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おれはここで生きている

■味乃家 魚野川■新潟県魚沼市下島70-1 定休日 水曜日
死ぬまで生きる のらりくらりのなんでもありのガクさん

朝焼け

2007-01-31 08:57:47 | Weblog
久しぶりに早く帰ったのでまだ家族は夕食を食べていた。
娘は早めに食べていたがまた来て二度目の夕飯をはじめた。
本を読もうと思っていたらついテレビを見てしまった。
NHKの特集まで見て感動した。
インドが取り上げられていた。
十年以上前にオーストラリアのチャイナタウンの厨房で見た光景と重なった。
すざましいハングリーさ。
そのときは背筋が凍るほどいやな光景だった。
やがて日本は彼らに支配されると思った。
時間はあきらめをつくりそのときほど思わなかったけどやはり衝撃的だった。
そんなことをしているうちに娘が起きてきて眠れないと言い出した。
昼間寝たりしてるからなおさらそうなのだが。
夜中うちごそごそとミッキーも一緒にほえていた。
せっかくの昼寝の積み立てがどこかに行ってしまった。
朝一緒に行くと言っていたのに出かけるときはミッキーと娘は眠り込んでいたけどミッキーぐらい行ってらしゃいといってもいいのに。
トンネルを抜けカーブを曲がったら東の空が朝焼けになっていた。
あまり感動するような色ではないく、なんかどちらかというと鈍い茜色だった。
寝不足がたたっているのか何かいまいち。
昨日のテレビの天気予報が雨か雪になるといっていたので納得。
雨の前には朝焼けや傘雲そして月が傘をかむる。
暖かいようでも気温が下がり、出かけるとき車のフロントガラスが霜でガリガリ。
やっと霜が溶け始めた時は朝食を作る時間が足りなくなりそうだった。
市場も行かずに仕込みに専念し、ラーメンの材料も少し変えた。
この前食べたら野菜の旨みと甘みが際立っていたので少し野菜を減らした。
飽きない味がいいのだが初めての人を虜にするような味が無いと心配な気がしてついそんな味になってしまっていた。
透き透るようで上品な濃くのあるスープを提供したいのだが。
昼定食はカツ煮定食。
あまり出ないと考えていて、志保ちゃんが仕込みをいっぱいしたので今日もみんな昼定食だと思っていたらいつもよりいっぱいのお客さんに食べられて最後は追われてしまった。
今日で一月が終わり、何とか給料を払った。
何かけじめにと前から気になっていた床屋に行ってばっさり短くしてきた。
帰って来たら星野さんが来た。
積もる話はいつも同じだけどまーお経みたいなものでそれが終わらないと盛り上がりが続かないので一緒にビールを飲んだ。
荒川のフナの甘露煮でボルドーの赤ワインを飲み、アサズキ味噌とチーズの盛り合わせ、また御代わりでフナの甘露煮、縄文人の食卓でまた一杯、星野さんあまり難しい喩えや言葉だと昨日見たインド人のレベルの僕は解る単語の理解で思考してるのでだんだん焦点がずれてくるのだけど。
失礼かもとたまに思うけどいつも勝手な無礼講楽しいぜ星野さん。
フナの苦味と山椒のスパイシーなとこと醤油のこくで赤ワインに負けることも無く堪能した。
もっと一緒に飲みたかったけど奥さまの予定できりあがって残念だった。
この前みたいにカラオケに誘いマイクをしゃぶりながら飲みたかったけど。
二人は長岡歴史博物館に行ってきた帰りだった。
送るとき外に出ると満月に近い月と星が羊雲の間より見え、月の光で少なくなった雪が青白く、遠くの山まで青白い闇の中に浮かんでいる。
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カッパドキァ

2007-01-30 08:08:11 | Weblog
霧が深くて快晴の予感。
除雪隊に出すご飯を炊かなければいけなくて3時頃から気になってうつらうつらしていた。
昨晩娘の調子が悪く自宅からSOSが届いたけど最後の三組目が小出の人たちだっので送ってから行く連絡をしていた。
そんなことやあんなことが溜まって右わき腹が痛い。
帰ろうとしたら電話で何とか落ち着いたといってきたので店に泊まることにした。
11時過ぎに帰るとそれから夕食を摂らなければいけないので妻もほったらかしに出来ないから何とかやりくりをしたみたい。
店に泊まるときは出来るだけ酒を飲まないように最近心がけているが、生ビールを飲んだ。
お昼にトルコから絵葉書が届きそれを見ながら飲んでいて気が付いたことがあった。
ここまで10日もかかって着いたのだ。
帰国2日前に書いたからもう一週間前に本人は帰国していた。
カッパドキアの上空を気球で眺めたと書いてあった。
たけさんが絶対トルコに行こうと誘われてあったのでその近くのシルクロードの雑誌などで夢を膨らませている。
フナの甘露煮は魚臭さを取るために笹の葉を敷いたり上から覆ったりして使うのだが、忙しくてちょっとそこまでのささとりが出来なかった。
何とかと思ったとき前に冷凍しておいた山椒の葉があることを思い出したので臭い消しに入れた。
酒と砂糖、燗冷ましを入れ4時間煮て、今度は水あめを入れて煮た。
糖類がこげた味と醤油、そしてフナを焼いたときの香ばしさ、苦味が一緒になって懐かしく旨い味になった。
夕食は余分に作った刺身と焼き魚、フナの甘露煮を5匹食べてしまった。
出来上がったときは甘すぎて少し失敗したかなと思っていたがさめて落ち着いたらさすがガクさんと自分をほめていた。
自分好みの味だから当然だろうけど。
作り終えたとき妹が来ていて旦那が3-4日前にフナが食べたいといっていたと、話したのでそれは幸いとあげた。
彼は茨城の霞ヶ浦の近くの出身だからなのと、この味だったら喜んでくれると思った。
7時前に電話が鳴り娘が店に来たいといったので迎えにいった。
朝食を一緒に食べた。
マキ婆に娘を任せて板長と冷凍庫の整理をやった。
お宝が続々出てきた。
それだけで半年ぐらい仕入れないで営業できそう。
鮎、ヤマメ、岩魚、カジカ、鹿、猪、鮑・・・・
広井さんに頼んでピザ窯の上に乾燥場所を作るのに金網の付いた枠を作ってもらった。
荒川の寒ブナの焼き干を作るのとサルノコシカケ科のカワラ茸など軽い茸を乾したり、ナラ茸などの茸を乾燥させ機械で粉末にしてみるために。
それと風が強いので吹き飛んでしまうのとカラスの被害をなくすために。
この前買って雪の中にある大根をスライスして生干しにしようと思っている。
ヒロちゃんに頼んで寒鮒の甘露煮の真空包装が出来たのでラベルを作ってもらった。
星野さんから聞いた荒川は日本一の清流になった事を入れて。
お昼はトンカツのお勧めにした。
180グラムも厚い肉を板長が切っていた。
やはり提供時間がかかりすぎ、そして利益が出ない。
お客さんに喜んでもらうとはもっと頭を使ったサービースなのに。
良いお天気なのに昼寝をした。
しばらく忙しかったのと明日は板長が休みなので疲れを出来るだけ取り体調を整えるため。
寝ていたら来客で起こされた。
蕎麦のへギを作ってもらうよう頼んでおいた建具やさんだった。
へギの市販カタログを持ってきてこれのほうがうちで作るより安いぜと何か乗り気ではなかった。
理由を聞いたら竹のすのこが手配できなかったのだそうだ。
自分の取引先にそれを扱っている人がいるのですのこはうちが手配した。
茶碗蒸しとアイスクリームの器が壊れて少なくなったので注文した。
お金の掛かる事ばかり。
夜はみんなに任せて自宅に帰った。
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雪中貯蔵大根

2007-01-29 08:09:02 | Weblog
不安なほど雪の降らない冬が続き安く買った大根の雪中貯蔵の雪が無くなりそうだ。
いつもは厄介な雪も消えてしまえば大根が露出して今度気温が下がったとき凍結してしまう。
貯蔵場の近くに独活畑があるがあまりにも小雪でまだ枯れた独活の木がひょい、ひょいと畑の中に立っている。
そのうちに埋もれて折れてしまうと見ていたがどうも今年はそのまま行きそうな気配。
長年やってきたリズムを断ち切れず、そしてこのままでは済まなくその内にどかーんと災害か異常気象が襲ってくるのかもしれない不安が心のかせになっているのか、時間があるような気がするが何も始められないでいる。
昨日荒川の川漁師から寒鮒が31キロ送られてきた。
去年はたいした料理も出来ず、フナ寿司に挑戦したが途中でだめにしてしまった。
今年は素焼きにして甘露煮にし酒のつまみや蕎麦のお供に、そして真空にしてお土産に売ってみようと考えている。
荒川は去年日本で一番綺麗な川に選ばれた川で飯豊山から流れ出る清冽な水は素晴らしい川魚を育てている。
でも食文化が変わり川魚の鮎さえ食べる人がいなくなってしまった。
そんな時代に寒鮒の甘露煮など喜ばれないことはわかっているけど、フナに対する思い入れがどうしてもやらせてしまうのかもしれない。
35年前親方の所に住み込みで就職した。
お客さんの中で栄屋さんと言う燃料やさんがいて燃料の卸もしていたので毎日会った。
戦争中は憲兵総長をやっていてたまに店に行くと英字新聞など広げて読んでいた。
親方の話ではそれぐらいの役職の人は戦犯で死刑になった人がいたが彼は裁判で彼の取調べを受けたアメリカ兵の嘆願で無罪になったと話してくれた。
いつも穏やかで奥さんは赤坂の売れっ子芸者だったそうだ。
そのうちに釣りの話になったとき親方がこいつは釣りきちで新潟の釣り堀にささっていたのを釣り上げてきたのだといった。
榮屋さんも暇さえあれば釣りをやり息子さんものめりこんでいた。
夏は海に行くけどフナやオイカワなどもやっていた。
誘われたので水郷のフナ釣りについていった。
土のにおい水面の光のざわめき、夢中でフナを釣った。
20人いた釣り会の人たちは始めは親切に手にとって教えてくれたけど、三番目の釣果に次の釣り会にはライバルと見なされ何も教えてくれなくなった。
ある時目黒区のフナ釣り大会が行われ、大型バス50台の規模で参加者1800人だった。
そのとき榮屋さんと一緒に同じ場所をつった。
一時終了後検量とあったが当日は寒くてフナの追いも無くあまりつれなかったので11時前にやめ二人で熱燗とお昼を食べてから検量に行った。
そしたらほかの人たちも釣れてなかったので、僕が4位榮屋さんが3位だった。
もう少しやっていればもっと上位に行ったのに。
そんな思い出や山竹を切って釣竿にしてフナ釣りをして釣ったフナを焼いて煮てくれた父の姿などをいつもフナを見ると思い出す。
フナの思い出が薄れ掛けた頃星野さんとであった。
大沢川のフナつり子供みたいに狂喜する星野さん。
今日も来てくれたけど、予約でたいした話が出来なかった。
荒川のフナの甘露煮でまたフナつりの話と一杯やりたかったのに。

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本日貸切状態

2007-01-28 08:26:30 | Weblog
屋根に張り付いた霙が凍り、薄い鱗の様な氷になって一枚一枚剥がれながら乾いた音を立てて落ちている。
気温が下がり濃い霧に覆われて一番電車が音だけで通過していった。
お昼に4っ予約があり残る部屋は小ホールのみ。
スタッフの車を前に止めてほかのお客さんが入りにくくしてできるだけ貸切状態をやめたいと思っている。
遠くから訪ねてきたお客さんになんとか応えたいと思っているがいい案は思いつかない。
お昼に蕎麦の注文も入っている。
市場に足りないものを取りに行った。
帰りのラジオで新潟は晴れていると話していた。
急いで二回蕎麦を打った。
迎えは川口の人たちが始めなのにまだ霧が晴れなくて牛ヶ首に上がったら回りは霧が晴れ始めてきた。
今月号のコマチにピザ屋のラーメンがまた載ったのでラーメンが多く出た。
昨日から少し細い面を頼み使い始めたがスープの力に負けているようでまだ悩んでいる。
ウルイ栽培農家の奥さんにあったらこの前あげたたらこのお返しといってウルイを頂、宴会の最後の蕎麦に茹でたのを乗せて出した。
明日から和室にしなければいけないので法事が終わったらすぐみんなで畳の部屋に変えた。
蕎麦を打っていただけなのにもうくたくた。
明日も忙しいけど夜予約が無いので今日は自宅に帰ってミッキーを良い子、良い子する。
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藪椿の花

2007-01-27 08:19:50 | Weblog
朝は雨が降っていた。
除雪隊の朝食も少ないので食べれるようにしてからマキ婆を迎えにいった。
歩けば10分なのだけどたまにはと思い出かけた。
道路の温度計は2度で今の時期考えられない気温だ。
昨日とって来た猫柳もつぼみの鞘がとれ生まれたての子猫の尻尾みたいにちょこんと枝にしがみついている。
その隣に広井さんに取ってきてもらった藪椿の花が濃い緑の葉に囲まれて咲いている。
今山菜の天ぷらを頼まれるとふきのとうとせり、そして真紅の椿の花が揚げられ天ぷらに紫の色を添えている。
それを岩塩と天汁で提供する。
今日はたけさんの親父さんの49日の法要で予約をもらってある。
店を始めて右も左もわからないとき部落の会合や何かに付け店を盛り立ててくれた人だった。
母方の遠い親戚で昔母が良く雑魚すきを一緒にやったと教えてくれた。
それでほかの人とは違う特別の支持をしてくれたのだとわかった。
酒の好きな人でお斎には手持ちぶたさだからお前何か喋ってて時間をつぶせと言いつけられてあった。
好きなカジカ酒でも出してお世話になったことを話そうと思う。
そして法事が始まり急いでカジカを焼いた。
雨の土曜日なのにフリーの人たちがかなり来た。
人でもあったので難なくやれた。
蕎麦を打ってカジカ酒を造り挨拶に出た。
たけさんがはじめに紹介をしてくれたけどほとんど自分でもしゃべろうと思ってたことが多かった。
それで当初考えていた話は取りやめて仏様と僕の馴れ初めを話し、家の復興に人生を掛けた話を聞いていたので今日は仏様のことを考えていたら急に太い蕎麦を打たなくてはだめだという気持ちになった話をした。
仏様の人生のように太い力強い蕎麦を打ちました。
汁は仏様の仕事現場に近い山で採ったなめこを使いこれもまた蕎麦に負けない味にしましたと。
予想外の反響。
ほとんどのお客さんが目頭を押さえ仏様の思い出を思い出しているようだった。
孫娘が息子を抱っこして爺ちゃんの太い蕎麦は旨くて感動しましたとわざわざ調理室が見えるとこまで来て挨拶をしていった。
たけさんの奥さんはみんなすごく美味しかったけど天ぷらの海老シンジョと百合根の和え物が美味かったと言って、茶碗蒸しも蓋を取ったらとても感動したといって帰られた。
茶碗蒸しは三つ葉が間に合わなかったのでほかの本のパクリだった。
赤と黄色のパプリカを小さく型をそろえて切り、絹さやも一緒に火を通し型をそろえて出来上がった茶碗蒸しの上に載せくず餡を張っただけだったけど女性は宝石箱みたいに感じたのかもしれない。
百合根の和え地は何かしまりが無いように感じていたから溶き山葵を忍ばせておいたのだった。
夜は予約でいっぱいになったのでフリーの人たちに悪いと思ったが貸切にした。
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ピザ窯の煙突

2007-01-26 13:42:50 | Weblog
弱い冬型なのに冬でもなく早春でもないような空模様。
その原因は空の雲だ。
冬はいつも寒々とした灰色の厳しい雪雲に覆われているのにこのごろの雲は根性なしの若者のような感じ。
だんだん年をくって昔言われたせりふを今度は自分で使ってる。
ふわふわした雲の切れ目から朝日が射し、北堀駅に止まっている四両編成の電車のライトもこちらを向いている。
学生の頃はあの電車に乗って通っていたがまだいっぱいの人や客車だった。
ちょうど戦後に生まれた団塊の世代だった。
走り始めた電車を見ていると自分の人生のことが浮かんできた。
人に言ったら笑われるけど満足の人生だった。
切った張った貧乏、借金、それなりに楽しんできた。
家族には幸せを与えられなかったが周りの人たちに支えられ好き放題のことをやってきた。
朝ここまで書いたら無線の電波が途切れて消えてしまった。
今改めて書き直している。
出かけようとしたら鉄工所から煙突が届き、これから付けると言った。
熱が逃げるのがもったいなくて低くしておいたら吸い込みが弱く煙が漏れて建物が煤けたり煙くてしょうがないので一メートル高くし排出口も倍にしておいた。
後で見たらよく燃えるけど冷め易くなってしまった。
市場に行って魚を買っていたら突然と思うほどの青空に覆われた。
もう快晴。
このごろなんとなく充実しない。
青空もあまり感動が無いのは雪に向かいあい必死に取り組んでいないからだろう。何か簡単に青空が見えたりして変な罪悪感のような気持ちに覆われてるからだろう。
こんな簡単に冬を通過してしまったらいきなりそこらじゅうが春になってしまい小さな春を探す感動や楽しみがなくなってしまうのではと心配もきっと何処かにある。
お昼は塩ニシンが美味しそうだったから買い、昼定食に使った。
昼ごはんに食べたら美味しかったこと。
ケンコさんがピータンを持ってきてくれた。
家族は誰も食べないと言って。
綺麗で白く小さいと思ったが殻を剥いてがぶりとやったらすごく塩辛くてびっくりしているとそれはご飯のおかずよといわれた。
かもの卵を塩茹でして一ヶ月以上漬け込んだものらしい。
中国ではご飯のおかずらしい。
やはり昔から食べなれたものが美味しいのはどこの国の人も同じなのだなーと感じた。
広井さんに頼んでおいた猫柳は小さくて見ごたえがしないので使いあぐねていたら、2-3日前に堀之内橋を渡りながら川岸を見たら大きくなった猫柳が見えた。
これをとって使おうと新しい長靴を買ったから水漏れの心配が無いのと車の駐車場所が近くにある事が判り早速川岸に行って見た。
柳はしたたかだった。
暖冬で日差しもたまにあるから少しの葉を散らさずにいたのだった。
少しでも光合成をやろうと思っていたのだ。
でも葉の下に大きなつぼみがついていたので一抱え折ってきて二階の廊下にバケツに水を入れてさしておいた。
広井さんの猫柳を箸置きに出したが今日の人たちは花より団子のような元気いっぱいの人たちだった。
遠い人は浦佐駅が見えそうなところから来ていたので送った。
帰って車を降りると上弦の半月が霞んで出ていた。

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寒茸の胡麻酢味噌和え

2007-01-25 07:45:23 | Weblog
昨夜帰ろうかと外を見てみたら霙が雪になり良い降りになってきた。
朝食の米が研いでないのでとりに行ったら精米をしたのが無かった。
ついたり研いだりでまた遅くなってしまった。
消雪の水も出し準備万端整えて朝になったら積雪がなかった。
葬式の会場の注文を頂いたから忙しい。
昨日の久しぶりの胡麻豆腐も旨く作れて今日は乗っているぞと思ったのはつかの間、打ち合わせ以外のトラブル続出。
もらった名簿とお手伝いさんの持ってきた名簿が違う。
もう火葬場に行ってしまったので連絡がつかずいろいろの想定を考えて予備にもうひとつ似たような料理を用意した。
そんなことがあって寺参りの運転手を突然といっていいほど間際に頼まれていたので行く事にし寺の外で待っていたら住職に車を移動させてと言われた。
送っていった人の中に脳卒中の疑いのある病人が出て本堂に倒れてしまったとい
われた。
夕方8人ぐらいで和室をとっておけという予約がお昼の真っ最中に来た。
対応が悪いとのクレームが後できた。
忙しいときの対応やこちらの状況を旨く伝えるためのマニアルを整備しなければならない。
お客さんは店を選ぶけど僕たちもお客を選ぶと最悪のことまでを考えて営業に望んだ。
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百合根の緑和え

2007-01-24 14:10:32 | Weblog
昨日は珍しく酒を飲まないで寝た。
睡眠時間が長ければ快適な朝を迎えたのだがメニューのことで読みたい本がありそれを探していたらまた別の本を少しだけと思って見たら止められなくなって午前様になった。
目覚ましがなりもう少しとおきないでいたら15分も過ぎてしまった。
明日の葬儀と週末の予約に何か一品を変えようと考え、板長に言ったらふにゃふにゃはっきりしないのでじゃ俺が考えるといってしまった。
仏事が多いのでマルタニ青果に煮物の青味を買いにいき百合根を見つけた。
去年からあるので値切って安く買いたたかおうと思ったら先これは暮れのやつでまだ良いのだよと。
これは残念と思ったがさっと湯でふきのとうのソースを掛けて出そうと思った。
でもふきのとうが緑になる程無いので増量材のほうれん草の葉をすり身にして和えようと考え5ワ買った。
後のベースのソースは何にしようかと考えているうちに先ほどの緑のソースが黒ずんできた。
きっと空気に触れた酵素が働きだしたのかもしれない。
あわてて小西さんの作ったマヨネーズに入れて伸ばしてみた。
色は申し分なく塩味を足して出来上がったのに百合根と白舞茸を入れて試食してみた。サラダ油の脂臭さが少し気になったが旨いほうだった。
板長が休みなので胡麻豆腐も練った。
お昼は水曜日でざわざわとお客さんが来た。
三時にいつも来てくれる老人会の役員の宴会があった。
各の代表だから送りは堀の内町じゅういかなければならない。
今回明るい内に出て近くの人を下ろし始めようとしたら、俺は最後に降りるからが続きなかなか降りようとしない。街に飲みに行くからといってなかなか降りず、店まで送ろうかと言うとそこまでしなくたってと妙に上機嫌んになり顔を赤らめて子供みたい。
結局店の近くに下りた。
今頃口紅お化けの爺殺しに鼻の下を伸ばし拉致されてるよ。
上稲倉でみんながションベンマッチョといきなり外来語見たいな言葉を使い出した。
みんな降りて傘地蔵。
さすがにそこまで一時間四十分、頭は朦朧、自分も仲間入りマッチョ。
最後は玄関を開けて宅配。
今まで店を盛り立ててくれた愛しき人達、おかげで今の魚野川があるのだ。
だうもあるがたうとよろけながらバスが走り去るまでサイドミラーの中に手を上げていた。
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冬の雨

2007-01-23 08:18:29 | Weblog
起きたら雨の音だった。
昨日あまり疲れたので娘の様子を見に行き、ドライブの真似事をして自宅で昼寝をした。
どうもお昼にしめさばを食べたのと冷えすぎが原因の体調不良に疲れが重なったようだ。
店から電話でパトカーが店の近くに潜んでるから暇なのとどこかで酒を飲んでいれば気をつけるようにという話であった。
酔払い運転はよほど生命の危機とか人道上の問題が発生しなければ絶対しないけど。
その後店の帰りにつり吉がやっていたのでビールを飲んで自宅に帰った。
昼寝と早く寝たので調子がいい。
店で朝食を食べていたらくもの隙間から青空が見えた。
それが東に移動したらちょうど朝日が昇り雲の間よりいく筋の朝日が道のように輝いて宗教画の一こまのようだ。
そのとき柏崎の小宮さんから電話が鳴りさばが安いよ、ヤリイカガ良いのが2200円であるよと言ってきた。
みんな買ってきてくれと頼んだ。
魚市場に行き鱈と殻付ホタテ、クロカワマグロ、小ヤリイカ、など買い、八百屋市場にトマトと卵、せり、イチゴにメロンを買って帰ろうとしたら大根のせりをやっていた。
この前まで千円以上していたのに暖冬の影響で出来過ぎ、だぶついていたらしく一箱200円以上の値をつける人がいなかった。
この前切った大根をいっぱい買ったけどこの大根は切ったのと違って良い物である。
少し日が経っていたが今の時期は問題がなかった。
また雪の中に入れておけばいいと思い買ってしまった。
隣はB品で買い手がなかった。
市場も困って覗いた僕にみんな押し付けてしまった。
昼定食はやりイカの刺身と塩さば焼き。
やはり一般客は来なかった。
そのうちお葬式の料理の予約が来た。
明日は年配の人たちの宴会があるのでいす席に作り直した。
なんだかんだで一時間半もかかってしまいくたくたになった。
あさってが葬儀だったのでいす席はそのままにしておいて次も法事がいす席なのでそのままにする。
小千谷の一組が囲炉裏のお客。
京都から来るお客さんも混じり盛り上がっていた。
お昼過ぎにせりのパスタを作った。
三つ葉のクローバが土手にきれいな緑になっていたので緑の増量材として使った。
癖がなくはっきりした緑でよかった。
それを囲炉裏の人にぺペロンチーノにしてだしら皆さん感動していた。
三つ葉のクローバーも入ってますとうっかり言ってしまったら、皆さん手が一瞬止まった。
蝦夷ジカの解体をやっていて肉の旨そうなとこを炭火で焼くように出した。
鹿肉は真空包装にして冷凍する。
一年使う分をキープしておくつもり。
夜は晴れ間が広がり上弦の三日月が出ていた。

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鰆の刺身

2007-01-22 07:59:34 | Weblog
明けの明星がまだ残っている自宅を出てトンネルを抜けると霧の世界になった。
すれ違う車のライトも苦にならないほど濃い。
街灯のオレンジ色も淡くかすんでいる。
朝食の片付けをやりながら東を見ていると霧の中に朧月のような朝日が昇ってきた。
はじめは白く輪郭だけだったのが高度が増すにつれて光は強くなり霧も白から桃色に近づいてきた。
霧に包まれているのは下界だけと見え、とび沢の高い峰の唐松が見え真上の空も青みがかって快晴の予感。
遠くの大沢川のせせらぎが朝日に光り輝いているのが薄くなった霧の向こうにある。
周りの霧は晴れ渡り堀之内や小出の方は5~60メートルの厚さの霧の布団がかかっているように見える。
車の列も朝日を浴びて輝きながら走っていく。
小宮さんに電話したら柏崎に昨日行ってたら釣り人が鰆の入れ食いだったと言っていた。
この前刺身にしてやったらあんなに美味いものはないと絶賛していて、今度買って来たら刺身にしてと頼まれていた。
海も凪いでいたのできっと漁港にはいっぱい鰆が上がっていると思い、今日暇だから刺身に造るよと言った。
じゃこれからまだ間に合うから行って見ると出かけていった。
柏崎から鮮度の良い魚が来るから市場に行かなかった。
月曜日はいつも忙しかったが今日は暇だった。
グルナビがセールスの電話を掛けてきたので載せることにして、その原稿の準備でまず店の写真や料理の写真をPCから選んだりしていた。

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