おれはここで生きている

■味乃家 魚野川■新潟県魚沼市下島70-1 定休日 水曜日
死ぬまで生きる のらりくらりのなんでもありのガクさん

淡雪とけて流るる

2010-03-27 23:14:21 | Weblog


昨晩、送迎を始める頃には本格的な降雪になった。
遠くに見えるオレンジの街灯の光に浮き上がった雪が三角のスカートのように見えた。
橋の外灯にも三角が連なっていた。
スノータイヤを外したお客さんは明日どうしょうと言うほど白くなりだした。
お祝いで三国峠を越えていくのにと心配の声が聞こえた。
除雪隊も凍結予防に塩を散布していた。
夕食を食べ始めたらもう今日になっていた。
夜中に雪が滑り落ちる音が屋根から聞こえていた。
気がつけば明るい朝を迎えていた。
寝過ぎたかと思ったが目覚ましのなる前だった。
雪明りの明るさを思い出した。
雪が止み、青空が広がり、和南津の高い峰は朝日が当たり始めていた。
いつもはのろのろ起きるのが飛び起き店に向かった。
日はすでに出たが久しぶりの絶景だった。
低い霧が漂い、春の空気はいろんな希望を抱え込み、それが朝日に厚みを持たせていた。
川岸の木々は最後の礼服。
冬の神様の離任式。


大沢川にも春の朝日が



新道島の新雪


魚野川の流れ
満開の雪の花。
関東の桜にも負けないぞ。

マキ婆の山小屋に行く道から



店も春の装い。
駒ケ岳に傘雲が、一瞬の輝きであること教えていた。
昼から雨になりやがてまた雪が降る。
もう春の雪。
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コメント
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