(前の記事からの続き)
○ 罪悪感と羞恥心
繰り返しの非難には 洗脳の効果があります。
ノン・ボーダーラインの人は、 問題の原因は 自分にあると思い込むようになります。
子供にそのようなことが起こると、 とても大きなダメージになります。
子供は親を非難したり、 疑問を持つ能力がないからです。
ボーダーの人の親もまた、 自分をひどい親だと 思い込んでしまいます。
自分を非難し、 自分の過ちを見つけ出そうと 躍起になる人もいます。
生物学的問題が原因ということになっても、
親は子供の生物学的遺伝に 責任を感じてしまうのです。
○ 不健全な習慣を身につけること
過度の飲酒, 過食, 物質乱用などは、 一般的によく見られるものです。
これらがより習慣的となり、 根深いものになるにつれ、
状況はさらに複雑なものになります。
○ 過覚醒と身体疾患
ノン・ボーダーラインの人は、 「警戒している」 状態にいます。
それには、 身体的にも心理的にも 高い覚醒状態が必要で、
ストレスへの抵抗力が 失われる可能性があります。
頭痛, 腫瘍, 高血圧 その他の病気が現れるかもしれません。
(次の記事に続く)
〔 「境界性パーソナリティ障害=BPD」 第2版 (星和書店) より〕