以下に示した思い込みの、 あなたはどれに当てはまるでしょうか。
○ 信念と事実
(間違った信念に対して、客観的な事実を記します。)
信念: 二人の間の問題は、 全て私の責任
事実: それぞれが 50%ずつの責任を負っている
信念: ボーダーの人の行動は、 全て私に関連している
事実: 彼らの行動は、 生物学と環境の組み合わせによる 複雑な障害の結果
信念: 私には、 ボーダーの人の問題を 解決する責任がある
私がやらなければ、 他に誰もやろうとはしない
事実: ボーダーの人の人生を 引き受けようとすることは、
彼らには 自分の面倒を見る能力が ないと伝えているようなもの
自分自身に焦点を当てることで、 あなたは関係を変える 機会を無にしている
信念: ボーダーの人に、 私が正しいことを分かってもらえれば、 問題は解決する
事実: あなたにどれだけ説得力があっても、 相手を思い止まらせることはできない
信念: 彼らの非難が 間違っていると証明できれば、 彼らは私を信用してくれる
事実: 信頼の欠如は、 BPDの証
あなたの行動には 何の関係もない
信念: 誰かを本当に愛しているなら、 その人の虐待にも耐えるべき
事実: 自分を愛しているなら、 他人に あなたを虐待させるべきではない
信念: BPDはどうにもならない
だから彼らに 行動の責任を持たせるべきでない
事実: 手助けがあれば、 行動をコントロールできるようになる
信念: 境界を設けることは、 ボーダーの人を傷つける
事実: 境界を設けることは、 あらゆる関係にとって不可欠
信念: 何かをしてうまくいかなくても、 うまくいくまで諦めるべきでない
事実: うまくいかなかったことから学び、 新しいことを試してみる
信念: 常に愛情, 理解, 支持, 無条件の受容を 提供しなければならない
事実: その人を愛し、 受け入れることと、
その人の行動を 受け入れることは異なる
不健全な行動を受け入れることは、 それを助長し、 苦しみを永続させる
〔 「境界性パーソナリティ障害=BPD」 第2版 (星和書店) より〕