朝顔

日々の見聞からトンガったことを探して、できるだけ丸く書いてみたいと思います。

ソーシャル・アクティビティ

2009-09-07 | 外国の風物
国際会議では、昼間の「真剣な」発表、提案、質問、討論、賛成・反対、記録、結論などの仕事をこなしつつ、夜はレセプションが開かれます。



 上の写真はこの会議での発表の一駒です。

研究者の国際会議では、仲間つくりやつれてきた若手を有力者に紹介することなど。こんなことがきっかけになって、研究協力が海を跨いで繋がっていきます。でも、基本は、give-and-takeですから、こちら側になにか先方にとって魅力あることを持っていることが必要。
 研究発表が主体の「学会」は、それでも言いぱなし、聞きぱなしが許されます。

 ビジネス会合では、なんらかの「合意」「進捗」「妥協」「宿題」をまとめることが、必須です。...なぜならば、参加者は、共通の会合目的達成のために、旅行費用と人件費(自分の給料)、準備のために費やした時間と費用等に見合う「成果」を持って帰らねばならないのですから。



実力者と知り合いになろうとか、コネを探すなど、結構この種の社交活動は大切です。
 夜のイベントで会話のきっかけを掴む伏線を昼間のセッションにて作っておくこと。例えば、厳しい質問や意表をついたコメントを発言し、コーヒーブレイクにて発表者に挨拶してその続きをコメントし、とどめとしてレセプションで近づいて会話するなどの方法があります。名刺も有用な手段です。かつては日本人ビジネス(と一部の米国ビジネスマン)の習慣でしたが、最近では皆さん持っています。
 多くの欧米(特に米国)の人々は、次に出会ったとき、必ず名前を呼びかけてきます。最初は、苗字(Mr.何とか)を。その次には、First Name (名前)を。
 ボクも若いときには、名前を覚える努力、あるいはアンチョコ(メモ)を書いておいて手の中に持っておく、などお小技を使いました。(以前はかなり成功しました)

 記憶力に自信がなくなり、今は、「なるようになる」方式をとっています。

 一緒に食べる、飲む、話すなど、人と人との関係を作るにはこんな状況がとても有効だと思います。

 主催者は、こんな社交イベントの意義をよく理解しているので、立食パーティ、お酒、余興などを準備します。

 今回は名物の「牛肉」と「アルゼンチン産ワイン」がたっぷり振舞われました。




そして、ラテン音楽。
 タンゴです。
 参加者の中から、このプロダンサーとパートナーを組んで踊った人がいました。
 この国際機関のトップ級の人です。イギリス人。教養というか、芸は身を助けるとかいいますが。なかなか上手でした。





 上の写真はプロダンサーです。
 
コメント
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