「境界に生きた心子」

境界性パーソナリティ障害の彼女と過ごした千変万化の日々を綴った、ノンフィクションのラブストーリー[星和書店・刊]

恐怖と共に生きる (2)

2016年01月27日 20時12分37秒 | 「BPDをもつ人と良い関係を築くコツ」
 
※ 休暇をとるか、 関係を終わらせる決断をする
 
1. 「プラス面 vs マイナス面」 の 比較表を作ってください。
 
   〔参照: http://blogs.yahoo.co.jp/geg07531/64893617.html 〕
 
   「休暇をとる vs 休暇をとらない」, 「休暇をとる vs 関係を終わらせる」,
 
   「関係を終結する vs 関係を終わらせない」
 
2. 休暇 あるいは 関係を終わらせることを 伝えてください。
 
   可能なら、 BPに 行動を変えるチャンスを 与えましょう。
 
   (もし○○が変わらなければ、 休暇をとらなければならない)
 
3. あなたにとって最善であり、 必ずしもBPにとって最善でないことを認め、
 
   伝えましょう。
 
4. 休暇をとる場合、 関係が改善する希望を 表現しましょう。
 
5. どのように休暇を終えるか 伝えましょう。
 
○ 恐怖から 効果的に振る舞えない
 
 私たちはしばしば、 恐怖から効果的でないことをします。
 
 自分が降伏しないと 何が起こるか分からないと 恐れるので、
 
 BPに盲従してしまいます。
 
 BPに従えば BPの感情を強化してしまうと 分かっていても、
 
 恐怖をどうすることもできません。
 
 必要なのは、
 
 強化しないこと (夜中の電話に出ないなど) を 繰り返し行なうことです。
 
 BPが破壊的行動をしてしまっても、 その結果に耐えなければならないのです。
 
 強化がなければ、 破壊的行動は 時間と共に減っていくはずです。
 
 そのたびに、 BPの恐怖は 少しずつ和らぐでしょう。
 
 問題行動も恐怖も 徐々に減っていくでしょう。
 
〔「境界性パーソナリティ障害をもつ人と良い関係を築くコツ」
 (星和書店) 〈シャーリ・Y・マニング著〉 より〕
 [星和書店の許可のうえ掲載]
 
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