○ BPの面倒を見ることで、 あなたの恐怖の面倒を見る
家族は BPの人生を引き受けて、 コントロールしようとしてしまいます。
そうしないと 何が起こるかと恐れているので、
BPと同時に 自分の恐怖の 面倒を見ているのです。
それは いつまでもBPを管理することになり、
BPの無力感を強化してしまうでしょう。
あなたの不安は 決して緩和されないのです。
不安を手放して、 大惨事は起こらないのだと 脳に学習させることです。
最も賢明な心で、
BPが緊急の危機に瀕していると 信じるならば、 脅威は存在しています。
その時は介入し、 BPが生きるために 必要なことをしましょう。
問題は、 これが あなたの不安を強化してしまうことです。
○ 恐怖と罪責感の循環
BPの人生をコントロールするのを やめようとするとき、
恐怖と罪責感は 循環し始めます。
BPを世話をやめたときの 不安があるので、 安堵できません。
そして 世話を本当にやめたとき、
BPは感情的リアクションをし、 あなたの罪責感が姿を現します。
あなたは 感情的リアクションを恐れて、 夜中の電話に出ます。
自分が 危機的行動を強化しているのではないかと 恐れます。
そして循環が持続します。
私たちが、 BPは余りに脆いと 見なすので、 循環が続くのです。
罪責感と同じで、 世話をする衝動に 屈しないことが大切です。
苦悩に耐えるスキルを 使いましょう。
〔参照:http://blogs.yahoo.co.jp/geg07531/64967178.html 〕
〔「境界性パーソナリティ障害をもつ人と良い関係を築くコツ」
(星和書店) 〈シャーリ・Y・マニング著〉 より〕
[星和書店の許可のうえ掲載]