「境界に生きた心子」

境界性パーソナリティ障害の彼女と過ごした千変万化の日々を綴った、ノンフィクションのラブストーリー[星和書店・刊]

ボーダーの人の行動に対する ノン・ボーダーラインの人の反応 (2)

2012年10月28日 18時44分29秒 | 「境界性パーソナリティ障害=BPD」より
 
(前の記事からの続き)

○ 罪悪感と羞恥心

 繰り返しの非難には 洗脳の効果があります。

 ノン・ボーダーラインの人は、 問題の原因は 自分にあると思い込むようになります。

 子供にそのようなことが起こると、 とても大きなダメージになります。

 子供は親を非難したり、 疑問を持つ能力がないからです。

 ボーダーの人の親もまた、 自分をひどい親だと 思い込んでしまいます。

 自分を非難し、 自分の過ちを見つけ出そうと 躍起になる人もいます。

 生物学的問題が原因ということになっても、

 親は子供の生物学的遺伝に 責任を感じてしまうのです。

○ 不健全な習慣を身につけること

 過度の飲酒, 過食, 物質乱用などは、 一般的によく見られるものです。

 これらがより習慣的となり、 根深いものになるにつれ、

 状況はさらに複雑なものになります。


○ 過覚醒と身体疾患

 ノン・ボーダーラインの人は、  「警戒している」 状態にいます。

 それには、 身体的にも心理的にも 高い覚醒状態が必要で、

 ストレスへの抵抗力が 失われる可能性があります。

 頭痛, 腫瘍, 高血圧 その他の病気が現れるかもしれません。

(次の記事に続く)

〔 「境界性パーソナリティ障害=BPD」 第2版 (星和書店) より〕
 
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