「境界に生きた心子」

境界性パーソナリティ障害の彼女と過ごした千変万化の日々を綴った、ノンフィクションのラブストーリー[星和書店・刊]

ノン・ボーダーラインの人に 共通する思考パターン

2012年10月22日 19時39分45秒 | 「境界性パーソナリティ障害=BPD」より

 以下に示した思い込みの、 あなたはどれに当てはまるでしょうか。

○ 信念と事実

(間違った信念に対して、客観的な事実を記します。)

信念: 二人の間の問題は、 全て私の責任

事実: それぞれが 50%ずつの責任を負っている

信念: ボーダーの人の行動は、 全て私に関連している

事実: 彼らの行動は、 生物学と環境の組み合わせによる 複雑な障害の結果

信念: 私には、 ボーダーの人の問題を 解決する責任がある

    私がやらなければ、 他に誰もやろうとはしない

事実: ボーダーの人の人生を 引き受けようとすることは、

    彼らには 自分の面倒を見る能力が ないと伝えているようなもの

    自分自身に焦点を当てることで、 あなたは関係を変える 機会を無にしている

信念: ボーダーの人に、 私が正しいことを分かってもらえれば、 問題は解決する

事実: あなたにどれだけ説得力があっても、 相手を思い止まらせることはできない

信念: 彼らの非難が 間違っていると証明できれば、 彼らは私を信用してくれる

事実: 信頼の欠如は、 BPDの証

    あなたの行動には 何の関係もない

信念: 誰かを本当に愛しているなら、 その人の虐待にも耐えるべき

事実: 自分を愛しているなら、 他人に あなたを虐待させるべきではない

信念: BPDはどうにもならない

    だから彼らに 行動の責任を持たせるべきでない

事実: 手助けがあれば、 行動をコントロールできるようになる

信念: 境界を設けることは、 ボーダーの人を傷つける

事実: 境界を設けることは、 あらゆる関係にとって不可欠

信念: 何かをしてうまくいかなくても、 うまくいくまで諦めるべきでない

事実: うまくいかなかったことから学び、 新しいことを試してみる

信念: 常に愛情, 理解, 支持, 無条件の受容を 提供しなければならない

事実: その人を愛し、 受け入れることと、

    その人の行動を 受け入れることは異なる

    不健全な行動を受け入れることは、 それを助長し、 苦しみを永続させる

〔 「境界性パーソナリティ障害=BPD」 第2版 (星和書店) より〕
 
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