「境界に生きた心子」

境界性パーソナリティ障害の彼女と過ごした千変万化の日々を綴った、ノンフィクションのラブストーリー[星和書店・刊]

ボーダーラインの人の行動パターン (1)

2012年10月17日 21時40分04秒 | 「境界性パーソナリティ障害=BPD」より
 
○勝ち目のない状況

 ノン・ボーダーラインの人のほとんどは、

 ボーダーの人に 勝ち目のない状況に 追い込まれるように感じます。

 これは  「全てあなたが悪い」 の バリエーションのひとつかもしれません。

 他人を 勝ち目のない状況に追いやることで、 自分の正当性を確認するのです。

 長い目で見れば、 人を遠ざけて、 自分を傷つけることになるのですが。

 あるいは、 ボーダーの人は 解離を起こしているかもしれません。

 極めて強い感情的ストレスのある人は、

 自分の以前の言動を 思い出せないことがあります。

 ボーダーの人は 自己に一貫性を欠いているため、

 人を勝ち目のない状況に 追いやるように見えるのかもしれません。

 ボーダーの人が 何かを欲しても、 あとになって 欲しいものは変わってしまいます。

 しかし 羞恥心とスプリッティングが起こるため、

 一貫性がないと 認めることはできません。

 彼らは あなたのほうがおかしいとさえ 言うでしょう。

(次の記事に続く)

〔 「境界性パーソナリティ障害=BPD」 第2版 (星和書店) より〕
 
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