「境界に生きた心子」

境界性パーソナリティ障害の彼女と過ごした千変万化の日々を綴った、ノンフィクションのラブストーリー[星和書店・刊]

悲嘆の抑制に関してすべきこと (1)

2016年01月16日 21時05分43秒 | 「BPDをもつ人と良い関係を築くコツ」
 
 悲嘆の抑制を 治療することはできないでしょう。
 
 承認こそ最善の策です。
 
o BPの感情を承認する
 
 BPが感じているに違いない 感情を承認し、
 
 その感情を経験するのが いかに苦しいかを承認しましょう。
 
 極端な感情的リアクションは、
 
 BPを ひとつの極から他方の極へと 押しやる可能性があります。
 
 BPが 喪失に対処するのに必要な 悲しみを感じていないとしたら、
 
 あなたは 自分自身の感情的リアクションを 穏やかにしなければなりません。
 
 あなたがひどく悲しめば、 BPは衝動的なことをするかもしれません。
 
 その一方で、 あなたが 本物の悲しみで反応しなければ、
 
 BPの悲しみを承認しないことになるか、
 
 衝動性と自己非承認の方向へ 動かしてしまうでしょう。
 
o 希望を生み出す
 
 ふたつめにすべきことは、
 
 BPが悲しみを乗り越えて 生き延びる希望を生み出すことです。
 
 失われたものを認め、 BPの生活を再生する 解決策を提案することができます。
 
 5つのステップのプロセスを 思い出してください。
 
http://blogs.yahoo.co.jp/geg07531/64876995.html
 
 BPが感情を回避せずに 経験するのを手伝いましょう。
 
 感情を経験しながら 想い出を語ってもらいましょう。
 
 感情のシャットダウンを始めたら、 身体で何を感じているか 質問しましょう。
 
 感情は身体感覚なのです。
 
 感情を経験するには、
 
 あなたの身体で感じていることを 自問し、 感覚に注意を払ってください。
 
(続く)
 
〔「境界性パーソナリティ障害をもつ人と良い関係を築くコツ」
 (星和書店) 〈シャーリ・Y・マニング著〉 より〕
 [星和書店の許可のうえ掲載]
 
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