ネタは降る星の如く

とりとめもなく、2匹の愛猫(黒・勘九郎と黒白・七之助)やレシピなど日々の暮らしのあれこれを呟くブログ

「エイブル ベーカー チャーリー」

2006-07-24 20:47:46 | 雑記
 かつて旅行業界にいたので、アルファベットを電話でスペルアウトする時、うっかり旅行業界で使っていた「エイブル ベーカー チャーリー」が出てしまうことがある。

A エイブル(Able) B ベーカー(Baker) C チャーリー(Charlie)
D ドッグ(Dog) E イージー(Easy) F フォックス(Fox)
G ジョージ(George) H ハウ(How) I アイテム(Item)
J ジャック(Jack) K キング(King) L ラブ(Love)
M マイク(Mike) N ナンシー(Nancy) O オーバー(Over)
P ピーター(Peter) Q クイーン(Queen) R ロジャー(Roger)
S シュガー(Sugar) T タイガー(Tiger) U アンクル(Uncle)
V ビクトリー(Victory) W ウイスキー(Whiskey) X エックスレイ(X-ray)
Y ヨーク(York) Z ゼブラ(Zebra)

 
 これは航空会社・旅行会社共通のフォネティック・コード(phonetic code、またはphonetic alphabet)だ。

 たとえば「hakubotan」を電話で相手に伝える時に「H for How, A for Able, K for King, U for Uncle, B for Baker, O for Over, T for Tiger, A for Able, N for Nancy」とスペルアウトして、綴りに間違いがないかを確かめるわけだ。

 この「エイブル ベーカー チャーリー」、調べてみたら第二次世界大戦の連合軍が使っていたフォネティックコードから来ているのだった(汗)。

Wikipedia: NATOフォネティックコード

戦後も、民間に戻った多くの元連合軍将兵は、民間航空勤務に戻っても慣習で「エイブル Able, ベーカー Baker」を使い続けた。

Able Baker Charlie Dog Easy Fox George How Item Jig King Love Mike Nan Oboe Peter Queen Roger Sugar Tare Uncle Victor William X-ray Yoke Zebra


 若干違いがあるが、やはり「エイブル ベーカー チャーリー」なのね。

 銀行業界では、国と都市の名前でスペルアウトしているらしい。

A/ アメリカ(America) B/ ボンベイ(Bombey) C/ チャイナ(China)
D/ デンマーク(Denmark) E/ イングランド(England) F/ フランス(France)
G/ ジャーマニー(Germany) H/ ホンコン(Hong Kong) I/ アイス(Ice)
J/ ジャパン(Japan) K/ カオルン(Kowloon) L/ ロンドン(London)
M/ メキシコ(Mexico) N/ ニューヨーク(New York) O/ オオサカ(Osaka)
P/ ペキン(Peking) Q/ クイーン(Queen) R/ ローマ(Rome)
S/ シャンハイ(Shanghai) T/ トウキョウ(Tokyo) U/ ユニオン(Union)
V/ ヴィクトリー(Victory) W/ ワシントン(Washington) X/ エックス‐レイ(X-ray)
Y/ ヨコハマ(Yokohama) Z/ ゼブラ(Zebra)


「K for Kowloon」というのが結構マイナー……香港の九龍ですね^^;。金融業界では九龍はメジャーなのかしら。

 自分は適当に「A for America, B for Beijing, C for Canada」と適当にやっていたのだが(汗)、調べたら標準的には欧文通話表というのがあるのだと知った。

Wikipedia-通話表

 次からは「A for Alpha, B for Bravo, C for Charlie」で行こう。

爆笑……マラドーナが送る番組「10番の夜」

2006-07-24 20:43:26 | 趣味
 爆笑もののネット番組紹介。

ジダン激白! マラドーナが真相に迫る!? アルゼンチン発 マラドーナ「10番の夜」#6
すっかり元気になったマラドーナは、早速世界を飛び回り、ロナウドにいちゃもんをつけ、ロナウジーニョにリフティングの極意を教え、挙げ句、レアル・マドリーの練習に行った折には「オレに監督をやらせろ!」とのたまうまで元気になりました。それでもエネルギーのあり余る彼は、何とアルゼンチンでテレビ番組を持つことになります。

その名も「10番の夜」。これまでメディアの前でもお構いなしの暴言を吐いてきたマラドーナをメインホストに起用するアルゼンチンテレビ局の勇気に脱帽します。番組はマラドーナが毎回豪華ゲストを呼んでトーク(おもにぶっちゃけ)、歌、ゲームに興じるというやや古くさい内容ですが、ゲストがホントに豪華! 第1回はなんと神様ペレ。これには驚きました。


自らの威光にものを言わせて次々と超大物を呼びつけるマラドーナの冠番組「10番の夜」。第6回のゲストは、「宇宙人」ジヌディーヌ・ジダン


さて、そのジダンがマラドーナの番組にゲストで出演するとくれば、当然そこは誰をも怖れないマラドーナの直球すぎるほどの質問で今回の一件を問い正してくれる、と期待しておりましたが、番組はワールドカップの数カ月前の収録であったため、頭突きの件は残念ながら話題に上りませんでした。


 残念ながらジダンがゲストの回は見られなかったが……アルゼンチン代表のダレッサンドロとソリンとリケルメがゲストの回を拝見。スペイン語をかじり、サッカーが好きで、アルゼンチンタンゴもちょっとかじった私には、マラドーナがタンゴ風にステップに乗って登場するノリだけで結構嬉しい(^^)。盛り上がりがやっぱりラテン系だ。こんなアルゼンチンの番組が見られるGyaoに感謝したい。

 私の拙いヒアリング力ではマラドーナのスペイン語の半分くらいしか聞き取れないのだが^_^;……歌と音楽あり、スポーツ選手とのトークあり、ゲストにはモデルとかコメディアンとか、日本の番組にはないバラエティぶりって感じ。そして、リケルメが歌劇『カルメン』の「闘牛士の歌」をバックに登場するベタな演出っぷりがラテン系らしくて笑える。

 しかも、ゲストのひとり(?)が、昔懐かしいトッポジージョだ(爆)。トッポジージョはイタリアのキャラクターだと思ってたんだけど、ちゃんとスペイン語しゃべってるよ(苦笑)。マラドーナとリケルメに話しかけてるよ。マラドーナとリケルメの前でヘディングを披露してるよ……お子さんも見られる番組だわ(爆)。

 私はあの伝説の5人抜きも「神の手」ゴールも含めてマラドーナのための大会であったかような86年メキシコW杯が自分のサッカー観戦歴の入り口だったから、それなりに「マラドーナって凄い」とは思っていたのだが……2001年の暮れから2002年の正月にかけてアルゼンチンのブエノスアイレスに旅行した時にはなお衰えないマラドーナ人気にびっくりしたものだ。街角の売店で、マラドーナのポスターとか絵葉書だとか、置いていないところはなかった。

 ちなみに、ちょうどアルゼンチンの国内リーグでブエノスアイレスに本拠地を置くリバープレートが優勝した夜は、なかなかのお祭りだった……マラドーナが活躍したボカ・ジュニアーズのライバルチームだったが。ま、それはそれで、別の話。

 スペイン語をブラッシュアップしようと思ったら「10番の夜」を見るに限る……かも(苦笑)。




痛み分け処分……うーん

2006-07-22 15:04:58 | 趣味
<ジダン>罰金70万円と3試合出場停止 FIFA処分
サッカー・ワールドカップ(W杯)ドイツ大会決勝で、フランスのジダンがイタリアのマテラッツィを頭突きし、退場になった問題で、国際サッカー連盟(FIFA)は20日、スイス・チューリヒの本部で規律委員会を開き、ジダンに罰金7500スイスフラン(約70万円)と国際試合出場停止3試合の処分を決めた。また侮辱的な発言で挑発したとして、マテラッツィにも、罰金5000スイスフラン(約47万円)と出場停止2試合の処分を下した。


 人種差別発言があったかどうかを巡って大きな問題となったため、マテラッツィがどういう発言をしたかということを明確にしないままに双方痛み分けとなった、この処分。

 イタリアファンだから言うわけではないですが、釈然としないものが残ります。

 侮辱発言を擁護はしませんが、ピッチ上で暴力をふるった選手と挑発する侮辱発言を行った選手に対する処分にあまり差がないというのは、どうなんでしょう。過去のワールドカップの試合では、暴力に走った側の選手こそ問題にされてきましたが、審判に対するもの以外は暴言はとがめられることがなかったので。

「挑発はゲームの一部」・英紙、マテラッツィ処分を批判
国際サッカー連盟(FIFA)が、ワールドカップ(W杯)ドイツ大会決勝でジダン(フランス)の頭突きを誘う侮辱的発言をしたマテラッツィ(イタリア)を処分したことに対し、21日付の英紙は「プロのゲームの一部として、挑発的発言は受け入れられてきた」(デーリー・メール紙)と批判的に報じた。


「ジダン処分軽すぎる」欧州各紙が批判
国際サッカー連盟(FIFA)から20日に下された前フランス代表MFジネディーヌ・ジダン氏(34)への処分に対し、フランスを除く21日付欧州各紙で「軽い」という論調が目立った。フランス紙は一様にジダン氏への処分は致し方なしと認める一方で、挑発した側のマテラッツィにも処分が下ったことを評価した。

 英国のタイムズは「頭突きは、侮辱より1090ポンド(約20万円)分だけしか悪くない」と罰金の差がほとんどないことを強調した。ドイツのビルトは「冗談のような判決」と、ジダン氏への処分の甘さを批判した。マテラッツィの地元イタリアのガゼッタ・デロ・スポルトは「ジダン対マテラッツィは3-2。ジダンの制裁が軽すぎる。イタリア中が怒る」と1面で報じた。


侮辱側も罰する異例の処分 ジダン問題でFIFA
 FIFAの規約では「身ぶりや言葉などで相手を侮辱した選手は最低2試合の出場停止。宗教や出自などの差別的発言は最低5試合の出場停止」と定めている。

 ところがプロの試合は上品には行われていないのが現実だ。侮辱発言は日常のように行われ、選手が使う言語によっては、ひわいな言葉が叫ばれる。「審判に向かって言ったのでなければ、たいていの暴言は見逃す。大事な試合で選手が背負うストレスは理解できるから」と公言する国際クラスの審判もいるほどだ。

 この処分によってFIFAは、侮辱や挑発が平然と行われている状態を改善しようという姿勢を見せたことになる。挑発行為をなくす抑止力にもなるだろう。

 だが、今後も同じような問題が起きたときにどうするのか、という新たな問題が生じる。


発言内容封印し幕引き 異例の処分は「前例」にも
マテラッツィはイタリア紙で事実上、ジダンの姉を侮辱したことを認めたが「日常的に誰でも言い合う悪口」だと説明している。サッカー界で言葉による挑発は枚挙にいとまがなく、ほとんどが見過ごされてきた。
 しかしFIFAは今回、世界一を決める試合で侮辱発言があった事実が広く知られたため、マテラッツィに異例の処分を科さざるを得なかった。今後、こうした発言を処分し続けることは現実的にも難しいが、これが前例となって侮辱発言に対する告発が相次ぎ、対応に苦慮する可能性もある。


 暴力と同じように暴言や侮辱の類もなくなる方がいいには違いないでしょう。しかし、ピッチ上での挑発や侮辱の発言を審判がすべて取り締まれるのかどうか……それを考えると、今後に大きな混乱の種を蒔いたような気がします。

運動オンチのイルカを育てる奥義

2006-07-21 20:53:44 | 時事
 自分が運動オンチなんで、とても心に残った。

<イルカ>運動音痴のラッキーに家族連れら声援 東京・品川

品川プリンスホテル(東京都港区高輪)エプソン品川アクアスタジアムの人気者、イルカのラッキー。運動が苦手なうえ、すぐにくじけてしまう彼を、ショーのメンバーに育てたのが、飼育担当の土屋祐(ゆう)さん(24)だ。「のんびり、無理せず、出来た時はほめる。心がけたのはそれだけ。だって、ラッキーは自分なりに頑張ってるんですから」


 鉄棒で逆上がりができない、跳び箱は一番低い段しか跳べない、駆けっこはクラスで一番遅いという運動オンチだった幼少の私は、そういう言葉をかけて欲しかったなぁ……。

昭和天皇発言メモ

2006-07-20 12:34:53 | 時事
 メモメモ。

昭和天皇「私はあれ以来参拝していない」 A級戦犯合祀

昭和天皇が死去前年の1988年、靖国神社にA級戦犯が合祀(ごうし)されたことについて、「私はあれ以来参拝していない それが私の心だ」などと発言したメモが残されていることが分かった。当時の富田朝彦宮内庁長官が発言をメモに記し、家族が保管していた。昭和天皇は靖国神社に戦後8回参拝。78年のA級戦犯合祀以降は一度も参拝していなかった。A級戦犯合祀後に昭和天皇が靖国参拝をしなかったことをめぐっては、合祀当時の側近が昭和天皇が不快感を抱いていた、と証言しており、今回のメモでその思いが裏付けられた格好だ。


昭和天皇、A級戦犯靖国合祀に不快感・元宮内庁長官が発言メモ
A級戦犯合祀で靖国参拝せず…昭和天皇の発言をメモに
<昭和天皇>A級戦犯の靖国合祀に不快感 元宮内庁長官メモ
昭和天皇、合祀に不快感 靖国のA級戦犯に触れ
参拝中止「私の心」=昭和天皇、靖国合祀に不快感-元宮内庁長官がメモ

 いいタイミングで報道されたと思う。

 やはり、A級戦犯が祀られていない戦争犠牲者の慰霊施設が必要だと強く思います。

ジダン 今日事情聴取

2006-07-20 12:34:02 | 趣味
ジダン頭突き問題、きょう処分決定=FIFA

サッカーのワールドカップ(W杯)ドイツ大会決勝で、フランスのMFジダンが頭突き行為で退場処分になった件で、国際サッカー連盟(FIFA)は20日、スイス・チューリヒのFIFA本部で規律委員会を開き、関係者の処分を決定する。


 この事件には気持ちがここまで引きずられてしまったので最後まで見届けたい。

ジダンとマテラッツィ直接対談はキャンセル

FIFA(国際サッカー協会)は20日に予定されていたジダン(34)とマテラッツィ(32)の直接の話し合いの場をキャンセルした。従ってこの日はジダンのみがFIFA調査委員会の事情聴取を受ける事になる。マテラッツィは既に14日に事情聴取を済ませており、FIFAは充分な判断材料が揃っているとの見解から当人同士の話し合いを避けた模様。


 賢明でしょう。今さら直接話し合ったところで解決にはならないでしょうから。

 イタリアでは不正事件の処分を受けてセリエBに降格したユベントスから主力選手の大放出が進んでいる。デルピエロとネドベドは残るのね……ブッフォンも残留の可能性が出てきたようだ。セリエBの試合、日本では放送されないかなぁ……
スカパー辺りなら可能性ありそうだけど、チューナー持ってない。

「日本、貧困層の割合が最も高い国の1つ」OECD報告

2006-07-20 12:33:24 | 時事
 小泉政権下で格差が広がっているという意識はあったのだが、こうして書かれるとなかなかにショッキング。

「日本、貧困層の割合が最も高い国の1つ」OECD報告

経済協力開発機構(OECD)は20日、日本の経済政策に対する提言をまとめた対日経済審査報告を発表した。「日本は貧困層の割合が最も高い国の一つになった」と経済格差の拡大に懸念を表明、企業が非正社員より正社員を増やしやすくする政策を打ち出すべきだと見解を示した。金融政策では日銀は当面は追加利上げをすべきではないと提言している。


「貧困層」比率先進国2位 OECDの対日審査報告

相対的貧困層の割合は先進国で2番目とし、「不平等の度合いが増している」と指摘。格差拡大は、所得が低い世帯の子どもたちの教育水準低下などを招く恐れがあると懸念を表明した。


 「一億総中流意識」なんて言われていた時代はすっかり過去のものになりましたなぁ……。


ジダン頭突き 余波

2006-07-18 21:25:50 | 雑記
 こちらはひっそりと呟いていたのだが、きっこさんのところではえらく盛り上がったんだなぁ。しばらく覗いてなかったので知らなかった。

ジダン頭突き 「きっこの日記」で激論

 自分の受け止め方はすでに複数の記事で書いているので繰り返さない。

 ジダンがFIFAで証言した時にまたコメントを書くだろうけど、今は静観。

同じラテン語文化圏でも微妙に違う

2006-07-15 10:48:19 | 趣味
 ジダン退場事件の背後にある言語文化の違いについて興味深い記事があった。

『ジダン暴走』の背景

 マテラッツィ選手が「テロリスト」と言ったとの報道もあったが、現段階では、「売春婦の兄弟(フラテロ・ディ・プッターナ)」と言ったのではないかと受け止められている。ジダン選手もフランスのテレビ局に出演し「母と姉に関する個人的な内容で、とても激しい言葉」「人間として許し難い言葉で傷つけるようなこと」「二度、三度と耳にした」と説明した。

 相手に「サノバビッチ(son of a bitch)」と罵倒(ばとう)する場面は英語小説にも頻繁に登場する。「クソ野郎」などと和訳されることが多い。

 信州大学OBで、フランス人ナレーター・DJのシリル・コピーニ氏は「売春婦の-」的な表現について「これにあたる日本語表現はないが、あえて言えば『おまえの母さんを、ぶっ殺すぞ』ぐらいでしょうか。フランスでも(階層などに関係なく)誰でも使う表現」と“慣用句”だという。だから「ジダン選手が頭突きまでしたのには、何か深い理由があるはずだ」と指摘する。

(中略)

 マテラッツィ選手の「一言」についてベルカンヌ氏は「フランスではめったなことでは口にしない、とても強い侮辱表現だ。英語のサノバビッチと同レベルと考えてはいけない。ましてや、母親や女兄弟への愛情が強いイスラム系の人々に言うべき言葉ではない」と言う。


 同じフランス人でも「(階層などに関係なく)誰にでも使う表現」「フランスではめったなことでは口にしない、とても強い侮辱表現」に意見が分かれている。

マテラッツィ、バカンスのため前倒し自白

 バカンスのため前倒しという事情はさて置いて。

FIFAが調査を行うことを発表した翌日、マテラッツィは自らFIFA本部に出向いて事情を説明した。一部報道によれば、文書を提出して姉を侮辱する発言をしたことを公式に認めた。また、その後の聞き取り調査では「姉妹を侮辱するような言い方をしてしまったが、イタリア人ならば普通に使う“売り言葉”で、ジダンの姉を特に意識して言ったわけではない。私は彼に姉がいるのかも知らなかった。あくまで、一般的な侮辱言葉だ」という内容のことを話したという。

 侮辱する言葉が含まれていたことは認めたが、イタリア人にとってはそれほど深刻でないイタリア語の言葉が、フランス人のジダンには深刻に聞こえた可能性を訴えた。


 同じラテン語文化圏でも、他民族国家となって民族差別的な表現に非常に敏感になっているフランスと、そこまで敏感ではないイタリアという違いが言葉に対する態度の違いに現れているような気がする。