「境界に生きた心子」

境界性パーソナリティ障害の彼女と過ごした千変万化の日々を綴った、ノンフィクションのラブストーリー[星和書店・刊]

年男

2016年01月06日 18時03分33秒 | Weblog
 
 今年は猿年で、 σ (^^;) 年男。
 
 とうとう還暦を迎えます。
 
 生まれ年の1956年以来の 丙申 (ひのえさる) で、 改革の年だそうです。
 
  「微力だけど、 無力じゃない」 という言葉を 自分に言い聞かせながら、
 
 そういう一年にしていけるよう 祈りたいと思います。
 
 
 
 上の猿の絵は、 26歳の時 同人誌に描いた
 
 「望猿」 というマンガの 表紙絵です。
 
 見果てぬ理想を夢想し、 堕落した 生まれ故郷の村を捨てて、
 
 真理を求める旅に発つ 猿の物語でした。
 
 様々な猿に出会い、 期待し、 失望し、 裏切られることを重ねていきます。
 
 やがて 愛する伴侶と結ばれ、 子供にも恵まれます。
 
 しかし 自らの夢を忘れることができず、
 
 そのために我が子を失い、 妻をも深く傷つけてしまうのです。
 
 そして再び妻子を捨て、 真理を追い求める 旅に出るのでした。
 
 生涯孤高な旅を続けますが、 遂に真理を得られず、 力尽きて息絶えていきます。
 
 彼の最期の言葉は、  「ぼくは…… 生きてきて良かった……」。
 
 自分自身、 そんな科白を口にすることができたらと 願っています。
 
 
 今年も 「境界に生きた心子」 を どうぞよろしくお願いいたします。
 
コメント
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