売れるのはパンとピザ。
ところが気温が24度以上あって暑くなった。
暑いとピザもパンも売れない。
お昼に帰るけどどうだいと聞くとお客さんは全く来ないとスタッフの気落ちした声が響いた。
そうかと笑うしかなかった。
忙しくても暇でも疲れはおんなじ。
やることがいっぱいあるけどどれも中途半端になってる。
ナンを作って売ろうと提案した。
お客さんが子供たちに3食作るのが負担になってきてピザを買いに来たと言われた。
では連休中は総菜を売ろうと思た。
学食のスタッフに子供たちは何が好きと聞いたらお寿司と言われてしまった。
できないわけではないがどうもならない。
ガパオライスはがぐしょくで新学期からやるつもりで準備したからガパオだけでも買ってもらおうかと考えてる。
きっと家にはご飯があるだろうから。
溺れる者わらをもつかむだ。
この災難でもしかしたらチャンスが生まれるかもと当てのないことに逃避してる。
人が来ないので山菜も売れなかった。
寿司屋さんが定休日なので一緒に飲もうと誘った。
ほかの友人も一緒に。
三蜜だ、秘密、親密，蜂蜜。
ちょっと違うけど内緒でのんだ。
ウドの天ぷら屋筍の煮たもの、去年冷凍にしておいたモズク、クルマエビの残りの天ぷら。
今日は休みなのでガンガン飲んだ。
学食から戻ってきてまずやったことはテントを借りにいった。
魚沼市に聞いたらイベントがないのでいいよとのことだった。
駐車場に売店を作る予定で組み立てた。
弁当とおにぎりと山菜と、売れるものは何でも。
店はガラガラ、パンとピザは売れてて自分と休みのスタッフがとった山菜は予想に反して売れなかった。
ウドとイタドリのきんぴらも小さなカップで１００円で売った。
焼きそばとおにぎりは時間がなくて作れなかった。
地元の人だから山菜は売れないのかもしれない。
アグリがないから売れると思ったのに。
一日中バタバタやって夕方薪作り。
学食の準備もあってちょっとお疲れ気味。
石窯の灰で蕨のあく抜きをした。
これも売るつもりだったが手が回らなかった。
パン売りをしたら時間が足りなくなってきた。
時間は十分あると思ってたがもう4月月末。
ピザ窯の薪を作らないと在庫が減ってしまう。
昔は薪小屋が多くあるのが裕福のしるしの一つだったらしい。
ピザ窯の炎を見てると心休まる。
来客があったりしてほとんど仕事が進まなかった。
朝雨が降ってたがお昼過ぎから晴れてきた。
鳶沢のカラ松も芽吹きだした。
地震で斜めになってもまだ枯れないで頑張ってるカラ松は奇跡のカラ松と呼んでやろう。
立ち食いラーメンとカレーを食べたいとお客さんがやってきた。
今日も失敗から始まった。
市場の借り冷凍庫に食材を採りに行き、スーパーで買い物をした。
信濃川の朝の風景を楽しんで帰って財布を探したら見つからなかった。
スーパーまで戻ったがなかった。
スーパーの人に聞いたらないとのこと、よく探してみてと言われた。
車の助手席の長靴の中にあった。
冷凍庫に入るとき着た防寒具に載ってたのが滑り落ちたのだろう。
2往復で６０キロ走ってしまった。
急いで荷物を積んで走った。
まだ晴れ間が残ってたが越後側を振り返ったら雨雲が高い山の上を覆いだしていた。
なんでパトカーが２台もいるのだろうと思ったらガードレールに大破した車が、ほかに藪のくぼ地に潜んでいるような車もいた。
県境が封鎖されるのか検問をするのかそこまで考えが行ってた。
片道一時間半かかり,１４０キロ走らなくてはいけない。
店に戻ったらあまり忙しくなかったようだ。
おにぎりが残ってた。
夕飯と明日の朝食。
パンは野草パンの試食の残り。
お持ち帰り用ののぼりが届いた。
校歌がないかもしれないが突撃のみ。
お昼は食べないでたおれこむように寝た。
痩せるチャンスと思ったがまず食べよう。
ビールと長芋のおろしに木の芽と生卵ととんぶり。
石窯で鳥の岩塩焼き、生たまご乗せ。
卵を室温にしておくかポーチドエッグにするべきだ。
３年塩蔵南蛮を切って塩抜きして乗せた。
卵二個ではコレストロール取りすぎかな。
薬飲んでるからいいか。
明日から学食。
家に帰れない寮生たちのご飯作り。
８時までには寝たい。
昨日は疲れすぎて眠れなかった。
スタッフが朝5時頃来ますといった。
只見にパン売りに行くのと一緒に持っていくタケノコのおにぎりを作るために。
焼きそばも作ってもらった。
4時半に起きてご飯を炊いて朝シャワー。
田んぼの水たまりに空と朝日が映ってた。
ピザの生地を作って市場に行き、そばを打った。
大急ぎで只見に向かった。
絶景パン販売。
帰りにフキノトウを採ってたら料理長からさぼってるなの電話。
普段には程遠いがお客さんが来た。
焼きそばが残った。
焼きそばとビールが夕飯。
外に出ると星がきれいだ。
カエルの大合唱と北斗七星。
昔に戻ったような夜空、飛行機の後や点滅ライトが見えない。
明日も只見。
学食の準備もしなくては。
きっと夏が近づくと水害の時やったネバーネバーギブアｯﾌﾟ丼を合始めるだろう。
今はいくらでもお金が欲しい。
一円でもいいのだ。
そんな雰囲気。
リーマンショックの時はどこの世界のお話と思うぐらい落ち込みは少なかった。
今回は一番先影響がある職種になってしまった。
魚沼市もいろんな支援策を考えていてくれるが、自分たちの持ち帰り弁当を売り出すことにした。
安すぎと言われたが儲かるからと言って売れなくては意味がない。
今は絶好調。
何時はじめるだろう。
学食から帰ったら店長大事件が起きたと言われた。
何のことはないお客さんが多く来たのだ。
そのうちスタッフが日帰り温泉がないかと聞かれたらしい。
そしたら近くの別のお客さんがあんたらのように遠くから来るからみんな店を閉鎖しなければいけないと言い放ったらしい。
そのお客さんが帰ったらみんなで念入りに消毒した。
学食に行ってから店でパンや焼きそばを積んだ。
只見町のスーパーにパンを売りに行くため。
予報は悪かったが雨が降らなかったからドライブ気分。
新潟と福島の境に来て一休み。
道路は融雪剤がまかれて白くなってた。
除雪の後もあるからある程度の降雪でも通行できるのだとわかった。
トンネルを抜けて福島県、標高が高いので上は早春。
新雪が見える。
新年会の時通った只見線、ここは只見線の撮影ポイントの一つ。
電車が通るまで待っていられないので急いだ。
商品も品ぞろえがゆたか。
ユリワサビをお土産に買ってきた。
自分が食べるために。
パンが完売。
ありがたかった。
帰りを急いだ。
雨が雪に変わるからだ。
途中サルの群れに出会った。
何か蕾を食べているようだ。
やはり吹雪が始まってた。
フキノトウを採ったが手が冷たくてあまりとれなかった。
明日から山菜てんぷらに終わり初物のフキノトウが追加されるだろう。
週末も只見町に出かける。
店に戻ったらスタッフが誰もいなかった。
パン屋が留守番してた。
いつも売り切れるおにぎりが残ってたので夕飯にいただいた。
筍の触感が楽しめる。
今年は変な気候だ。
山桜の大木が満開。
里の桜は散ってしまったのに。
学食で作ったウドのみそ漬け。
これもおにぎりと一緒に。
妻が木の芽とアンニンゴを採って来た。
これが好物。
塩漬けしたのを刻んでチーズと一緒におにぎりにする。
雷注意報が出ていてこれから荒れるそうだ。
明日は只見町にパン売りに行く。
学食に材料を届けてからナンやピザも焼いていく。
ちょっと心配なのは寒気が入ってきて峠が雪に覆われそうなのだ。
最悪になったら会津坂下から新潟回りで帰るしかない。
途中で寝るかもしれないので寝袋も積んでいこう。
寿司屋さん家族が今日は店に行くよというので何にもつまみがないよと言った。
ピザや肉類はあるが宴会がないのででいまいちのつまみだ。
ウドを採りに行きついでにごまなとイワガラミを取りてんぷらにした。
塩を振ってある。
取り立て濃度のうまい事。
イタドリを炒めて地アユをたっぷり焼いた。
お昼は納豆を買いに行ってご飯にしたが〆にラーメンを食べた。
もうでぶでぶ。
学食は寮生たちの一部のご飯を作ってる。
閉鎖になったらスタッフの賃金を払うのが厳しい。
小さな家が買えるほどお金は用意したと告げてあったが終息がいつになるかわからない。
それでジョブをウオンと伝えたらもらえた。
僕を助けてくれるお客さんに9キロのびんちょう鮪を下げて調理室に。
刺身でもいいのだがやはり過熱して玉ねぎとトマトのマリネにした。
酢の買え置きが少なくてどっけなし。
いちぶを持ち帰り夕飯のつまみに。
もっとスパイシーにもっと春と魚沼をプラスしたかったが精神が付いていけない。
ヒラマサも１８本小さなのを買って明日はみそ漬け焼き魚。
明日は高校生たちに赤いかとウドの天ぷら。
ウド取りに行ったら先客にみな採られてあった。
残りを取って帰ろうとしたら人の声が聞こえた。
カメラを首から下げて山菜取りではないポーズに。
地元のおばちゃんは知らない顔の人とじろじろ。
それで写した３枚。
立ち食いが１つ。
いつもの方が食べてくれた。
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