葬儀の朝暗いうちからそば打ち、市場に行ってから学食に食材を届けに行った。
運が悪いことにスタッフの子供さんが発熱。
休むとのこと。
もしかしてあれかもと不安。
二人休むと現場はきつい。
でも葬儀は待ってくれない。
コロナで来れない兄弟に別れの言葉を送ってもらった。
妻は読めないと言って夫婦げんかの夜、じゃ俺が読むと叫んでた。
今日も告別式の経を上げていただいた。
業者のプログラムに乗るではなく手探り手作りの式で厳かに行われた。
子供や孫まで登場する弔事は妻の涙を誘い何度も何度も止まった。
最後に妻が看病してくれたお嫁さんに労いの言葉を添えてくれてますますラブリーに。
他の人達も飛び入りでやってくれた。
どんどん式が進むので予約時間前に火葬場に到着。
24時間すぎないとできないので待ってた。
いざ火葬という時に係がドライアイスは無いですよねと聞いてきた。
いやまだ残ってるでしょうと言うと爆発するといけないのでできませんという。
釘抜きありませんかと言うとあちらもパニックなのか事が進まない。
顔を覗く窓を開けたら厚いプラスチックがあった。
拳で叩いたら6発目で端が外れたので力を込めて引き抜いた。
そこからばーちゃんちょっとごめんと脇腹あたりのドライアイスを2個引き抜いた。
目が点になってる係にプラスチックは戻して良いのと聞くと我に返ってどうぞといやに従順、今までは上から目線的威圧があったのに。
ワイルドだろと言うと親族今度はこれーなの雰囲気。
無事終わってお骨を安置したら疲れて動けない状態。
お骨の前で仮眠。
夜のつまみはモロヘイヤとなめこと茗荷のおひたし。
板さん作ってと頼んだ一品。