押される数が圧倒的に多い『手をかざしてごらん』 という歌がある。この歌についての思い出を記す。
 以前、西田ひかるさんがNHK教育テレビでやっていた『痛快人間伝』という子供向け番組があった。
マーティン・ルーサー・キング牧師を採り上げた回の再放送をなにげなく見ていると、
涙が溢れだした。その涙は次ぎからつぎへと湧いてきた。
自分の涙腺にこれほどの水が貯まっていたのかと不思議だった。
目から絨毯まで二本の糸になって連なってこぼれた。
そのとき、覚えた感想をつらつら思い出してみると
キング牧師は与えられた役割を見事に果たした、というようなことだった。
今、振り返るとそれが、大の男が嗚咽するほどのこととまでは思えない。
 人は一体、何に感動するのだろう。
心の琴線というものがどこにあり、どんな風にプログラムされていて、いつ、どんなとき、なにがそれに触れるのだろう。
自分自身の感動の仕方でさえ、謎である。
 平成元年(1989)、頚椎損傷の治療後、退院してきたわたしは、
最も初期のヤマハのミュージックコンピュータを使って曲を打ち込んでいた。
この『手をかざしてごらん』という歌を仕上げているとき、
七十代位のご婦人の来訪を受けた。
ご主人が亡くなってから地域の民生委員を引き受けて、あたりのお年寄や病気の方の家を訪問しているという。
色々話していると、今作っている歌を聴きたいというのでコンビューターをカラオケにして歌ってみせた。
歌い終わってご婦人の表情を窺うとなにやらこわい顔をしている。
わたしは不安になって声をかけようかと迷った。
すると突然、うおわぁぁーん、うわわわぁぁぁー、と吠えるような叫び声があがった。
わたしはびっくりして対処に困った。
ひとしきり、叫びが終わって落ち着いた婦人は涙を拭きながら少しはにかんで、
「わたしは、情の強(こわ)い女で何十年も泣いたことがない。
去年、夫が亡くなったときも泣かなんだ」と言った。あれから二十年近く過ぎてあのご婦人は今頃どこでどうされているだろう。もう霊界でご主人とお会いになっているだろうか。
fumio



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なぜかふと「黄金太陽」という聞き慣れないことばに踏み込んでしまったがその概念を知るためにはこれまたアクセスの多いピラミッドとはなにか をお読みいただきたい。隠されてきた「黄金太陽」について多くの人が知るべき時が来たらしい。ピラミッドや富士山についての常識的な見方が覆(くつがえ)る。
fumio

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わたしのサイトの人気セクション「時空捜査局」でいつも多くのアクセス数を誇っているのが「黄金太陽シリーズ」中のケプラーの宇宙像 である。ここで論じている法則はケプラーが自分の人生の不幸を神様 に抗議したとき、その代わり宇宙創造の秘密の一端をおまえに開示してやると教えられたという。しかし、現代の科学者たちはこの法則を信じずケプラーの法則のひとつには数えていない。「黄金太陽」という人知を超えた真理も現代の科学者たちにとっては無縁のものかもしれない。
fumio

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