「境界に生きた心子」

境界性パーソナリティ障害の彼女と過ごした千変万化の日々を綴った、ノンフィクションのラブストーリー[星和書店・刊]

15年目の祥月命日

2016年01月17日 19時45分34秒 | 心子、もろもろ
 
 今日は 心子の15年目の祥月命日でした。
 
 15年 …… 本当に早いです。
 
 十年一日のごとくにも 感じる一方、 歳月の流れと共に、
 
 心子との想い出の色々な場所が だんだんなくなったり、
 
 変化したりしてしまっているのも事実です。
 
 2年半前には、 心子と暮らした僕の部屋が 取り壊しにもなってしまいましたし。
 
 墓前で心子とお話をしてきたあと、 久しぶりに 心子の実家の場所へ行ってみました。
 
 心子のお兄さんやお母さんが 亡くなって、 しばらくして更地になっていましたが、
 
 今回見てみたら、 駐車場になっていました……。
 
 止むを得ないことではありますが、 やはり個人的には寂しく感じます。
 
 でもこうして 世は移ろっていくのですね
 
 心子が住んでいたマンションは、 今の僕の住まいの 比較的近くなので、
 
 ときたま行ってみることがあります。
 
 外観は全く当時のままですが、 今はどんな人が住んでいるのでしょう。
 
 ところで、  「境界に生きた心子」 を 読んでくれた読者の中に、
 
 毎年 心子の命日やその前日に、 メールを送ってくださる方がいます。
 
 会ったこともない心子の笑顔を いつもまぶたに浮かべ、 想いを寄せてくれています。
 
 (その人には、 心子の写真を メールで送らせてもらったことがあります。)
 
 いつまでも こんなに心に留めていてくれる 人がいて、 心子は幸せだと思います。
 
 それも 拙著で心子のことを 伝えることができたからでしょうか。
 
 やはり 心子の生きた証を 残すことができて良かったと思います。
 
コメント
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