次のステップは、 罪責感を手放すことです。
これは手ごわいプロセスです。
罪責感が妥当でも、 意図していなかったという事実は 重要です。
BPが 激しい感情的リアクションを示し、 あなたを非難したら、
それを承認してください。
そして、 自分は謝罪したのだと思い出し、
自分の感情を 手放す努力をしてください。
いつか、 BPがあなたを非難しても、 罪責感が削減されるでしょう。
BPは 家族が 「犯した過ち」 を 家族に話します。
それは非難めいたものになり、 非難される人は 不可避的に守勢に立ってしまいます。
しかし、 家族の感情調整ができて、 話し合いを持てば、 両者にとっての利益
-- BPにとっては承認、 家族にとっては罪責感の削減 -- は漠大なものです。
また、 BPのその非難が 否定されたり、 矮小化されたりすると、
感情と自殺傾向が増加してしまいます。
BPが言ったことを否定せず、 あなたがBPにしたことの 理由を説明してください。
それから、 BPが誤解して ひどく恐ろしかったに違いないと 承認してください。
BPは慰められ、 あなたは罪責感を持つのを 防げるでしょう。
※ 罪責感に効果的に対処する方法
1. 罪責感の原因になる行動を リストアップしましょう。
2. あなたのしたことが 価値観に反しているかどうか 確認しましょう。
3. 価値観に反しているなら、 それを具体的に描写しましょう。
4. あなたの行動がBPに与えた、 意図された結果と 意図されなかった結果を
リストアップしましょう。
5. 罪責感が妥当なら、 補償をしましょう。
6. BPが補償にリアクションするのを 認めましょう。
〔「境界性パーソナリティ障害をもつ人と良い関係を築くコツ」
(星和書店) 〈シャーリ・Y・マニング著〉 より〕
[星和書店の許可のうえ掲載]