悲嘆の抑制を 治療することはできないでしょう。
承認こそ最善の策です。
o BPの感情を承認する
BPが感じているに違いない 感情を承認し、
その感情を経験するのが いかに苦しいかを承認しましょう。
極端な感情的リアクションは、
BPを ひとつの極から他方の極へと 押しやる可能性があります。
BPが 喪失に対処するのに必要な 悲しみを感じていないとしたら、
あなたは 自分自身の感情的リアクションを 穏やかにしなければなりません。
あなたがひどく悲しめば、 BPは衝動的なことをするかもしれません。
その一方で、 あなたが 本物の悲しみで反応しなければ、
BPの悲しみを承認しないことになるか、
衝動性と自己非承認の方向へ 動かしてしまうでしょう。
o 希望を生み出す
ふたつめにすべきことは、
BPが悲しみを乗り越えて 生き延びる希望を生み出すことです。
失われたものを認め、 BPの生活を再生する 解決策を提案することができます。
5つのステップのプロセスを 思い出してください。
http://blogs.yahoo.co.jp/geg07531/64876995.html
BPが感情を回避せずに 経験するのを手伝いましょう。
感情を経験しながら 想い出を語ってもらいましょう。
感情のシャットダウンを始めたら、 身体で何を感じているか 質問しましょう。
感情は身体感覚なのです。
感情を経験するには、
あなたの身体で感じていることを 自問し、 感覚に注意を払ってください。
(続く)
〔「境界性パーソナリティ障害をもつ人と良い関係を築くコツ」
(星和書店) 〈シャーリ・Y・マニング著〉 より〕
[星和書店の許可のうえ掲載]