○勝ち目のない状況
ノン・ボーダーラインの人のほとんどは、
ボーダーの人に 勝ち目のない状況に 追い込まれるように感じます。
これは 「全てあなたが悪い」 の バリエーションのひとつかもしれません。
他人を 勝ち目のない状況に追いやることで、 自分の正当性を確認するのです。
長い目で見れば、 人を遠ざけて、 自分を傷つけることになるのですが。
あるいは、 ボーダーの人は 解離を起こしているかもしれません。
極めて強い感情的ストレスのある人は、
自分の以前の言動を 思い出せないことがあります。
ボーダーの人は 自己に一貫性を欠いているため、
人を勝ち目のない状況に 追いやるように見えるのかもしれません。
ボーダーの人が 何かを欲しても、 あとになって 欲しいものは変わってしまいます。
しかし 羞恥心とスプリッティングが起こるため、
一貫性がないと 認めることはできません。
彼らは あなたのほうがおかしいとさえ 言うでしょう。
(次の記事に続く)
〔 「境界性パーソナリティ障害=BPD」 第2版 (星和書店) より〕