おれはここで生きている

■味乃家 魚野川■新潟県魚沼市下島70-1 定休日 水曜日
死ぬまで生きる のらりくらりのなんでもありのガクさん

カキ採り休業

2006-07-31 19:23:27 | Weblog
今まであまり外に出たくなかったような気がしてた。
災害のショックと新装開店が重なったのと、
店の運営が心配で中々外で遊ぶと言う気になれなかったのだ。
朝から夜までこんを詰めて一生懸命にやっても、
過労や病気になってしまえばどうしょうもないなーとこの頃思えるようになってきた。
言い訳かもしれないけど疲れたと思ったら休む事にして、
海にカキ採りにいった。
先生はキンちゃん夫婦。
良い穴場に連れて行ってもらったが、濁っていて潜れなかった。
生息場所さえ判れば簡単のことだ。
澄んだ所を見つけ、潜ってみると一杯カキが張り付いていた。
バールではがして浮きに付けた玉葱の袋にどんどん入れた。
なれないのでカキのみが出てしまうのもかなりあったけど泳ぎながら何個か食べた。
金ちゃんの奥さんにもやったら、これ以上はいらない、
酒でも有れば話は別だけどと陸の上で囃子たててた。
潜りながらビールでもあれば美味しいのにと思った。
板さんも一緒にいたので、夢中でやってたらキンちゃんはやめてしまった。
いっぱい採ったので止めたのかと思ったら寒くてやめたのだった。
叉言われた、アンタら寒くないのと言うので、
二人とも親譲りのウエットスーツを付けているから大丈夫と先言ってしまった。
僕たちは先出発した。
夕方いっぱい呑むかと言う案もあった。
帰りの道は山の中を通るルートを選んだ。
斜面に山百合が咲き、黄色い月見草も咲き出した。
一昨日はなかった黄色初咲きの花だ。
芙蓉の花が咲き出した。
布か色紙で作った大きくゆったりした花に似ている。
夏休みの和南津小学校に咲いていた。
朝ラジオ体操に行って横に首をかしげる時目に入る、反対は神社だった。
男でもそんな感覚の服も売っていていいのになーと、
たまに女性の靴やバッグを見るたびに思う。
なぜ茶色と黒なんだと。
話がずれたけどキンちゃんが来ない。
携帯に何度も掛けるけど繋がらなかった。
どうしたんだろうと思っていたら自宅からの電話であった。
分かれた後堤防に行き、歩いていてひっくり返り頭を打ち動けなくなったらしい。
携帯も水の中に落ちた。
手足がしびれたり変な感覚になったら、
すぐ救急車を呼ぶんだよと言って電話を切った。
夜の飲み会は無し。
一人豊かに夕食を楽しんだ。


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新築祝い

2006-07-30 16:47:03 | Weblog
久しぶりの良い天気、梅雨が明けたかと思って天気図を見たらまだ前線が残っていた。
北の高気圧に覆われてさわやかな暑さだけど、梅雨寒になれたのでかなり暑く感じる。
日曜日なのに店の横の耕地整理のブルトーザーは朝から一生懸命だ。
明日は突然休んでしまった。
かなりヤバイ。
まだ雨が続くと思ったのに晴れるとお客さんが一杯来る。
山芋名人の山田さんが新築祝いをしてくれた。
普通二時間半ぐらいが宴会時間だけど、よほど盛り上がったのか三時間半も歌い続けた。
早く帰りたい人もいたけど山田さんは燃えていた。
おめでとうございます。
山ちゃんが友釣りに行ってきて、今日の獲物マスター食べてと、2匹の地鮎を持って来てくれた。
初物だ。
感動した。
お店も一杯来た。
他に予約が小さいのを入れて4つ、もう疲れたベロベロ左エ門。
蕎麦も8回打った。
夏の思いでもいくつも出た。
朴の葉にコシヒカリご飯に塩を振って、
海老の旨煮を小口に切り載せもう一つはホタテの旨煮を載せて、
もう一枚の朴葉を乗せて押しご飯にする。
其の上に金属平鍋に激震チャーシュウとエビシンジョ、
トマトチーズ、ベーコンポテトチーズを載せパプリカを添えて、
ピザ窯で焼いて提供する。
明日は店を休んで、娘と板長とキンちゃんでカキトリニ行く。
とった牡蠣は10日ぐらい冷蔵庫で持つ。
キンちゃんは200個ぐらい採るつもり。
若い男連中も行くと思ったら、其の話は触れずソート帰っていった。
板長も帰ろうとしたのでカキ採りはどうするのと言うと、ニヤニヤしながらじゃとと手を上げて帰った。
別の予定が有るのかなと思って酒を飲みながらキンちゃんの予定を聞いて週発時間を決めた。
すぐメールが来て何時出発と有った。
じゃ行くのなら一緒にと言う事になった。
この頃体重が増えたのは山菜取りなど山に行かなかったから、カロリーを減らさなかったのと、ストレス食いであった。
この前に三時間も潜り続けて、気管支炎になったけど体が少し柔らかく軽くなったような気がし、とっても楽しかった。

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甘草の花

2006-07-29 17:58:00 | Weblog
昨日のお客さんが来る前に星野さんとヤマメ釣りに行ったのがタタリ、
朝起きられなかった。
板長は何か川口祭りのオードブル用に魚を買ってきてといっていたけど、
たいした量でもないので、
あるものを工夫して作ることにした。
土曜日だけ交通量がが少なく、たいした来客も無かった。
これで一ヶ月梅雨空が続いた。
売り上げも20日過ぎぐらいから伸び始めると思っていたけど、それも無かった。
除雪隊が来る真冬の売り上げみたいだった。
それだからヤマメつりもできたのかな。
負け惜しみに暇の日も必要と無理やり考えて見たりした。
これからはこうゆう月も有るから心していかなければ。
相変わらずの梅雨空は八月一日頃から終わりになるらしい。
厚い雲と青空の争い見たいの混沌としたお天気。
窓の多い店からの風景はのどかな田園の眺め、
雲の変化が楽しく時間を忘れてしまいそうなお客さん。
続く30分の迷文もぶトンでしまった・・
予告・・ラーメン千日回峰・・酔っているから怖いものなし・・・僕の作る千杯の
らーめん
甘草の花が咲き出した天ぷらやおひたしにする。
朴の葉を取りに毎日行くとトラノオや山芋の花が咲いている。
山芋のハートの葉を山葵の台に使う。叉忙しい事を思い立ったので盛り付けの志保ちゃんに怒られそう。
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バルサミコ25年物

2006-07-28 22:41:20 | Weblog
一週間ぐらい前に輸入が得意の食材屋が来た。
2-3ヶ月前に安くて良いアンチョビの特用缶が有りますといって品物を持ってきた。
開けて味見を板長としたところ、とても魚野川で使えるような物ではなかった。
まずカタクチイワシの鮮度が悪く、その上に作業工程にかなりの手抜きが認められた。
早く言えば形だけ有れば何でもいい様な作りが見ただけで分かる代物だった。
当然雑臭はするしオイルもかなり安物である。
ほんとは黙っていようと思ったけれど、丁度気分もよく暇だったから他の注文も有ったので、
アンチョビの話まで行ってしまった。
あれは安いけど不味いよといったら、
殆どのシエフが太鼓判を押していると反論してきたので、
それはイタリア真似のコックの話だろうと、言ってしまった。
それでも納得できない見たいの顔をしているので、
現物とうちで使ってるアンチョビ缶を出して味見してもらった。
いろいろの発酵食品を食べて舌の肥え方が違ウ調理人が探し出したハイレベルのものだ。
比べてすぐ分かった。
凄く良い物ですと、言いながらさすが商売人、
味の分かるところで究極のバルサミコがあるんですけどと言った。
12年と25年で100ミリリットルで1万2千円と1万4千円もした。
七千円ぐらいのものは味見した事があったが、
さすがそのレベルまでは無かった。
七千円でも感激したのに、其の倍になるとどんなレベルになるんだろうとと思い、
是非味見をしてみたいと思ったが、
値段が値段だから考えていると、
見透れて良いものはひとたれ二垂れ使うだけで効果があるのでかえって徳ですよ。
良い物はほんの少しずつ使うので長持ちします。
叉買ってしまった。
それが今日送られた来た。
一垂れづつ出るようになっていて、味は芳醇濃厚な旨み、
日本の味の言葉で言えば、甘露で芳醇となる。
これを早速お客さんに出してみた。
デザートのチーズの味付けに。
8種類のチーズの中でブリーやクリームチーズに添えた。
それだけで喜んだわけではないけれど大喜びして帰った。
けれど一般客の宴会部門の落ち込みが凄い。
何とかしなければ。
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15人乗りマイクロバス注文

2006-07-27 11:00:30 | Weblog
お日様の威力は凄いもので、今日見たら緑がこくなっている。
昨日焼き鳥屋に晩酌に行ったら、入り口に提灯に釣られた油蝉がひっくり返っていた。
もう酔っ払ったのと、人差し指で触ったら声も出さずにもがいていた。
帰りはきっと蝉のご同輩になるのだろう。
久しぶりに元魚市場にいた信治さんに会った。
字は当て字でどうかくのかわから無いけど、懐かしかった。
年を聞いてみると同年であった。
前と顔つきが変わったなーと思っていたら、
本人がこの頃調子が悪くてと言って
医療機関に検査したけど異状もないしと悩んでいた。
前も魚市場を辞めたきっかけは、冷凍庫の係りをしていて体が冷え過ぎた為、
体調不良が原因だったらしい。
パット見て思いあったのが、男の更年期だったので、
ずばり言うわよと、言ってしまった。
酔っ払いの戯言、でも当たっているかも。
その後隣の人と盛り上がって何を話したか不明。
近所に農協の修理工場に行っている若い方がいた。
その人に頼んで車の見積もりを出してもらった。
始めは10人乗りのマイクロを買おうと思っていたけど、
15人乗りと20-30-万ぐらいの違いだったので、15人乗りを注文した。
310万だった。
一年掛けてやっとこれぐらい返したのに、叉元にもどってしまった。
天候不順とガソリン高でお客さんが少ない。
一時過ぎに星野さんと塩沢にヤマメ釣りにと思い電話するけど、
全然でないので山森先生に電話すると二人で寄付集めをしていた。
先生は取り付く暇も与えず断わった。
しょうがないので一人で行った。
この前アマガエルが好評だったので、ソノ餌にして釣って見た。
今日はあたりが無いのでミミズにしたところはやの入れ食いになった。
場所を変えて仕掛けを入れたところミミズが大きすぎたのか餌を盗られてしまった。
どうせ子やまめの仕業と思い半分のミミズにしたところ、
今まで感じたことがないような引きで大物が仕掛けに掛かった。
0.4号のはリスだったけど、
その時は一番高い糸だったから少しの余裕があり、
やり取りをして弱らせたが、足場が高くて釣り上れないので、
川沿いに止めていた車のところまで30-40メーター釣り下り、
玉網を取ってやっと釣った。
釣たら胸がどきどき足がガクガクであった。
ソノ後虹鱒やヤマメを釣って帰った。
帰ると星野夫妻が来ていた。
獲物を見せると急に不機嫌になった。
目の前で測って驚いた。
今までヤマメは32センチが最高だったが、今日は33.5センチある。
祝い・・・・記録樹立。
ホームページに写真を出しておいた。
今日のお客さんは長岡だった。
送迎が大変。
120キロ走った。
大喜びで叉来てくれるらしい。
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晴れのち雨

2006-07-26 15:55:25 | Weblog
昨日は久しぶりの星空だった。
北斗七星や天の川が蛙と虫の鳴き声の中に輝いている。
とうとう今年はホタルを見なかった。
やはり地震で泥が流れてカワニナなどが被害を受けたのだろう。
雨と霧が晴れて久しぶりに周りの山々を見渡したら、
木の葉が少し黄色がかって丁度秋のお彼岸に近い色に似ていた。
赤とんぼが周りを飛んでいる。
予報を見たらジエット気流の蛇行がもたらした気象状況だったらしく、
だいぶ改善してきていると言っていた。
もう少しであの暑い夏がもどってくる。
昨日かった枝豆は倍ぐらい高かったけど、
凄く旨くてお客さんにほめられた。
黒崎茶豆だった。
晴れたら蕎麦が出始めた。
やはりお天気にならなければ駄目だなー。
板長が休みで予約が2つ。
昼ご飯を食べているともう雨が降ってきた。
短い晴れ間だった。関東のお客さんが多くて、
エゴを知らないから必ず質問されるらしい。
今日の予約の一組はいくらかかってもいいといわれてある。
こういうのはにがてだ。
仕方ないのであるのを全て出す戦法にする。
お客さんの顔ぶれを見た。
ほどほどに素人受けのものにした。
幹二さんの顔が立ったらしく、大喜びの幹二に比べてやられたと言う顔の仲間達だった。
なんか良かったのか悪かったのか?の一日であった。
マキ婆から頂いた余った胡瓜は塩漬けにして、
妹の手作り味噌を使って母に味噌漬けを作ってもらう。
除雪隊の長べいさん等は、これがあるとおかずは何にもいらないと喜ぶ。
僕もそうだ。
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銅鍋を注文

2006-07-25 14:59:52 | Weblog
今日は午後から雨が止む予報だから、
まだ雨が降ってる割に何か明るい希望があるような気分。
レギュラーが二人休みなのに、
2000円の昼そばの予約が、21人分注文があり他による大口の予約がある。
燕市の先生達だった。
蕎麦の定食にピザを付けてやった。
デザートもつけ女性が殆どなので大うけ。
今度来たら何を出したか分からないといけないのでメモをしておいた。
夜はテーブル席を和室に直して、宴会場を作った。
地下室に置いた畳を見たらカビだらけであった。
よく拭いて使い、宴会が終わった後に会の倉庫にしまった。
2時近くになって店を閉めた。
昼飯を食べ、仕込みに精を出した。
エゴが結構好評だったのでもう少し良い緑になるように銅鍋を頼んだ。
銅鍋で煮ると緑になるが嬉しくてエゴをいっぱい買って冷凍の準備をした。
この頃の焼物はピザの石ガマで焼いて出している。
生ウインナーとラム味噌漬け、トマトチーズ、ベーコンポテト、
などを金属製の皿にいれ焼く。
ピザ窯の煙がかすかなスモークにしてくれる。
これはよその店にできないことだと思う。
一回に12個入れることが出来、
焼きあがるのに1-2分だから結構早くできる。



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冷害

2006-07-24 19:26:50 | Weblog
太平洋高気圧が弱く、北からの冷たい空気が流れ込んでいる。
頭の上はいつも北の空気と南の空気が混ざり合いしっかりした雨雲に覆われ続けている。
降り続いた雨が霧になり、新道島の山の沢を登り叉雨雲になっていく。
窓から見る墨絵の世界はなかなかしっとりと落ち着いて、
気の合った仲間たちと昼酒でもすれば話も弾んで良いのにね。
お昼に予約が6人あった。
この前来てくれた社長が接待昼食に使ってくれた。
兄弟で同じような飲食店を近くでやっているのに魚野川を利用してくれるのだから責任重大だ。
この前はお客さんの前で蕎麦を打ったのが好評だった。
お昼で時間もあまり無いので時間を見ながら打ちたてを出した。
モロヘィアとみようがのおひたし、山芋と大葉サーモン和え、
岩もぞくとワラビの酢の物、紅鮭と大根の糀漬け、エゴ練、刺身、
若鮎とナマズの天ぷら、岩ガキのフライ、十割手打ち蕎麦、デザート
東京の親方から電話が来た。
いつもはアチイーよーと言うのが向こうも雨らしく、
雨はどうだいと来たので
降りっぱなしだよと言ったら、今年は冷害だな、
雨ばっかりじゃどうしょうもないからしばらく行かないよーと言った。
農作物の被害が出ているけど米は大丈夫だろうか。
この前海に行って無理をしたのがたたって咳が止まらなくなった、
少し風邪気味と疲れが出ている。
あまり忙しくないので本を読んだり昼寝をした。
夜に元気が出て叉飲みに行く。
今帰ってきたけど飲みに行かなかった方が良かったと、言う気分。
自分の悪いところが一杯見えて、そして金払って気使ってアホみたい。
何処か美味しくって安くて楽しいところ無いかな。

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土用丑の日

2006-07-23 15:28:44 | Weblog
日が長くなって宴会の始まりが遅くなったから、
最後の送迎係りは少しお疲れ。
日曜日で予約が一つも無い。
本当は6時に起きてラーメンスープを仕込み始めなければ、
開店時に美味しいラーメンを出せないのだけど目が覚めたのに起きれなかった。
予約もないし昨日のスープが残っているので、
もし早くラーメンを食べる人が来ればそれを出せばいいと考えてたせいもある。
7時過ぎに起きて外を見た。
一面に羊雲に覆われていた。
越後三山は夏の峰を着て、日本画の世界になっていた。
やがて雲が無くなり土用の厳しい日差しが戻って来た。
煮干が少しかび出したので、マキ婆に頼んで土用干してもらった。
お昼の始まりは早かったけど、皆海に行ったのかほどほどの来客であった。
席がゆったりして冷房が適当なのか、皆さんゆっくり食事していた。
僕がお客さんゆっくりすぎる、ラーメン屋は回転が早いけどねーと、いうと、
板長がそれが魚野川の魅力だからいいんじゃないのと言った。
確かに居心地がいいのはいいことだ。
普通は3時ごろになるとお客さんが切れるけど、今日はだらだらと来た。
昔高速が無かった頃のように海の帰りや山の帰りが食事に来た。
早めに閉めて川口温泉に行こうとしていたら星野夫妻が来ていけなくなった。

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手紙をオクレ

2006-07-22 23:40:13 | Weblog
お昼に法事と飲み会があった。
週末だからフリーのお客さんもかなり来た。
先輩が店を見に来てこの広さがいろいろの問題を出すだろうと、
言われた言葉がこの頃いろいろな形で見えてきた。
やはり宴会だけのお客さんのほうが手間も要らず仕込みも簡単だ。
経費が広さに比例している。
そんな事は前々から判ってた事だけど。
首領がエゴ草を持ってきた。
アワビも持って来たので買っておいた。
夜は宴会が2つ。
一つは自分と同じ年の人達の同級会だ。
地震の年、7月17日にも同級会をしてくれた。
なぜ日にちを覚えているかと言えば、夜宴会をやっている最中に洪水に
遭った。
あまり楽しそうに盛り上がっているので、地下室が水上がりしたと言えなかった。
帰るときに避難した品物が積んであったのを見て、ここんしょはなんしたんだい、
と聞く始末だった。
今年も来てくれて楽しそうだった。
その中にヒデオサンガいる。
災害に遭った後、僕に見舞いをくれた。
自分のうちも全壊し、なおかつ不況でリストラを受けて失業していた。
聞いたところだが、少し智恵オクレだったので会社も安い賃金で保険も掛けないで雇用していたらしい。
だいぶ皆さん酔っ払って、僕がいつもどおりバスで送っていった。
最後に一人の女性と僕を入れて3人だけになると、・・・スナックまで送ってくれと頼まれた。
失業しているのによっぱらってげんきがでていることがわかっているので、
今日は止めて今度僕と呑もうよ、よしそうするかと答えたので、
無いと思ったけど携帯あるーと聞いてみた。
ニコニコしながら無いすけ、手紙をくれ。
今住んでいる、住所は分からないよと、言うと前のうちに送れば良いやと、バスを降りていった。
彼の後ろに明かりの点いていない倉庫の2階の部屋が見えた。
必ず手紙を書こうと思った。
文面はこうだ。
げんき・・・いっしょにのみたいでんわください。
いつも会うと、ニコニコしていて純粋真面目で、僕たちがもち続けれなかった
優しい神の心を持っている。
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