BPDは 慈心, 情熱, 創造性, 感情に対して 驚くべき能力を持っています。
しかし調整能力の欠如で、 人生は混沌とし、 圧倒的な悲しみを感じているのです。
セラピーで良くなり始めるときに、
「人生を無駄にしてしまった」 と 悲嘆の余り、 自殺行動が出ることがあります。
これは家族にも反映されます。
あなたにできる最も重要なことは、 あなたの悲しみを観察して、 描写することです。
あなたの思考と感情を 識別しましょう。
感情に圧倒されないように、
感情を経験することと、 感情を手放すことの バランスを取りましょう。
「私は感情を手放す」 と 自分自身に言い聞かせます。
それから 他の何かに集中し、 気を紛らわせたり、 自分を慰めたりしましょう。
感情の経験を抑圧していると、 より強力になって戻ってきてしまいます。
実際に感情の中に 少しだけ入ってください。
身体のどこで感じているか 描写してください。
受容の技能を使って、 自分自身の感情を認めましょう。
〔参照: http://blogs.yahoo.co.jp/geg07531/64905992.html 〕
マインドフルネスや 内観, 瞑想の実践も有効です。
あなたの悲しみについて BPと話し合うかどうかは、
BPの許容力, あなた方の関係性, 話し合いの目的によります。
時としてBPは、 失望について話したがります。
もしあなたが 同じ感情を認識していると言えば、 非常に承認的になるでしょう。
一方でBPは、 その承認を、 あなたが自分と張り合っている と思ったり、
あなたさえもが その人を絶望的だと思っている と考えるかもしれません。
爆発の危険性のあることを伝えるには、 外部の支援や助けが有効です。
〔「境界性パーソナリティ障害をもつ人と良い関係を築くコツ」
(星和書店) 〈シャーリ・Y・マニング著〉 より〕
[星和書店の許可のうえ掲載]