山科にある随心院は、六歌仙(ろっかせん)のうちで唯一、女流歌人「小野小町」の邸宅でした。六人の歌人は、紀貫之が「近き世にその名きこえたる人」として挙げた、各々の歌風を評価して選んだ和歌名人たちです。
小町の歌は百人一首にも選ばれています。
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深草少将は、小町に求愛し「私の元へ百日間通い続けたら結婚しよう」と聞かされて九十九夜通いましたが、最後は雪の降る日で雪に埋まり凍死してしまったといいます。その伝説は室町時代に世阿弥ら能作者が創作した能「百夜通い」のテーマとなりました。
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かえでの新緑がみごとでした。(5月2日)
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連休で好天候の日でしたが訪れるひとが少なく、ゆっくり拝観することができました。
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石楠花のピンクの大きな花と真っ赤なツツジが静かな中庭に咲き誇っていました。
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この寺院は、仏像を墨と毛筆で書き写す「写仏」でも知られたところです。
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花の色は移りにけりないたづらに我が身世にふるながめせし間に
– 『古今集』
小町の歌は百人一首にも選ばれています。
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深草少将は、小町に求愛し「私の元へ百日間通い続けたら結婚しよう」と聞かされて九十九夜通いましたが、最後は雪の降る日で雪に埋まり凍死してしまったといいます。その伝説は室町時代に世阿弥ら能作者が創作した能「百夜通い」のテーマとなりました。
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かえでの新緑がみごとでした。(5月2日)
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連休で好天候の日でしたが訪れるひとが少なく、ゆっくり拝観することができました。
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石楠花のピンクの大きな花と真っ赤なツツジが静かな中庭に咲き誇っていました。
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この寺院は、仏像を墨と毛筆で書き写す「写仏」でも知られたところです。
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花の色は移りにけりないたづらに我が身世にふるながめせし間に
– 『古今集』